2020/07/04

2月12日に書いた記事
「使い捨てマスク再利用できる?」NHKおはよう日本2月8日放送を見て の続きです。
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NHK 2月8日おはよう日本 おはサタ調査班 番組内容
新コーナー 視聴者からテーマを募集する おはサタ調査班
使い捨てマスクの再利用について、気になっていた番組内容を調べましたのでまとめます。
愛媛県64歳からの投稿
マスク不足が問題になっていますが、「使い捨てマスク」は使いすてないといけませんか?
我が家では洗って・アルコールスプレーして除菌して繰り返し使っています。
そこで、おはサタ調査班の新井隆太アナウンサーが、2月6日に投稿をくれた愛媛県の男性の家を訪問してどのように使い捨てマスクを洗っているのか取材。
すると、男性は普通の洗濯ネットに使い捨てマスクを入れて洗っているという。
使い捨てマスクを洗濯ネットに入れて、洗濯機の中へ・・・。
洗剤なども一緒に入れて、通常のコースで洗濯します。
以前、「服の中からマスクを出し忘れたまま洗ったこと」を思い出したのがきっかけでした。
乾かした後、スプレーで除菌を行います。
新井:「つけた感じはどうですか?
男性:「はい、いつもの通りです。」
洗って乾かした使い捨てマスクがかごにたくさん入っている。
男性は自分自身の感染予防と、持病のある妻に感染させないため、マスクはどうしても必要だといいます。
男性:「もし万が一、私が何かの菌を持って帰ってくると、妻にうつって(感染させて)しまうかもしれない。繰り返し使っている本人がいうのもなんですけど、はたしてそういうこと(使い捨てマスクを洗って繰り返しつかうこと)をしても大丈夫なんだろうか?ということを知りたい。」
そこでおはサタ調査班が調べました。
マスクの業界団体に尋ねました。すると、
「再利用するための実験をしておらず、想定していないため考えられない。」ということでした。
そこで専門家に聞いてみると、さまざまな意見がありました。
「マスクをしないよりはよい。ただ、洗うと性能が落ちてしまうのでよく乾かして再利用を。」
「洗わない方がよい。(使い捨てマスクは使い続けても2~3日が限度なので、マスクのゴム以外の本体部分を触るのは衛生的にさわらない方がいい、)本体部分を触らず2~3日使用するか、洗って使うのであればガーゼのマスクを推奨する。」
と意見はわかれているものの、マスクを繰り返し使うことについては否定されていない。
感染予防という点で、マスクの効果は限定的という見解もある。
WHOは「マスクで感染を予防する科学的根拠はないため、貴重な資源を無駄にせず、症状のある人だけがマスクをするべきだ。」としている。
また、総理大臣官邸のホームページでは、込み合った場所「屋内や乗り物など換気が不十分な場所では(マスクは)ひとつの予防策と考えられる。しかし相当混雑していない限り、効果はあまり認められていない」と記載されている。
ただ、咳をしている人が、マスクをして飛沫を防ぐことは、感染拡大を防ぐにはかかせない。手洗いやアルコール消毒はインフルエンザなどの感染症を予防する上でも重要ですから励行してもらいたい。
以上 番組内容でした。
なお、この日の番組の冒頭は、WHOのスイス ジュネーブでの2月7日の会見映像でした。
「新型コロナウィルスの感染拡大で、世界的にマスク不足に陥っていることがわかりました。国内でも品薄となっているマスク。
WHOは医療用マスクなどが世界的に不足していて、医療従事者などに行きわたらなくなっていると危機感をしめしました。
WHOのテドロス事務局長は
「マスクなどが不足しており、WHOが必要とする量に足りない。マスクなどの需要は通常の100倍に、価格は20倍になっている。」
すべての国や企業に対して、医療用マスクを買い占めたりためこんだりしないよう呼びかけました。
番組を見た私の感想
私は、マスクはアルコール消毒して、さらに石鹸と流水でさっと洗ってから洗濯機にいれますが、今回の人はそのまま洗って、乾いてからアルコール消毒していたのが気になりました。
外から帰ってそのまま洗濯機に入れると、洗濯機が汚染されてしまいそうで、私は先にアルコール消毒しています。
洗濯機の中にそのまま入れても、水でどんどん洗い流されてしまうのですから、使う直前にアルコール消毒した方がいいのかな?と番組を見て私はわからなくなりました。
それに、専門家と言われる人たちは、いくら専門家であったとしても、どちらの方も、実際には、専門家であるからこそ、使い捨ての不織布マスクも、ガーゼマスクも今まで一度も洗って使用した経験がないまま答えているのでは?と感じました。
それでも、お二人とも、洗って使用することに否定的ではないとしたら、実際に不織布マスクも、ガーゼマスクも洗って再利用してきた私としては、小林先生の意見の方に近い考えです。
