リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状に潜む脳脊髄液減少症の早期発見と回復、症状理解による患者に優しい社会の実現のために、私ができること

「座りっぱなし」の危険性

time 2017/08/24

きのう(2017年8月23日)の羽鳥モーニングショーで「日本人は座りすぎ」という気になることをやっていたのでメモします。

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世界各国からの“座りすぎのリスク”報告

シドニー大学の2011年の調査で、世界20か国のうち、日本がもっとも座りすぎだそうです。

一位から順に(日本 ・7時間、サウジアラビア、台湾、ノルウェー、リトアニア、香港、チェコ、スウェーデン、スペイン、カナダ、ベルギー、アルゼンチン、アメリカ、ニュージーランド、中国、オーストラリア、インド、コロンビア、ブラジル、ポルトガル・2.5時間)

 

スェーデンからの報告

デスクワークが多い仕事は、「立つ機会が多い仕事」より乳がんリスクが役2.4倍(閉経前)

(25歳~64歳 スェーデン人女性 役2案9000人対象)ルンド大 アナ・ヨンセン氏らの研究から・2015年

アメリカからの報告

車利用が週10時間以上使っている人は週4時間未満使っている人より心疾患での死亡リスクが約1.5倍(7744人を対象に21年間調査)

アメリカ・ウォーレン博士らの研究から2010年

オーストラリアからの報告

①座る時間が一日に11時間以上の人は、一日に座る時間が4時間未満の人より、心疾患死亡リスクが約40%増える。(45歳以上 成人22万人を対象)

シドニー大学の調査・2012年

②1時間以上座り続けると、1時間ごとに寿命が22分縮む。(25歳以上の成人を対象)

クィーンズランド大 フェールマン博士だの研究から・2012年

2時間以上だと44分縮む。

解説では、最近テレビによく出ておられる、慶應義塾大学 医学部教授の坪田一男先生が出ていました。
坪田先生は、科学的アンチエイジングの研究・導入に取り組んでいて著書には「一日6時間座っている人は早死にする!」などがあるそうです

その坪田先生によると、「人は1時間立つために寿命が20分くらい伸びている、それが座っているとキャンセルされるということ」と話していました。なるほどと、わかりやすかったです。

「日本全体で10年間で3年寿命が延びているそうです。ということは一日に8時間、3分の1は寿命が延びている。」
その分の延びが、座っていると減ってしまうということ。

心疾患というのは、心筋梗塞、狭心症などであり、座っているとすべてのがんの因子が上がる。
座り続けると、炎症、ホルモン、免疫によくない。

座っているのは、運動不足ということではなく、別のリスクファクター。
運動することも立つこともどちらも重要。
座りっぱなしのライフスタイルはリスクファクター。

話が横道にそれますが、「座りっぱなしのリスク」については、こんな本も見つけました。

本の内容説明には

メイヨークリニック研究員の論文が全米で話題!「座る」ことは体に悪い!!「1時間座ることで寿命は2時間縮む――」学会で発表した際には一笑に付されたという「現代人は椅子に座りすぎている」という研究。その後、イギリスのBBC放送など数々のテレビ局で紹介され、とくにアメリカではNBC放送「ロックセンター」、CBS放送「60Minutes」など主要な朝のニュース番組に著者が出演するまでになった。

という記述や

人類は何百万年も昔に歩行するよう進化し、以来思考力も二足歩行と足並みをそろえて進化してきた。脳も体と同じように、動きながら進化したのだ。(本文より引用)

と書かれていて驚きました。そんな論文が海外では出ているのに、日本ではそんな知識はあまり広まってませんから。

たしかに、人間は二足歩行する生き物で本来立って歩く動物だし、そういう立位の姿勢に脳も適応して発達してきたはずであることに、改めて気づかされたからです。

座りすぎると体の中で何が起きているのか?

