リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状に潜む脳脊髄液減少症の早期発見と回復、症状理解による患者に優しい社会の実現のために、私ができること

NHKごごナマ・「脚の衰えだけでない!転倒リスク」とその対策

time 2017/10/05

本日2017年10月5日、NHKごごナマで、筋力低下だけではない転倒リスクについて取り上げられました。

ごごナマ「脚の衰えだけでない!転倒リスク」

NHKごごナマのNHK らいふ日常生活の中でのつまずきや転倒アンケート

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筋力やバランスの衰えとは違う要因での転倒

歩道のちょっとした段差につまづく、階段から足を踏み外すなど、65歳以上の3人に一人が一年間に1回以上転倒していると言われているそうです。

脚力の衰えが主な要因だと言われる転倒ですが、筋力やバランスの衰えでは説明のつかない転倒が起こっている。

高齢になって転倒すると寝たきりになるリスクが高まる。

足腰が丈夫なのに!転倒の謎

2016年9月30日放送のNHKEテレ「団塊スタイル」に出演された60代の夫婦の場合、夫は約1時間半毎日ウォーキング、妻は30分の体操を一日2回続けている。脚力に自身がある。ところが、妻は料理をしているときによくつまづくようになった。夫も冷蔵庫から何か出そうとするときに、つまづく、。

電話や急な来客でチャイムが鳴ると、対応しようとして階段などで転びそうになることがある。

日々の暮らしの何気ない動作で思わず転倒する危険がある。

・東京都の62歳の方、「足を鍛えていますが、つまづきはなくならない。運動もしているんですが。」

・兵庫県の69歳 「ジムでスポーツをしているが、段差がないのにつまづくことがある。」

鍛えているのにつまづくのはなぜか?

筑波大学准教授、理学療法士 筋肉の衰えや転倒について研究している山田実さんが解説していました。

足腰が弱いわけではないのに、鍛えているのにつまづいてしまうのはなぜか?
二重課題の能力の低下が原因のひとつとしてあげられる。

二重課題とは

・ふたつのことを同時に行うこと。

たとえば「水の入ったコップを持って」「こぼさないように歩く」

「お味噌汁の入ったお椀を持って」「こぼさないように歩く」というようなことをいう。

二重課題がうまくこなせないと、来客や電話に急いで出なければならない時、何か探し物をしている時、に足元(への注意がおろそかになり)、すべったり、ひっかかったりして転んでしまうことがある。

知らず知らずのうちに、この二重課題の能力が低下する。

若い時にはできたことが、年を取ると、同時に二つのことを両方ともこなせず、どちらかがいい加減になることがある。

二重課題はいいやり方をすると適切なトレーニングにもなる。

二重課題の能力が低下する要因

・加齢

脚力に自身があっても、二重課題の能力の低下で転倒する場合がある。

転倒を招く“二重課題”

2重課題の能力が低下すると転倒しやすい。
2重課題とは二つのことを同時に行うこと。

二重課題時の脳内の情報処理のイメージ

・水をこぼさないように歩くという動作をやる場合、「水をこぼさない」と「歩く」という二つの動作を同時にやっている。

若い人の 場合、情報処理の容量が大きいので「水をこぼさない」と「歩く」の両方の情報処理を同時によゆうを持ってこなせる。

しかし、高齢者などの場合、情報処理の容量・器が小さいため、「水をこぼさない」+「歩く」の二つの動作を同時にきちんと遂行できずに、「水をこぼさない」だけの情報処理で一杯一杯になってしまい、それに「歩く」という情報処理まで十分にこなせなくなり、立ち止まってしまったり、転んでしまったりする。

