リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

冬至に思う、イゾラドとヤノマミ

time 2018/12/22

冬至に思う、イゾラドとヤノマミ

lilyです。
本日は、冬至ですね。
ゆずを買うのを忘れていましたので、これから買いに行こうと思います。

さて、最近見たテレビの感想を書きたいと思います。

先日、9年前に放送されたNHKスペシャル「ヤノマミ」が深夜に再放送されました。

それに、最近、NHKスペシャルで「 アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり」も放送されました。

イゾラドとは、「アマゾンの奥深くに暮らす、文明社会と接触したことのない未知の先住民」のことだそうです。

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NHKスペシャル・アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり

番組ホームページから一部引用すると

アマゾンの奥深くに暮らす、文明社会と接触したことのない未知の先住民=イゾラド。
中でも「アウラ」と名付けられた、その男の存在は特別だった。30年前、深い森から忽然と現れた素っ裸の二人の男。ブラジル政府は一人をアウレ、もう一人をアウラと名付けて保護した。政府が最も驚いたのは、二人が話す“言葉”だ。どの先住民とも異なる未知の言語で、理解できる者はブラジル中探しても誰もいなかった。

9年前の平成21年に見た、NHKスペシャル「ヤノマミ」も当時私は衝撃を受けたが、この「アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり」にもいろいろと考えさせられた。

2009年4月12日(日) に放送された「ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる 」も当時 なにげなく見て、ものすごいすごいものを見てしまった、と思いました。
こんなことを放送して大丈夫なのか?と思いました。

内容が、私たち現代人にとって、あまりにも想定外で衝撃的だからです。

私の思った通り、その番組はあまり再放送されませんでしたが、先日、深夜に再放送され、9年ぶりに再度見ました。

番組ホームページの説明では、
アマゾンの最深部に1万年以上、独自の文化・風習を守り続けている部族がいる。欧米人に“最後の石器人”と呼ばれているヤノマミ族だ。現在、ヤノマミ族は2万人。40~200人で一つの集団を作り、ブラジルとベネズエラにまたがる広大なジャングルに分散して暮らしている。

とある。

白蟻に食させることで天上に送る埋葬…。

と書かれた文字だけ。

番組ホームページには、「14歳の子が妊娠し、本人が、出産後、育てるか、精霊として天に帰すか、本人が決めねばならず。結果・・子殺し」の末に「シロアリに遺体を食べさせ、シロアリの巣ごと焼き払って煙とともに天に帰す」ことはどこにも書かれていない・・・・。

番組内容が衝撃的すぎて、通常の時間帯にはもう再放送はされないでしょう。

番組を見た人だけが知る事実。
とても衝撃的だけれど、よく考えてみれば、それは日本人の過去にも存在していたと思うのです。

自分の知っている世界が、「すべて」じゃない!

今の子供たちには、きっと教育されていない、テレビでも取り上げられない、日本の過去の姿。
だから若い人たちには日本にもそんな時代があったことなど、誰も知らない時代がくると思うのです。

でも、確かにあったでしょう?
限られた食料で家族が生き延びるために、老いた親を山に捨ててきた日本人の時代が・・・・。

今いる子供たちを育てるために、新しく生まれたばかりの子の命を奪った親たちがいた時代が・・・・。

それらの行為が法に触れることなく、その時代の暗黙の了解で、黙認されていた時代が・・・・。

日本にもあったでしょう?

なかったとは言わせない。

その事実を子供たちに教えていないのだから、今のこどもたちは誰もそんな時代があったことなど想像もしないはず。

人間が進化する中で、介護保険だ、介護認定だ、乳幼児の死亡率を下げよう、妊産婦の周産期医療だ、妊産婦は風疹に注意しよう、風疹の予防接種、新生児救急救命センターだ、などというこの現代社会は大昔から日本にあったわけではなく、ごく最近の仕組みだということに、今、これから医師になる子供たちは全く気づいていないはずです。

学校ではそんなことはあまり教えないと思うから。

若い人たちは生まれた時から、こういう仕組みの今の世界しか知らないのだから。

私が思うことは、地球は広いってこと。

私が知っていること、当たり前だと思っていること以外に、未知の分野はたくさんあるってこと。

今も、奥アマゾンに石器人時代と同じ生活をする人間の部族がいるのなら、ネス湖に未知の生物がいたって、深海の底に未知の生物がいたっておかしくないこと。

今ある知識、教科書に書かれていること、学校で教えられること以外にも、知られていない未知のことがいろいろあるってこと。

その未知の部分が何なのかはわからなくても、自分の知らないことでも、教科書に書かれていないことでも、学校で教えてもらえないことでも、存在するものがあるってことを、せめて、その想像力だけは、医師になるような子供たちには教えてもらいたいってことです。

そういう想像力がある子供たちが医師になれば、「脳脊髄液減少症」の存在だって、もっと早く医師たちが認め、患者救済に動くのが10年早まったかもしれないと思うのです。

今の教育が、あまりにも「自分たちが知っている世界が常識でそれ以外が非常識」というものばかりだから、視野の狭い医師たちが大量生産されるのだと思います。

言っておきますけど、ヤノマミ族にだって、未知の部族の最後の生き残りのアウラさんだって、上った木から落ちて背中を強打すれば、「髄液漏れ」起こす可能性がありますからね。

でも、彼らは、現代医療のない世界、MRIもCTもRIの検査機器のすべてがない世界に住んでいるから、症状が出ても、寝ているか呪術で回復を祈るしかないでしょう。

それが彼らにとって常識であり、最善策なのだから。

自分の知っている世界が「すべて」とは限らない。

そういう想像力を常にもてる医師が、これからは育ってほしいと、番組を見ながら思ったのです。

こんなことを、あの番組見て、考える人は、私ぐらいなものでしょう。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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