2020/07/04

2016年2月10日(水)に見た、「ザ!世界仰天ニュース」 あの痛みが消えるsp!を見た感想の続きです。
心臓の穴が、片頭痛を引き起こしていたという女性のお話。
症状の原因が心臓の穴だと気づき、治療を受けて回復するまでの再現ドラマでのエピソードでの数々が非常に気になりました。
脳脊髄液減少症だった私の経験したエピソードとほとんどが重なるからです。
番組で見た、心臓に穴が開いて、それにより片頭痛に27年も苦しんだという女性の再現ドラマの内容の要約の一部は、以下の通りです。
「6歳のころ、普段は元気だったが、長湯をすると、目の前が暗くなり、よく倒れた。
しばらくすると回復するため、母は少し貧血ぎみの子だと思っていた。その後は特に大きな病気もすることなく成長した。
高校生のころ、通学路のゆるい坂を上るのがとてもきつい、週3回の華道部の終了時間になると体がだるい、家に帰るとどっと疲れが押し寄せる。
その後19歳の短大生の時、目の前に細かい光が見え、しばらくすると左の頭がズキズキして痛みがどんどん増していく、立っているのがやっと。なんとか家に帰り、電気を付けると痛みに加えて光がわずらわしい。横になったものの、枕の高さが痛みを増す。
時計の音も神経に触れた。」というもの。
その後20年以上にわたって、彼女を苦しめる頭痛が始まったということです。
おそらく、患者さんの話しを取材して、再現ドラマにしたのだと思うのですが、この再現ドラマのさわりの部分だけでかなりの部分で脳脊髄液減少症だった私と重なりあったので非常に驚きました。
私と同じだと感じる点を具体的にあげると、
①入浴で具合がわるくなること。
②普通の行動や生活が、とてもきついしんどいものに感じること。
③とても疲れやすく、だるく、普通のことをするのがとても大変で、同じことをするとどっと疲れてしまい寝込んでしまう自分は、他の人たちとあきらかに何かが違うと感じること。
④激しい頭痛が出たこと。
⑤症状が或る時、電気などの光がわずらわしく症状に加えて辛く感じること。
⑥横になっても、枕がつらく感じること。
⑦ささいな音でさえ、つらく感じ、神経に触れたこと。
これらの症状、特徴は脳脊髄液減少症でも起こります。さらに詳しく述べれば、脳脊髄液が漏れて減っていた私の体は、長湯などささいな脱水で、具合が悪くなりますし、
髄液が漏れて減っている体では、ささいな日常生活が非常に疲れやすく、だるくなり、きついものに感じます。
時には激しい頭痛もでます。
具合が悪い時には、光がわずらわしく、頭痛やだるさなどの症状に加えてさらにつらくなります。
脳脊髄液減少症の私は、頭痛に限らず、痛みやしんどさで具合が悪くて横になった時、
枕のささいな高さがつらく苦しく感じましたし、元気な時には気にならないような、ささいな音がつらく感じ、神経に触れるような不快感を感じました。
どうでしょう?
似ていませんか?
心臓に穴が開いていたために、体調不良や片頭痛に苦しんでいて、心臓の穴をふさいだら、片頭痛から解放されたという女性のエピソードに脳脊髄液減少症の私のエピソードがあまりにも似ているとは思いませんか?
私は本当に、この番組を見て驚きました。
この番組でとりあげられた片頭痛の女性は、心臓の穴をふさぐことで頭痛が治ったというから、心臓の穴が原因での、片頭痛だったのは確実で脳脊髄液減少症ではなかったのでしょうが、私はふと、こんなことも考えてしまいました。
たとえば、もし、似たような症状、症状の特徴を持つ人がいて、もし、心臓に穴が開いていることに加えて、人生のどこかのタイミングで脳脊髄液減少症も発症していたら?
つまり、片頭痛という症状の原因が、心臓の穴と、脳脊髄液漏れとふたつあったら?
脳脊髄液減少症という原因の方は見逃されてしあうのではないか?と考えてしまいました。その場合は、心臓の穴をふさいでも片頭痛は治らなかったかも?と考えてしまいました。
脳外科医が「心臓の穴で、片頭痛が起きることは気づけて、心臓の専門医に紹介ができても、もし、脳脊髄液減少症が同時に存在していたなら、脳脊髄液減少症の専門医を紹介するから一度相談してみなさい、と言ってくれる医師が、現段階で、日本にどれくらいいるだろうか?とも考えてしまいました。
現段階では、そこまで気づいて、治療への道しるべになってくださる医師は、残念ながら、この記事を書いている2016年2月14日の本日の段階では、まだ少ないのではないか?と思っています。
今も、片頭痛に隠された、脳脊髄液減少症を見逃されている人は、世界中にいるのではないか?
片頭痛に隠された心臓の穴という原因を見逃されている人と同等か、それ以上にたくさんいて、今も原因不明とされて本当の原因に気づけないまま、苦しみ続けているのではないか?ととても心配になりました。