坪田医師によると、

歩いているときは、血液は早く流れる。歩く立つことによって足の裏が地面にくっつくことが大事。

ところが座っていると、足の裏が地面にくっついていても、血液の流れが遅くなる。

歩くことの役割

歩くことはポンプの役割。足を動かすと全身に血液が循環する。だから立つこと歩くことは大事。エコノミー症候群もずっと座っていると血流が滞ってしまう。

座っているよりは立っている方がいいが、立っているだけでなく、足を動かした方がいい。

血流が遅くなると起こるリスク

① 血栓ができやすくなる。→心筋梗塞・脳梗塞のリスク

② 体内に取り込まれるべき糖や中性脂肪が血中に残る。→ メタボ・糖尿病のリスク

(普通なら、糖や中性脂肪は体内に入っていってエネルギーとして消費される。)

③ 体内で炎症が起こって細胞を傷つける。→ がん(特に乳がん)リスク

血流は通常のスピードでないとリスクが高まる。

筋肉を動かすと、マイオカインといういい物質が出てくる。

運動すると、心臓の筋肉をやわらくする物質SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)といういう物質がでてくる。今まで筋肉が「内分泌器官」だとわかっていなかったが、実は筋肉も内分泌器官だということが最近わかってきた。

運動はいいが、今回の話は「座っていることだけでもダメですよ。」という話。

世界のいろんな病気とか死亡率の第4位が「ただ座っている」ということだが、あまりそのことが社会に伝わっていない。

坪田医師のアドバイスでは「ずっと座っているのではなく、20~30分に一回は立ち上がること」だそうです。

座りすぎ対策

・株式会社 メタルワンでは、オフィスの机を高さが変えられるデスクを採用し、高さ125cmになり、立ち仕事ができる環境を整えた。

手軽にできる対策

家の中で、もともと高い机を用意して、移動するのも可。

・携帯用立ちデスクを使用して机の上に置く

・スマホアプリなどで一定時間座ったままだと立つように促されるアプリ

椅子にすわりながらできる血流改善法

①椅子に座って片足を伸ばしつま先を上に向けて5秒キープ。

②交代して足を伸ばし5秒キープ。

これを30分ごとに、左右5回ずつやる。

足が伸ばせない場合は、膝を曲げたままももを上に引き上げる動作だけでもよい。

空気椅子のように、腰を浮かせるのもよい。

貧乏ゆすりも血流改善になる。昨年、論文も出た。(fidgettingという)

足が不自由な人の血流低下の予防法は、2リットルペットボトルを手にもって上げ下げする。

本当は足を動かしたいが、動かせない人は体のどこかを動かす。

最もリスクが高い人

・アクティブカウチポテトの人(今アメリカで問題になっている人たち)

つまり、健康のことを考えてジムに通ったり、ランニングなど毎日運動をしているので安心し、それ以外の時間は、カウチに座りっぱなしでポテトチップスを食べているような人。

運動と座りっぱなしは別のリスク。運動しないよりはしたほうがいいが、毎日20~30分の運動をしていても、座りすぎのリスクの帳消しにはならない。

運動しているからそれ以外の時間はずっと動かないでいいということではない。二つのことを分けて理解する。

坪田医師によると、ジムで運動することだけが運動ではなく、エクササイズではなくアクティビティが大事でちょこちょこ動くのも運動。通勤も運動。運動の概念は広く、身体活動全部。

まとめ

番組を見ていて、私は、長く立っていることもできなかったころから、家の中では誰も私の代わりに食事を作ったりしてくれる人はいなかったのえ、とても寝たきりではいられませんでした。苦しかろうがつらかろうが、トイレ以外でも、宅配が来れば受け取りに玄関先までいかねばなりませんでしたし、

固定電話が鳴れば、起きて電話を取らねばなりませんでした。

食事作りも皿洗いも、長く立っていられないので寝たり起きたりしながら、ちょこちょこと起きては、作り、またその場に横になっては、立ち上がりを繰り返していました。

当時は、長く起きていられない患者の私をこんなに家事をさせるなんて、地獄だと思い、テレビや本で見る、「寝たきり」でいられ、家族に支えてもらっている患者さんの存在を知るだけでうらやましくてつらくなりました。

