2020/07/04
2017年10月24日(火)のテレビ朝日系、「名医とつながる!、たけしの家庭の医学」は血管の老化に関する放送でした。
血圧とか、コレステロールにはあまり関心がなかったのですが、見ていて気になったワードが出てきました。
それは「にがり」と「マグネシウム」
にがりの成分であるマグネシウムが、血管の老化を止める食材としてあげられていた「とうふ」に豊富だというのです。
とうふのその製造過程で使われる「にがり」
実は私、すでに、栄養機能食品としての「にがり」摂ってたので、番組で取り上げたので気になって見ました。
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にがりとマグネシウム
にがりとは
海水から塩を作る際にできる余りもの。塩分のない海水。にがりは古くから豆腐を固めるための凝固剤として使用されてきた。
主成分はマグネシウムで高血圧の予防・改善効果が期待されている栄養素。にがりは海水から作られているが、海水はマグネシウムが豊富。
豆腐はマグネシウムが豊富
大豆にもマグネシウムが多く含まれているが、豆腐を作る際、マグネシウム豊富なにがりを使うため、さらに、マグネシウムが増加。
30年にわたりのべ10万人の患者を診てきた高血圧に詳しい東京女子医科大学病院 高血圧・内分泌内科 主任教授 市原淳弘先生によると、
マグネシウムを豊富に含む食材はいろいろあるが、その中でも豆腐は圧倒的にマグネシウムを摂取しやすい。
木綿豆腐1丁で390㎎のマグネシウムが含まれているが、もし、この量を他の食材で取ろうとすると、大変。
マグネシウムを多く含む食材
海藻類
・焼きのり
・ひじき
・昆布
ナッツ類
・アーモンド
・カシューナッツ
・落花生
木綿豆腐1丁分のマグネシウム390㎎を他の食材で取ろうとすると
ひじきの煮物の小鉢だと、約10杯
焼きのりだと、焼きのり大で約39枚
なぜ、マグネシウムに高血圧の予防・改善効果があるのか?
余分な塩分を体の外に排出する。
市原淳弘先生によると、「日本人の食生活は世界的にみて塩分が多いと言われている。血液中に塩分が多くなると、塩分には水を引き込む作用があるため、血液中の水分が多くなっていく。その結果、血管の壁への圧力が高くなり、高血圧になってしまう。そこで活躍するのがマグネシウム。
マグネシウムを摂取すると、全身の細胞にいきわたるが、特に腎臓に大きく作用する。腎臓は血液中に増えた余分な塩分を尿として排出させる役目を担っている。マグネシウムは腎臓に作用すると、その働きを促進させ、どんどん塩分を排出してくれる。
マグネシウムは塩分の排出力を高めてくれる栄養素。」とのこと。
番組では豆腐を良く食べるであろう、お豆腐屋さんのご夫婦(横浜市金沢区 創業59年 とうふの泰平屋株式会社さん)で、豆腐からマグネシウムをどれくらい摂取し、どれくらい塩分を排出できているかを検証していました。
連れ添って26年の50代ご夫婦で検証
・1日に食べた大豆食品からマグネシウム量を算出
・日本人のマグネシウムの平均摂取量 238㎎ (「平成28年国民健康・栄養調査結果の概要」厚生労働省)を基準として見る。この日本人の1日のマグネシウムの平均摂取量238㎎は厚生労働省の1日の推奨量より不足しているとのこと。
・尿検査によって、体から排出される塩分の量を調べる。
健康な人の塩分排出
健康な人は1日に摂った塩分を24時間で80%を尿で排出。
番組で50代~70代の4人の方の平均の塩分排出量を調べてみると、平均で41%が排出できていた。
若い健康な人の塩分の排出量は、80%あると言われているそうです。
日本高血圧学会が推奨する一日の塩分量は6g未満だが、二人の一日の塩分量はお豆腐屋さんの旦那さんが塩分量12.7g、奥様が7.7gでふたりとも、基準値を超えた塩分量を摂取していました。
しかし、旦那さんは、そのうちの84%の塩分を尿で排出。奥様は97%の塩分を排出していた。これは若い健康な人の塩分排出力を上回る値で、日本高血圧学会が推奨する一日の塩分量よりオーバーしていた塩分をほぼ排出できていたという結果が出た。
血圧と血管に対するマグネシウム・豆腐パワー
番組によると、
厚生労働省によると、男性の約3人に1人が基準値140を超える高血圧で女性の4人に一人が高血圧(平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要 厚生労働省)だが、
お豆腐屋さんのお二人の血圧と血管年齢も調べてみると、旦那さんは上が114の下が71で問題なし。
奥様も、上が126下が71で問題なし。
血管年齢検査でも、旦那さんが実年齢56歳に対し、血管年齢は50代前半
奥様は、実年齢51歳に対し、血管年齢は40代前半相当という結果が出て、健康な血管を保っていた。
どれだけ豆腐を食べたらいいのか?