転倒予防!二重課題を克服するトレーニング

山田さんの研究によると、

杖などを使用していない元気な高齢者、平均年齢が75歳ぐらいの人の調査で、

・3か月間の筋力トレーニングをやり、一年間の観察期間に発生した転倒者の割合を調べたところ、28%の人が転んでしまっていた。

・一方で、二重課題のトレーニングを3か月間やった人の、転倒の割合は12.6%だった。

足腰がしっかりした元気な高齢者は、二重課題のトレーニングも大事で、筋力トレーニングだけでは効果が薄いのかもしれない。

二重課題トレーニング

脚力に問題がない人用トレーニング

①早く5秒間足踏みをしながら、

②クイズに答える。野菜などの名前をどんどん言う。

スピードを落とさない、最後まで考え続けることがポイント

クイズを変えて一日5回ほど行う。

二重課題で転倒予防

足踏み編の動画はこちら

二重課題トレーニングで転倒予防足踏み編

【その際の注意事項】

・安定した椅子やイスが動かない状態で行う。

・体調が良くない、血圧が高い、脈が速い、どうき、息切れの時は中止する。

・足腰や膝に痛みがある場合は控えて、持病のある人は医師に相談する。

足踏みを5秒間しながら、「野菜」の名前を次々言うなど。

言葉をいうのを一生懸命になって、足がゆっくりしてはだめ。言葉を言うのも、足を速く5秒間動かすのも二つとも同時に一生懸命やる。

・「か」 から始まることばをできるだけ言う。

・「くだもの」の名前を言いながら足を5秒間動かし続ける。

・「し」から始まる言葉を次々言いながら、足を5秒足を動かし続ける。

いろんな言葉を想起するのも脳トレになる。

最後まであきらめずに、考え続ける。

ステップ

①ステップを踏む。右足を一歩前出し、また後ろに戻る動作をしながら

②クイズに答える。

右足を出して次に左足を前に出しそそろえ、右足を後ろにひき、左足を後ろにひく。

1、2、3、4、1、2、3、4、の1の時に右足を出し、その時だけ、課題の言葉を言う。

「かぼちゃ」3,4、「だいこん」3,4、「トマト」3,4、と決められたタイミング決められた時間で言葉を言う。

必ず右足がついた時だけ、言葉を言う。

「魚の名前」、「家電の名前」、「動物の名前」課題は何でもいい。ある程度どんな課題かリストアップしておいて、答えが出なくなって詰まってきたら次の課題に移り、続けて言えるような課題がいい。

動画はこちら

二重課題トレーニングで転倒予防ステップ編

ここまでは脚力の問題がない人のトレーニング

脚力に自信がなく不安がある人は、筋力がしっかりしていないと直接の転倒の原因になるので、筋力も鍛えた方がいい。

今、筋力に自信がある人でも近い将来筋力が低下するのがわかっているので、予防の目的でも筋力はしっかり鍛えておいた方がいい。

太ももの筋肉とおしりの横の筋肉の鍛え方

ふとももの前の部分の鍛え方

浅く椅子にこしかけて、膝の角度を90度より前に出して5秒間で片足ずつ10回ぐらい上げる。膝は曲げないで伸ばし気味にする。

1、2、3、4、5、で足を上げ、かかとは床につけない。これを繰り返す。

おしりの横の筋肉の鍛え方

椅子を90度 椅子の背もたれを片手で持つ。

立った状態で片足を横に上げ下げする。そんなに大きく上げる必要はないが、立っている方の足を意識して

2秒で挙げて、2秒で下ろす。を5回繰り返す。

転倒しやすい場所

屋外の小さな段差

転倒しないためにサンダルなどではなく、靴をはく。

曲がり角

屋内では

・カーペットの隅。

・紙を踏んですべる。など

ここが危ない!加齢で転倒しやすい場所

 

私の感想

筋力の衰え、視力の低下、物を立体的に見る能力の低下が起こるのは、何も「加齢」だけではないと思います。

脳脊髄液減少症でも、筋力低下、視力の衰え、物を立体的に見る能力、二重課題をこなす能力が著しく低下すると思います。

それは、脳脊髄液減少によって、動けないことでや、神経障害での二次的な筋力低下や、脳脊髄液漏れによる脳脊髄液の減少や髄液圧低下による視力の低下(たぶんこの視力障害は眼科医も知らないと思います。)や、

高次脳機能の空間認識能力が低下することによって、物を立体的にとらえる、物との距離感をとらえるの力が低下しすると私は思います。)が低下します。

それによって、段差に気づきにくくなったり、平衡感覚がおかしくなって、動いていない場所に立っていても、まるで地震か、船上のように感じ、バランスを失い転倒することがあります。

脳脊髄液減少症の場合、脳の情報処理能力が減り、二重課題がこなせなくなる他、足の神経が障害され、足の筋肉が萎えたり、突然の膝折れが起こったりもし、つま先が上がりにくくなったり、太ももが上がりにくくなったりすることで、些細な段差につまづきやすくもなります。

ただし、脳脊髄液減少症患者が高齢だと、脳脊髄液減少症によるそうした症状だと気づけず、加齢による筋力低下や、二重課題能力の低下だと判断されかねないと感じます。

脳脊髄液減少症患者は、見た目ではわかりませんが、脳のさまざまな機能が低下してしまうため、ただブラッドパッチ治療するだけではなかなか脳機能が全体が改善しないのではないか?と思います。

そのために、物忘れがなかなか改善しかったり、筋力がもどらなかったり、二重課題がこなせない事が続き、それが続くとまた転倒や事故などにつながりかねないと思います。

ブラッドパッチ治療は、必要最低限の髄液漏れの治療にすぎず、その後は、脳機能と落ちた筋力を取り戻すためのリハビリが必要でそれが確かな回復への道のりだとは思うのですが、現状では、いまだそこまで脳脊髄液減少症患者を囲む医療環境は整っていません。

今現在も脳脊髄液減少症患者が、早期に適切に診断されることさえ、難しい厳しい環境が続いているように私には思います。

このような環境で患者が自分で自分を救いだすのは、普通の他の病気やケガの患者よりかなり困難だと思われます。

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自己紹介

lily

健康オタクの脳脊髄液減少症のサバイバーです。「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

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