寺嶋先生のおっしゃる、2~3日、マスクの本体部分を触らず使い続ける、なんて現実的に無理だし、その方がかえって不衛生だと私は思います。私は病院に行ったら、即そのマスクは外し洗って、同じ日の午後、また外出するときは、別の洗って再生したマスクをつけて出かけるなど、一日に何度もマスクを取り換えることもあるので、使い捨てマスクを2~3日使い続けるなんて考えられません。
おそらく、先生、2~3日洗わず使いまわししたことがないからそんなことをおっしゃっているのではないか?と感じました。私がそれをやろうとしたことが、はるか昔にありましたが、匂いでとてもできませんでした。
先生、「実際にご自分でやって試してみてから」言ってくださいと、つい思いました。
洗って再利用するなら、私はガーゼマスクより不織布マスクが適していると思うわけ
なぜなら、私は実際にどちらも何度も洗って試した経験があるからです。
その結果、ガーゼマスクの方が再利用に適さないと思っています。
理由として、ガーゼマスクは新品の時は、耳にかけるゴムひも部分が入っているマスクの横の部分がまっすぐで、マスクのガーゼ部分がきれいな四角を保っています。
しかし、ガーゼのマスクは使用しているうちに、ゴムひも部分にひっぱられて、マスクのガーゼ部分の左右がくしゃっとなって、きれいな四角を保てなくなります、洗うとなおさらクシャクシャになり、アイロンをかけてのばそうとしても、ゴムが引っ張ってくしゃくしゃになった部分はなかなかきれいな四角のガーゼ状態にもどりません。
高温でのばそうとすると、ガーゼが焦げてしまうし、低温だと、ガーゼが何枚も重なっているからきれいに伸びないし、でとても不便。
乾くのに時間がかかり、メンテに時間がかかるわりに、再利用時、ガーゼマスクは見た目的にも「使いまわし感、古いマスク感」はぬぐえません。かっこわるくて、ガーゼマスクの再利用は私はしなくなりました。
そもそも、ガーゼのマスクは、ガーゼが何重にも重なっているので洗うと中までなかなか乾かず、雑菌が繁殖するのか匂いがしたりして、かえって不衛生な感じを経験しています。
それに対して、不織布マスクは、洗って洗濯機で脱水した段階でほとんど水分が残っていないぐらい、速乾です。どちらかというと、速乾する方が衛生的だと私は思います。
しかも、不織布マスクはゴムの部分にひっぱられて顔に当てる部分がクシャクシャになることがありません。
枠付きのブラジャー用、洗濯ネットに入れて洗えば、洗濯機でぐるぐる洗っても、ほとんどきれいなまま洗いあがります。しかも丈夫です。
専門家と言われる方々は、皆さん経済的にも恵まれている方たちでしょうから、再利用などしたことがないのかもしれませんが、一度ご自分でガーゼマスクと不織布マスクの洗濯再利用を実際に何度か繰り返してやってみてほしいです。その上で、どちらが形状を新品同様に保ちやすく、どちらが速乾で衛生的で、メンテが楽で便利か、ためしてみて、再びご意見をぜひ伺いたいと思います。
それに、マスク業界団体としては、「使いまわし可能です。」ともし言ってしまえば、マスクが今後売れなくなるでしょうから言わないのもわかります。
しかし、世界的なマスク不足のこういう事態に至っては、「不織布マスクの再利用は想定していないから実験していないのでわからない。」なんて言ってしらんぷりし、見て見ぬふりしないで、ほしいです。
実際にマスク業界もいろいろ科学的に実験してみて、何度の洗濯まで使用可能か?とか、ウィルスは無理でも、花粉とかホコリとか、つばとか、何をブロックできてどんな効果が考えられるか?殺菌もかねてのアイロンは何度ぐらいまで耐えられるか?ぐらい、実験調査研究して情報公開してほしいと思います。それが公共の福祉に寄与するのではないでしょうか?
生理用のナプキンも、尿漏れナプキンも、赤ちゃん用の紙おむつも、今は使い捨てが主流ですが、昔は違いましたよね。
現代でも、布ナプキンも、布の尿漏れパットも、布おむつも存在していますよね。
自分の経血を洗い流して、布ナプキンを再利用する方も、赤ちゃんのうんちを洗い流してオムツを洗って再利用している人も少数でも今もいますよね。
そういう人たちは自分の考えでエコとか、肌のこととか、いろいろ考えてやっていることで、他人から「不衛生だ。」と責められることはないと思います。
不織布マスクは洗濯も楽でメンテしやすく、しわにならず見た目もきれいで新品同様になり再利用すいことに気づいた一般人が、マスクが手に入らず困ってやむを得ずマスクを洗って再利用しているこことを、マスクの再利用をしたこともない人たちが「不潔なことをする人たち」みたいに非難することだけはやめていただきたいと思っています。
このマスク不足の時、自分が使用したマスクを洗ってまた自分が使用する分には、大目に見てくれる社会の風潮になってほしいです。
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