市原淳弘先生によると、「味噌汁、納豆、豆腐など、いつもの食事でもマグネシウムは摂れているが、+木綿豆腐半丁を足すことでマグネシウムを足せる。
絹ごし豆腐より、木綿豆腐の方が、マグネシウム量は多い。木綿豆腐は重しをのせて水分を抜くので、その分マグネシウムの濃度が濃くなる。」そうです。
豆腐+青魚で血管の老化をストップ
さらに豆腐に加えて、青魚を食べることで悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールのパワーをアップさせて、血管の老化を止めるそうです。
私は豆乳とにがりとサプリで対処
私は味のない豆腐を何もかけずに毎日食べるのがなかなか続かないので、豆乳とにがりを飲んでいます。その方が私は摂取するのがとても楽だからです。
豆乳とにがりを同時に飲めば、お腹の中で豆腐を摂取したのと同じではないでしょうか?
EPAもサプリで摂ったほうが楽なのでそうします。
今はDHAは摂っていますが、EPAはしばらくサボっていたので、今度買いたいと思います。
たまたま自宅に、栄養機能食品として飲用していた「にがり」と特定保健用食品の「特濃豆乳」があったので、にがりを今度豆乳にまぜてみたいと思います。豆腐になるのかな?
そしたら、本当に固まるんですね・・・・。はじめてやってみたかも?
にがりを豆乳にまぜてから、型に入れてそのまま固めるのが「絹ごしどうふ」で、にがりを豆乳にまぜたものを型に入れ、上から重しをのせたものは「木綿とうふ」。
絹と木綿の布でこす違いではないんですよ。(当たり前ですが)
重しで押して凝縮するのなら、同じ大きさの豆腐を買うのなら、絹ごし豆腐より、木綿豆腐の方が、内容的に充実しているからお得なのでは?ということに気づきました。
でも、もしかして、タンパク質やマグネシウムは木綿豆腐に凝縮されているかもしれないけれど、重しで豆腐から出ていっている水分の部分にも、何か有効成分が残っていそうで(水切りヨーグルトの時に出てくる乳清みたいに?・・・)水分豊富な意味では絹ごし豆腐もいいのかな?と思ったりもします。
ともあれ、マグネシウムは脳脊髄液減少症の私にとって、今まであることで「大切な成分では?」と気づいた成分なので、なるべく今後も摂るようにしたいと思います。
内分泌代謝科の先生も、脳脊髄液減少症に興味関心をもっと持っていただきたいと思います。
第一、脳脊髄液漏れが原因で起こる高血圧だってあるんですから。。
脳脊髄液減少症でも内分泌の異常がいろいろ出るんですから。知らないなんて言わせません。
日本中のほとんどの内分泌代謝科の先生方は、自分たちと脳脊髄液減少症が深い関係があるなんてまだ気づいておられないでしょうが・・・。
たとえ自分たちの出番があり、患者の症状の回復に自分たちの知識や経験が役立つことがあるかも?と気づいていても、どう患者とかかわったらいいのかわからないので、遠くから見て見ぬふりしているのが現状でしょうが・・・