2020/07/04

私の症状はパーキンソン病に似ている!
少し前、(2018年9月3日)、NHKで再放送された「きょうの健康・サインを見逃すな!脳神経の病気・パーキンソン病」という番組を見ました。
そして、パーキンソン病の症状を聞いて改めて驚きました。
それは私が脳脊髄液減少症で経験した症状に、よく似ていたからです。
神経内科 特にパーキンソン病がご専門の順天堂大学大学院教授 服部 信孝先生が解説しておられました。
なぜ、「脳脊髄液減少症の私の症状とパーキンソン病が似ていると感じたか?」を書く前に、まずは以下に番組内容をまとめてみました。
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パーキンソン病の症状
・手足のふるえ
・筋肉のこわばり
・動作が遅くなる、動かなくなる(寡動・無動)
・バランスが取れない
ふるえ
震えについては、じっとしている時に震える、緊張するとふるえがひどくなる。手足、首に震えがくることがあり、足に震えがくるとかなりの頻度でパーキンソン病の可能性が高い。
筋肉のこわばり
肩や筋肉の関節がうまくまわせない。ひじ・手首・手の指・足の曲げ伸ばしがうまくできない。
顔の筋肉が固くなるので「不愛想になった」「仮面のようだね。」と言われることもある。
寡動・無動の具体例
すくみ足
動き始めるまでがすごく遅くなる。足が一歩出しにくい。方向転換するときにうまくまわれない。すくみ足。
細かい動きができにくい
ボタンがけ・着替え・起き上がり・歯磨き・箸づかい・文字を書く、などがしにくい。
字を書くと最初の字が普通の大きさであってもだんだんと字が小さくなっていく。(小字症)
話し方が変わる
抑揚がない・小声・低い声になる。
バランスが取れない
・立つと背中を丸めてひざを曲げ前かがみ
・小さな歩幅で小刻みに歩く。(腕の振りが低下し、小刻み歩行)
・小走りになって突進してしまう。
・こうした姿勢の悪さで肩の痛み・腰痛が出現
パーキンソン病 初期症状のサイン
・手足のふるえ
・筋肉のこわばり
・寡動、無動
初期は片側から症状が出てくる。(震えやは片方から出現することが特徴。こわばって、右手を振らないとか左手を振らないなどを周りの人たちから指摘される。)
パーキンソン病の前触れ
・嗅覚低下
・睡眠障害(レム睡眠行動異常症など、寝言がはっきりしているのが特徴。まるで起きてだれかと話しているような寝言)
パーキンソン病の運動障害以外の症状
・頑固な便秘(前駆症状として注目されている)
・低血圧・立ちくらみ
・冷え・むくみ
・頻尿・排尿障害(症状が進行してきた時に顕著になる)
・嚥下障害(症状が進行してきた時に顕著になる。
・うつ
・レビー正体型認知症(精神症状)(症状が進行してきた時に顕著になる。)
パーキンソン病のメカニズム
パーキンソン病は脳の神経伝達物質である「ドパミン」が減ることで発症する。
ドパミンは脳の脳幹部にある「黒質」という組織で作られている。
そこ(黒質)から体をうまく動かすための情報を出す基地のような役割をしているところに、ドパミンが放出されて筋肉に指令が伝わるようになっている。
この黒質の中にある神経細胞が壊れることでドパミンの量が減ってしまい、さまざまな運動障害が現れるのがパーキンソン病。
黒質にある神経細胞が壊れる原因
その原因はよくわかっていない。
加齢や、酸化ストレスと呼ばれるような「何か活性酸素が出るような状態が起こって」神経細胞が減っていくということが推定されている。
パーキンソン病に疑わしい症状があったらどうするか?
神経内科(脳神経内科)の専門医を受診する。
専門の先生のところをまず受診して早期診断、早期治療が重要
パーキンソン病の診断
「動作が緩慢」に加え、
「静止時のふるえ」「筋肉が固くなっている。」の二つのうち伴った場合に、「パーキンソン病」と診断することが可能。
パーキンソン病の治療薬
・ドパミンを補充する薬(レボドパ)
・ドパミンの分泌を錯覚させる薬(ドパミン受容体作動薬)
・ドパミンの分解を抑える薬・MAO-B阻害薬(マオビーそがいやく)
レボドパ
若い人が使うと運動合併症状や日内変動 ジスキネジア(不随意運動)が起こりやすい。
基本的に65歳以下では使わない。
ドパミン受容体作動薬
精神症状や認知症がある人はドパミン受容体作動薬は副作用がでやすい。
MAO-B阻害薬
軽症の人に推奨
薬以外の治療
・脳深部刺激療法
(脳の特異的な部位に電極を入れて、刺激発生器によって脳を刺激する治療法。70歳を過ぎると、高次脳機能障害、認知症を誘発する可能性が指摘されているので年齢を考慮しながら治療方法を選ぶ必要がある。)
・レボドパ持続経腸療法(70歳以上の年を取った人はこちらが適用になる。)胃ろうを作って持続的にカテーテルを空腸まで入れ、空腸でレボドパを吸収させ絶えず投与し続ける治療法。700gぐらいのポンプを首にさげて、外に外出することもできる。
この内容は「きょうの健康8月号」に詳しく掲載されています。
ここまでは、番組情報をまとめたものでしたが、ここからは私が番組を見た感想です。
私が脳脊髄液減少症がパーキンソン病と似ていると思ったわけ
それは、上に書かれたパーキンソン病の症状のほとんどすべてを、私は脳脊髄液減少症で体験したからです。
脳脊髄液減少症の私に起こった症状・状態
・がんこな便秘
・低血圧・立ちくらみ
・冷え
・むくみ(気圧?天気によって体重が数日で2キロも増えたり減ったりする。)
・頻尿・排尿障害
・嚥下障害
・うつ
・嗅覚低下
・睡眠障害
・レビー正体型認知症の幻覚に似た、症状
・筋肉のこわばり・無表情
・動作が緩慢(動きがスムーズでなくなる。)
・肩の痛み、腰痛(脳脊髄液減少症でもバランスがとりにくく姿勢が悪くなるがそのせいだけではなく純粋に首や肩、腰の部位が固く凝ったり、神経が電気が流れるような激痛が走ることがある。)
・足の脱力で足が上げにくくそのため、すり足のようになり結果的に歩幅が狭くなる
・片側の肩の痛みや腕の脱力で、腕に力が入りにくく結果的に、歩くとき手がダラリと垂れてしまう。(それが結果的に他人から見たら手を片方だけ振って歩いていないと見えるかも?。)
・細かい動きがしにくい
ボタンがけ・着替え・起き上がり・歯磨き・箸づかい・文字を書く、などがしにくい。
・声が出しにくい、時に変声したかのように声が低くなる。その結果元気な声がでなくなり、小声でつぶやくようにため息をつくように話すため他人から見たら「声に抑揚がない」と思われるかも?
どうですか?
これだけ、パーキンソン病と脳脊髄液減少症の私の症状がかぶるのです。
パーキンソン病の症状としてあげた症状例の中で、私が経験していない症状の方が少ないぐらいで
次回は、パーキンソン病と似た症状で、私が経験していない症状をあげてみます。