2020/07/04

前記事、パーキンソン病と脳脊髄液減少症②の続きです。
パーキンソン病の症状に似た症状を、私は脳脊髄液減少症で経験してきました。そのことを今まで書いてきました。
その続きです。
パーキンソン病の原因と脳脊髄液減少症との関係性
番組の中で解説されたパーキンソン病のメカニズムはこうでした。前前回の記事(パーキンソン病と脳脊髄液減少症①)に、番組内容をまとめましたが、再度私が番組内容をまとめてみます。
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パーキンソン病のメカニズム
・ドパミンは脳の脳幹部にある「黒質」という組織で作られている。→
・脳の脳幹部にある「黒質」から、ドパミンが放出されて、体をうまく動かすための情報を出す基地のような役割をしているところにたどりついて、筋肉に指令が伝わるようになっている。→
・この黒質の中にある神経細胞が壊れることでドパミンの量が減ってしまい、さまざまな運動障害が現れるのがパーキンソン病。→
・つまり、パーキンソン病は脳の神経伝達物質である「ドパミン」が減ることで発症する。
ってことでした。
でも、どうして黒質から放出されるドパミンが減ってしまうのかについては、
「加齢や酸化ストレスなど、何か活性酸素が出るような状態が起こって神経細胞が減っていくと推定される。」とのことで、
今でもはっきりわかっていないようです。
ここからは、私は脳脊髄液減少症の視点から、可能性を推測してみます。
脳脊髄液が減って脳が重力で沈むとどうなるか?私の想像
これから書くことは、あくまで私の想像です。
脳脊髄液が漏れた人体で起こっているかもしなれないこと(私の想像)
・脳脊髄液が漏れる、あるいは何らかの原因で減ると、脳が重力で下に下がる。→
・脳脊髄液が頭蓋骨の中で減ることで、脳が重力で下に沈むと脳が元の形よりつぶれる。→
・そうなると脳の内部も、脳脊髄液がたっぷりあった時よりも重力で下に沈んで内部もつぶれる。→
・そうなると脳幹部も微妙に以前よりは少しひしゃげてつぶれる。(命にかかわらない程度に)→
・そうなると、脳幹部にある神経細胞も圧迫される。→
・そうなると、脳幹部の黒質の神経細胞も圧迫される。→
・そうなると、神経細胞がうまく働かなくなったり、死んで減ったり、それによって神経細胞が減ることが、結果的に加齢や酸化ストレスを受けて活性酸素がでたりすることと同じ状態になるのではないか?→
・もし、そういうことがありえるとしたら?→
脳脊髄液が漏れたり減ったりする以前の、たっぷりの脳脊髄液で脳が守られて浮かんでいた時には脳幹部は普通に機能し黒質から普通に出ていたドパミン。
それが、脳脊髄液が減ったことで脳が沈んで黒質の神経細胞がうまく働けなくなることで、十分な量のドパミンを作れなくなってしまうこともあるのではないか?→
・そうなると、結果的に、脳脊髄液減少症が原因であっても、パーキンソン病と似た状態になることも、ありえるのではないか?ってことです。
以上、私の想像でした。
おそらく、こんなことは、パーキンソン病の専門医やパーキンソン病の研究者の誰も考えないことなのかもしれません。
しかし、私は、脳脊髄液減少症で、手足が動きにくいとか、パーキンソン病に似たいくつかの症状を経験したことで、以前から症状が似ているなと感じてきたので、こう考えました。
念のため、あくまでここに書いたことは私の想像にすぎません。
ですが、神経内科の先生が、脳脊髄液減少症の研究にどんどん参加し、パーキンソン病のような症状が脳脊髄液減少症でも出るということを、研究し証明していただきたいと思います。
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