2020/07/04

私は脳脊髄液減少症になって、汗がでにくくなりました。
今朝の「ゲンキの時間」で汗についての放送がありましたので、その内容と私の感想を書きたいと思います。
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いい汗、悪い汗
早稲田大学 人間科学学術院 体温・体液研究室 教授 永島 計 医学博士によると、玉のような汗のかき方は汗のかき方がじょうずではないのだそう。
いい汗
汗のかき方のうまい人は、見た目にはわからないほどうっすらと汗をかいて、玉汗がない。汗が皮膚の溝にそって均等に広がって肌がうっすら湿っている状態の汗がいい汗のかき方。
永島先生によると
汗は蒸発して身体の熱を奪うことではじめて体温調節の役にたつ。汗をかくのが上手な人はうっすらとまんべんなく汗をかくので短時間で汗が蒸発するので体温調節がうまくいく。
悪い汗
部分的に汗腺の機能が低下して汗がでなくなっていると、正常な汗腺から多く汗が出るため、大粒の汗になる。
粒状の汗はなかなか蒸発できず(体の)熱を奪えない、無効発汗に近い状態になる。そのため、体温調節ができず、体温が上がってしまう。
汗で体温調節ができる人とできない人の差
日ごろから運動習慣のある人は、いい汗をかけ、日ごろ運動習慣のない人は悪い汗のかき方をしていた。
汗の中に含まれるナトリウムの濃度を測定してみると、
運動しないAさんは45mEq/L だったのに対し、運動習慣のないBさんは93mEq/Lで、運動習慣のない人が2倍以上もナトリウムが汗で出ていた。
いい汗のかき方だと、通常ナトリウムは汗の導管で再吸収され、外にはあまり排出されない。
しかし、普段から汗をかいていないと、ナトリウムの導管での再吸収能力が低下し、体内のナトリウムが多く外に排出されてしまい、悪い汗になる。強い疲労感で動けなくなる。
汗腺復活法
①一週間に3日、20分程度の運動をする。
②汗をたくさんかけるものを食べる。(すっぱいもの、辛い物など)梅干しは、酸っぱさと塩分補給ができる一石二鳥の食べ物。
③発汗できるようなスポットに行く。(岩盤浴など)
梅ぼし専門店「うめ八」の商品の紹介、
・「坂東梅」 すっぱさ、しょっぱさ、甘さのバランスが良く、うめ八一番の人気商品
・「トマト梅」トマトジュースで漬けた梅干し、甘味が強くお茶請けやおやつに最適
・「梅肉エキス」青梅の果汁を絞って10時間以上煮詰めたもの
なぜ酸っぱいものでも汗がでるのか?
汗に詳しい五味常明先生によると、
辛いものを食べて汗が出るのを、味覚性発汗というが、からいもの以外でも発汗反応がでる。
平成10年、東京家政大学での実験で「塩味」「辛味」「苦味」「甘味」「酸味」で女子学生10名を対象に発汗反応の強弱を検証したところ、酸っぱいもので強い発汗反応を示した人が最も多かった。
発汗反応の強い順に、①酸味②苦味③辛味④塩味⑤甘味の順だった。
東京家政大学研究紀要 第39集「味覚刺激による自律神経機能の反応について(大3報)味覚性発汗について」より
五味先生によると
汗腺はどのような形でも発汗することで機能が高まってトレーニングになる。辛いものが苦手な人は、酸っぱいものでも発汗を鍛えられる。
そうです。
自宅でできる汗腺刺激トレーニング
洋服を着たまま、足と手さえ出せば自宅のお風呂でできる。
①自宅のお風呂に、43℃の熱めのお湯を、足首程度の深さまでためる。
②そこにふろ用いすを置いて、座り、両手両足をお湯に浸ける。
③うっすら汗をかくまでそのままお湯に浸ける。
毎日続けると2週間ほどで効果が出てくる。
味覚性の発汗で汗腺を刺激する
辛い物が苦手な人でも、梅やレモンで汗をかいても汗腺刺激になる。
梅干し専門店「うめ八」オススメ、梅しょう番茶のつくり方
①梅干しをオーブンで3~5分焼いて焼き梅干しを作る。
②ちゃわんに梅干しを一つ入れ、好みでおろししょうが、醤油を入れる。
②熱い番茶を注ぐ。
「うめ八」の梅肉エキス
梅醤番茶の効能
女子栄養大学短期大学部食物栄養学会 青木隆子 教授によると、
焼き梅干しは、血液サラサラ効果とダイエット効果
ショウガは、基礎代謝アップによる免疫力の向上、デトックス、美肌効果があるそうです。
番組内容の抜粋はここまでで、次からは私個人の感想です。
私の発汗対策
私は、梅しょう番茶はすでに知っていましたが、私はどちらかというと、塩昆布と梅をマグカップに入れ、その時間に応じて朝は熱い緑茶、夜は熱い番茶を注いで飲んでいました。
いちいち梅干しをオーブンで焼くなんて、面倒で続かない感じです。
醤油としょうがを入れ番茶を注ぐるのはあまり私の好みの味ではなかったからです。
こうした梅茶を飲むのは、に寒い時期が多いです。
夏は、どちらかというと、スイカやメロンに塩かけて食べたり、酸っぱい梅ジュースを飲んだり、クエン酸サプリを摂ったりすることで、塩分や酸っぱい物を摂ることが多く、梅しょう番茶はほとんど飲まないです。
私の汗腺刺激法は、有酸素運動です。
脳脊髄液減少症で、汗が本当にでにくくなっていた私は、治療後でもなかなか汗が出る体が戻りませんでした。しかし、有酸素運動を続けるうちに、すぐ汗がでる体になってきました。
これは本当にびっくりしました。まさか私の身体から流れるような汗がでるなんて長い間経験していなかったからです。運動をしてもすぐには汗がかけませんでした。
じっとしていただけでは、私の自律神経の機能は汗をかけるまでに回復しなかったと思います。
私個人の体験としては、脳脊髄液減少症患者には、汗を出すトレーニングとして、岩盤浴はオススメしません。
脱水気味になり、症状が悪化する恐れがあるからです。
あと、自宅でお風呂に43℃のお湯を張ってする汗腺トレーニングもたぶん、めんどうでやらないと思います。
それなら、お風呂の時に、バスタブに座って、40℃ぐらいのお湯に、足のひざ下やひじから下を長めにつけて、その後全身を短時間温まって出る方法の方が続くと思いました。
あと、酸っぱいものは、最近ではすし酢を料理によく使います。
春から、酢の物、すし飯などで、酢をどんどん摂っていました。
酢を料理に使うだけでも体にも、発汗機能のトレーニングにもいいのではないか?と感じました。
とりあえず、この夏は、お風呂でできる汗腺トレーニングと酸っぱい物と、時々有酸素運動に取り組みたいと思います。
私流の寿司酢や梅を使ったいろいろなメニューで、酸っぱい物を上手に日常生活に取り入れて、汗腺機能も、食欲も衰えさせないよう、暑い夏を無事に乗り越えたいと思います。