2020/07/04
きょうのTBS「ひるおび」で“キレるドライバー(ロードレイジ)”についてが取り上げられていて、怒りを抑える方法とか、アンガーマネジメントに詳しいという田中伸明医師が説明していました。
交通事故鑑定ラプター所長 中島博史氏もお話されていました。
私は、アンガーマネジメントに詳しい医師でさえ、人間は髄液が漏れたままだと、「キレやすくなること」をご存知ないんだろうな、と思いながら見ていました。
sponsored link
ロード・レイジ 怒れる運転者の心理・特徴
筑波大学人間学群心理学類 湯川進太郎准教授によると、
・パワーやブランド力のある車に乗ることで、自分も強くなった気になる。
・車に乗っている時は相手の顔が見えないのでストレートに感情をぶつけやすい。
・運転することで緊張を強いられ、ストレスがたまっている状態
の3つの条件がそろい自分への妨害行為があると、人はカッとなって怒りが爆発する可能性がある。とのことでした。
湯川先生の本
田中伸明氏も「車を運転すると、興奮しやすくなり、攻撃性が高まる傾向がある。」とのこと。
車の色や大きさでも怒りは変わってくる。
ピンク色だと人は優しくなれる。自分と車を同一化するので自分より小さな車に何かされると頭にくる。
親会社の人は子会社の人に大きな態度を取ってしまうことと同じこと。
アンガーマネジメント
番組によると、アメリカ発祥のアンガーマネジメントは参考になりました。
田中伸明医師によると、どんな人でも「ロードレイジ(いかれる運転者)になる可能性があり、運転中に怒りを感じた時には、
・6秒がまんする。
・呼吸をゆっくりする。
・早めに運転をやめる。
の3つで、「自分の怒りをしっかりコントロールすることで、危険な運転は減る」そうです。
6秒がまんする
「人間の怒りの感情のピークは6秒間」ムカッときたら、6秒数えて違うことを考える。
呼吸をゆっりする
「4秒かけて息を吸い、8秒かけて息を吐く」
心が落ち着き怒りが収まる効果がある。
早めに運転をやめる
「高速道路ならパーキングへ、一般道ならコンビニなどで休憩」して気持ちをリセットする。
ガムを噛むとセロトニンが出て不安や怒りが抑えられる。
同じリズムの音を叩いたり、音楽を歌ったりすると落ち着く。
コンビニによったらトイレに行って、排尿をすると副交感神経優位になる。
交通事故鑑定ラプターの中島博史氏によると、
クラクションを鳴らすのは危険を知らせるため。抗議の意味で鳴らすのはトラブルの元。
挨拶のために短く鳴らすのは可。クラクションは音の長さによって受け取り方が違うという実験結果があり、0.1秒から0.3秒の短いクラクションは「挨拶」0.5秒は「警告」、1秒以上のクラクションは「怒り・攻撃」と受け取るという。
自分のパーソナルスペースを侵されたことにいら立ちを感じたり、自分の運転ペースを崩されることに怒りを感じる。
走行中、車にあおられた時の対処法
中島氏によると、
・けっしてあおり返さない。
・高速道路では右車線には逃げない。
・前に入られたら、路側帯側の左車線でできるだけ、前の車と車間距離を取って離れるように走行する。道路の外に逃げられる側。
どうしても道路上で相手に車を止められてしまった時は
・できるだけ左側・路肩に寄せて止まる。
・ドアをロックし、窓を閉める。
・相手が下りてきたら、110番通報し、110番通報したことを相手にもアピールする。
車はシェルターとして、自分を保護するものとして、車に閉じこもる。
出ていって反撃などしない。
運転中に売られたケンカを買うことに何のメリットもない。
私の意見
女性のコメンテーターも言っていましたが、湯川先生のおっしゃる「ロード・レイジ」の特徴の「パワーやブランド力のある車に乗ることで、自分も強くなった気になる。」というのは、男性的な思考で、女性にはあまり当てはまらないと感じました。
脳脊髄液漏出症が見逃され続けた人は脳がキレやすくなる
私は、いくら異常を医師に訴えても、「異常なし・気のせい」と言われていたころ、感情のコントロールができない自分に気づいていました。
とにかく、自分が怒りっぽいのです。
些細なことに、怒り狂って、物を家族に投げたり、叩いたりしていた時期もありました。
しかし、なぜ、自分が人格が変わったかのように攻撃的になったのか、当時はわかりませんでした。
今ならわかります。
認知症の人が、暴力的になったりするように、脳脊髄液が漏れて減ると、感情のコントロールもうまくできなくなり、キレやすくなることもあるということが、今なら気づけます。
しかし、当時は私自身、自分になにが起こっているのかがわかりませんでした。
家族は、あまりに怒り狂う私を責めました。
しかし、そうされると、余計怒りは収まりませんでした。自分がバカにされたように感じたからです。
ブラッドパッチで怒りっぽさが改善
そんな私でしたが、ブラッドパッチを受けてから、とても穏やかになったのを感じています。
些細なことに落ち込まない、怒りを感じなくなったのです。
それは、心の免疫力が上がったような、怒りの耐性が上がったような不思議な変化です。
ただ、単に、脳脊髄液の漏れの一部が止まったことで、脳脊髄液がほんの少し増えたような環境の中で脳が、少し元の状態に近づき、脳が元の機能を取り戻したように感じました。
