リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

ETV特集「告白~満蒙開拓団の女たち~」を見て

time 2017/10/28

ETV特集「告白~満蒙開拓団の女たち~」を見て

8月5日に放送されたETV特集「告白~満蒙開拓団の女たち~」アンコール放送が10月7日にありました。

なんとなく気になってその番組を見ました。

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亡くなる前に告白した勇気を持った女性たちの強さ

見て驚きました。
長年口を閉ざし、誰にも話してこなかったであろう満蒙開拓団の女たちが、ご自分の命が尽きる前にと口を開いて、当時、そこで生き延びるために何をしてきたのか、どんな風に自分たちが皆の命を救うたえに犠牲になってきたのか、の「告白」だったからです。

初回放送の時にはなかった「~平成29年度文化庁芸術祭参加~」の文字が加えられ、そうとう反響があったものと推察しました。
そしてこの平成29年度文化庁芸術祭でもなんらかの賞を取るのではないか?と感じました。

先日10月22日に見た、フジテレビの「殺人犯の息子と呼ばれて」のも私の直感では、前編後編ともなんらかの賞を取るような気がしています。

たまたま10月22日は台風の影響で普段、この番組を見なかった人まで見たでしょうが、私は15日の前編の内容の方が衝撃的でした。

きっと何かの賞を取ると思います。

この私の直感ははたして当たるでしょうか?
皆さん覚えておいてください。
こう見えて、私は、特にこうした予想を超えて、何もなくても若い時から予知力だけはもともと持っていましたから。
当たるかもしれません。

NHKEテレの番組は、歴史や社会の陰に隠されたことを丁寧に、何も知らない人たちにもわかるように説明してくれるので、とてもためになるといつも感じていますが、NHK特集ほど見る人も多くはないとも感じます。

特に、忙しいお母さんお父さん世代や、お仕事を持つ人たちの目にはなかなか触れられないのではないか?と感じます。

もう、すでにアンコール放送がされているので、もう、しばらくは再放送はないでしょう。

NHKオンデマンドでも見られないようです。

残念です。

もっと、多くの人たちに見てほしかった番組です。

私は、そんな歴史があったことを、この番組で初めて知りました。

当事者の人たちがすべて黙って死んでいったなら、その事実さえ知ることはなかったでしょう。

開拓団が生き残るために、開拓団の女たちが、敵の男たちの相手をして、乱暴に扱われても、開拓団の男たちや子供たちの命を守るために耐え続けて行為をし続けたなんて・・・・。

他の日本からの開拓団がみな集団自決して亡くなっていく中、敵の男たちの相手をすることでその開拓団は生き延び、結果的に無事に日本に帰宅できたなんて過去があったなんて・・・。

命をつなぐための究極の選択をしなければならないつらさ、それに耐え抜く勇気と気力。

どんなにつらかったことでしょう。

行為のあと、姉の局所を洗う係だった妹も、どんなにつらかったことでしょう。

私は、8月になると放送される、戦争にまつわる数少ない番組は、つらくてなかなか見ることはできません。
今年も、気になる番組がいくつかNHKスペシャルで放送されても、見ることができませんでした。

でも、これはなんとかつらくても見られました。

当事者が伝えなければ真実は伝わらない

当事者が、どうせ現代の若い人たちに話しても理解されないだろうことでも、それでも勇気を振り絞って、自分が亡くなる前に、と社会に伝えようとしてくれた気持ちが伝わって、勇気をもらいました。

私も、どうせ脳脊髄液減少症の当時の患者の気持ちや実態なんて、現代の若い人たちや、今のようにブラッドパッチが保険適用になっている時代の患者の人になんて、当時の当事者の気持ちなんてわかりっこないと伝えることをあきらめかけていましたが、
この番組を見て、当事者が思いを伝える大切さ、何があったかを淡々と伝えることで、世の中に過去の悲惨さから教訓を学んでもらう大切さを感じ取りました。

命つきそうになっても、誰に批判や嫌がらせを受けても、当事者が機会を見て、生きているうちに自分の体験や当時の思いを伝えていくことの大切さが社会を変えていく可能性を、この番組から教えていただきました。

私も、自分ができることとして、過去の脳脊髄液漏出症患者に何があったのか、今もどんなことに苦しんでいるのかを、めげずに伝えていきたいと思いました。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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