しかし、今になって思えば、あの「寝たきりではいられなかった環境」とちょこちょこ寝たり起きたりしながらも立ち上がっていた動きが体の機能を低下させない意味でも、血流の意味でもよかったのかな?と思います。

私が、ここまで改善できたのも、当時は悲惨だと思っていたことが、幸いだったのかもしれません。

番組内で、血流が滞ると、血栓ができるなどと言っていましたが、脳脊髄液減少症の私は違ったことも考えていました。

私は自分の経験から、たとえ治療後であっても、必要以上の「安静」は必要ないと思っています。

普通に生活していてそれで症状が悪化したり、また症状がでてくるkとを、私は「動いたことで治療したところの漏れが再発した。」というより、「今まで画像に映らなかった漏れが、新たに画像に映るようになった。」と私はとらえてきました。
確かに、脳にとって、本来の、健康だったころの姿勢、つまり立って行動することができるのなら、それに戻れるにこしたことがないのかもしれません。
そもそも、髄液がまだ漏れていれば立って行動すれば症状が出てくるはずですから、漏れが止まったか否か確認するうえでも、なるべく普通に過ごした方がいいのかもしれません。

医師の皆様へ

同じ点滴をするのでも脳脊髄液減少症の私は、点滴の速度が遅い(500mlを120時間近くの時間で点滴する)と、症状が逆に悪化し、トイレばかりで水分が逆にどんどん出てしまうのに対し、点滴の速度が普通の人より早い(500mlを1時間かそれ以下の速度)だと手足に力が戻ったり、頻尿がピタリと収まったりと、症状が一時的にでも劇的に改善するのです。

このことから、脳脊髄液減少症の患者の体の中では、血流が遅いと症状が出て、血流が早いと症状が改善するのではないか?などと勝手に想像しています。
あと、もし、脳脊髄液減少症患者の体では、血流が遅くなる現象が起きているとしたら、それを起こすような、心臓の機能低下を起こすような(たとえばSODの減少)とか、なにかが起きているのでは?とも考えました。

脳脊髄液が減ることで脳が受けるダメージで二次的にホルモン障害などが起こることは患者の症状からも少しずつわかってきていますが、体の中でのSODなどの酵素の分泌などにも悪影響を与えているかまでは、まだまだ研究が進んでいないのが現状だと思います。

何か脳脊髄液減少症患者の体の中で、血流に関する何かが起こっている予感がします。それが正常に戻らないと、たとえブラッドパッチで髄液漏れを止めたとしても、症状が消えないのではないか?とか考えたりもします。

血流の速度が遅いと、脳脊髄液も増えないといった、何か関連があるのではないか?とも思います。

点滴の速度が速いと症状が改善するということは、血流が早いと体内にめぐる血液の速さだけでなく、脳の血流も早くなり、なんらかのよい影響が脳や体に起こっている気がします。

もしかしたら、血流の遅い早いが、脳脊髄液の生産量や循環にも関係しているのかもしれませんし、体内での酵素の分泌にも影響しているのかもしれません。

これからの研究に期待しています。

それから、点滴を早い速度で患者にすることに対し、危険を感じる医師も多いと思いますが、心臓などに異常がない私のような患者であれば、本当に、早い速度の点滴で一時的にでも症状が緩和するのです。

逆に遅い速度の点滴だと、余計に激しいだるさが起こったり、手足の力が抜けたり、寝込んだりして動けなくなってしまうことを体験しています。

これらの現象は、多くの脳脊髄液減少症の治療経験のある脳脊髄液減少症専門医ならご存知のことでしょうが、それ以外の医師には、知られていないことだと思います。

どうか、この私の実際の経験を踏まえて、日常の診療に生かしてください。

あなたの診療科にも、脳脊髄液減少症患者が現れる可能性があります。

様々な不定愁訴を出すのが脳脊髄液減少症なのですから。お願いします。

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自己紹介

lily

健康オタクの脳脊髄液減少症のサバイバーです。「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

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