脳が、脳脊髄液漏れの脳脊髄液が減少した状態に長く置かれると、認知症患者同様、脳が機能不全を起こし、結果的に性格が変わったようになったり、怒りっぽく攻撃的になったりするのだと思います。
でもこのことは、多くの認知症に詳しい医師でも、脳外科医でも知らないことだと思います。
“ロードレイジ”に潜むもの
髄液漏れの人が髄液漏れを見逃されて続けて、運転を続けると、自分自身や周囲に危険を及ぼす可能性があるだけでなく、ロードレイジ(怒りの運転手)となってしまい思わぬトラブルを引き起こしてしまう危険性もあると思います。
私は、他者に迷惑をかけるほどの「ロードレイジ(怒れる運転者)になったことはしたことはありませんが、以前、髄液漏れが地元医師にも見逃され続けていたころ、ハンドルを握るとチンピラみたいな「あおり言葉」とともに、少し遅い車が前にいたりすると、とてもイライラして運転が荒くなったことがあります。
このことから、怒りっぽい人達の中に、脳脊髄液漏出症の見逃された人がいるように思います。
交通事故防止のためにも、脳脊髄液漏出症の早期発見と早期治療は絶対に必要で、どんなことがあってもすぐ診断治療できる医療体制を全国どこでも整えて、絶対に見逃さない姿勢が大切だと感じます。
しかし、それこそが何年も実現できないことなのです。
交通事故の専門家や、アンガーマネジメントの専門家でさえ、脳脊髄液減少症が、こどもから大人まで起こる身近なものだという認識も、詳しい知識もまだないように感じます。
まして過去にも、私はこどもの患者より、大人の患者の方が深刻だから、こどもよりむしろ大人の検査診断治療を優先したほうがいいと書きましたが、まさにそういうところにもあるのです。
なぜなら、こどもの脳脊髄液減少症患者は、たしかに学校に行けないなどの弊害はあるので早く治療してあげたい気持ちはよくわかりますが、でもこどもの脳脊髄液減少症患者は運転はしませんから、事故を起こす可能性はありません。
しかし、大人の脳脊髄液減少症患者が「異常なし」と見逃されて続けると、異常なしと医師に言われれば、はたかなければならず、子供を養育しなければならず、その間に、火の消し忘れや、交通事故などで、他者や自分の家族、子供までも危険にさらしてしまうような恐れがあると感じます。
ですから、私は、こどもの脳脊髄液減少症患者より、子育て中の親や、仕事があって運転せざるをえない大人の患者を優先して治療してあげてほしいと思ったわけです。
他者に危険を及ぼす可能性は、大人患者は、こどもの患者の比ではないと思うからです。
気づき
田中医師が「車に乗ると、怒りがでやすいのは、運転すること自体が交感神経を優位にし、刺激するから。」と言っていたのを聞いて、
脳脊髄液漏れを見逃され続けていた私に起こっていたことが、なんとなく理解できた気がしました。
脳脊髄液漏出症での脳脊髄液減少症の症状は、交感神経が優位になったような症状が多いと感じます。それは攻撃的になる、動悸がする、眠れない、頻脈、などです。
脳脊髄液が漏れて減ると、自律神経がおかしくなることは、やがて医学的に証明されていくことでしょう。
ただでさえ、髄液漏れが原因で、交感神経優位になっている患者が、症状を医師に訴えても訴えても、医師にもなんともないとほったらかされて仕事や子供の送迎などで、運転を続けざるを得ないことが続けばどうなるか?考ればそれがいかに危険なことかが当事者の私ならわかります。
ただでさえ、自律神経が交感神経優位になっているのに、さらに運転という交感神経を優位にするようなことをするのですから、怒りっぽく、攻撃的になったとしても少しも不思議ではないと今、気づきました。
本当に、髄液漏れが見逃されたまま、体調不良や精神的不調を抱えたまま、大人が運転をし続けることは、とても危険だし、
普通の人には「アンガーマネジメント」は効果があっても、髄液漏れの人がブラッドパッチ儲けずに、アンガーマネジメントだけ心掛けても無駄だと思いました。
大人の脳脊髄液漏れは、絶対にどんな症状からでも医師が見逃さないこと、内科だろうが耳鼻科だろうが眼科だろうが婦人科だろうが、医師はどんな症状の患者がきても、絶対に見逃さず、髄液漏れが疑われる患者が受診してきたら、絶対に家にそのまま帰さないこと。(帰りの車中でも事故を起こす可能性もあるから)
大げさすぎる、と周囲から非難されるのを恐れず、あやしいと思ったら即入院させ、できる範囲で即髄液漏れかどうかの検査をすること。それができないなら、できる病院に連絡すること。患者の主治医が別にいるなら、その医師に連絡すること。
そうして、今できる応急処置としての急速点滴2本などをして、患者の今ある苦痛を取り除くこと。
怒れる運転者による危険や事故を防ぐ方法のひとつには、実は、脳脊髄液減少症の早期発見と早期治療が大切だし、
アンガーマネジメントより、ブラッドパッチが有効なんだってこともあることに、おそらく誰も気づいていないでしょう。
心理学の先生も精神科の医師も、脳脊髄液漏れが見逃されると患者本人と周囲に危険が及びかねないことにも早く気づいて、脳脊髄液減少症の早期発見と早期治療と認知度アップのためのご協力がほしいものです。
心理学的にも髄液が漏れると人間は怒りやすくなるという事実のエビデンスを早く取ってもらいたいものです。
こんなこと気づいているのは私だけですか?
どなたか同じ意見の方いますか?