2020/07/04

週末から低気圧が日本列島に接近し、雨風が強まり、春の嵐となったようです。
関東では、今年初の真夏日を記録したようで、4月なのに沖縄より暑くなったようです。
この春の嵐(低気圧の接近)によって、おとといぐらいから症状が強くなったり、具合が悪かった脳脊髄液減少症の方は、私以外にもいるのではないでしょうか?
私は久しぶりに頭痛もでました。低気圧が接近中していても、まだ晴れていたおとといの話です。
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春の嵐と脳脊髄液減少症の症状の悪化
脳脊髄液減少症の私は、気温が10度以上上下する時には、以前はかなり具合が悪くなって寝込んでいたりもしたのですが、脳脊髄液減少症の治療を重ねるごとに、気温の上下でも寝込むほどの症状はでなくなりました。
しかし、今回の低気圧の接近では、土日に症状が出て、少し困りました。急に体に力が入りにくくなったからです。歩行障害もやや感じました。私の場合、天気が崩れ、雨や雪、台風の当時よりも、それらの天気になる2~3日前、すなわち天気が崩れはじめるころなぜか症状が悪化しはじめます。
それは、以前の記事(「気温・気圧と歯の痛み」)にも書いたようなメカニズムかもしれません。
今回も、雨が降ったのは今日なのですが、今日、きのうはわりと動けましたが、土日は動けるものの、少し具合が悪かったのです。
昨夜から雨が降り出し、風も強まって春の嵐が起こり、なるほど週末の症状はこの低気圧の接近のせいだったのかと、今日になってその症状のわけがわかりました。
まるで、体で天気予報ができるようです。自律神経が気圧によって、うまく適応できないから症状がでるのでしょうか?
天気で症状がでるのは、喘息の人と似ている気がします。
単なる気象病・天気痛と脳脊髄液減少症の症状
脳脊髄液減少症の症状の気圧や急激な気温の上下などによる変化は、一見、健康は人にも起きることのある、単なる「気象病」単なる「天気痛」そっくりです。
そのため、単なる気象病、天気痛などと診断されている人たちの中に、脳脊髄液減少症によって、天気や気圧の変化で症状が悪化したり改善したりを繰り返している人も潜在していると思います。
第一、自分の症状と天気や気圧との関係性に気づける人がまず少ないと思います。
気象病も脳脊髄液減少症も、どちらも気づきにくい
よほど、天気と症状の記録でもとっている人でなければ、その関係性に気づくことはないと思います。
雨の日に体調が悪い、古傷が痛む、という関係性には気づけても、
症状が出てから2,3日後に天気が崩れるという自分の法則があったとしても、気づことは非常に難しいでしょう。患者自らが気づけなければ、そのことを医師に申告することもないでしょう。
すなわち、普通の健康な人であっても、気象病としての、気候と自分の症状との因果関係に気づくことが困難なのに、ましてや、その気象病のような症状の影に隠された、脳脊髄液減少症に気づくことなど、さらに困難だと私は思うのです。
おかしな症状が続く場合、原因不明の症状が出たり消えたりしている場合、ぜひ、自分の症状と、気圧や気温や、その時の気象、風、台風の有無、月経周期との関係など、メモをしておくといいと思います。
たとえ、脳脊髄液減少症でなくても、症状とのそれらの環境との因果関係がわかれば、なんらかの対処法も見つかるからです。
「単なる気象病」だと思っていたら、実は脳脊髄液減少症が隠れていた、ということを見逃さないためにも注意が必要だと思います。