2020/07/04

人気タレントさんがめまい症で一週間入院したそうで、「直撃LIVEグッディ!」という番組で“めまい症”について取り上げていました。
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めまい症とは
耳の内側にある体の平衡感覚を司る三半規管に異常をきたし平衡バランスを失うことで“めまい”を感じる というものだそうです。
今回のタレントさんは、風邪をひいて、三半規管に菌が入り、腫れてめまい症をおこしたようです。
年齢と忙しさと感染症とが重なって、トリプルパンチだったのでしょう。
別の番組の事務所の発表によると、一人暮らしということもあり、大事を取って1週間の入院の措置をとったそうです。
早く回復されることをお祈りするばかりです。
それにしても、めまいで転倒して大きな怪我などせずにすんだのだけは良かったと思います。
本当にめまいと言えどもあなどれませんから。
番組の解説によると、“めまい症”というのは総称で、今回の人気タレントさんの場合は、菌の炎症によるものは、前庭神経炎というものだそうです。
前庭神経炎になりやすい人は
・30代~50代の男女
・過労・ストレスが高い人
・風邪を引いたあと。
めまい症の症状
・吐き気
・強烈なめまい
・ひどい車酔いに襲われたような立っていられない状態
はら耳鼻咽喉科の原誠医師によると、
「風邪の悪化と間違うと、重症化することも」ある。
めまいが2週間以上続くこともある。
前庭神経炎は1週間ほど安静にしていれば治り、再度発症することは少ない。
しかし、再発してしまうめまい症もある。それが良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症
三半規管のすぐそばに耳石膜という部分があり、そこに0.3ミリの耳石があり(体の動きを感じる器官)が入ることで発症する。
・寝起き時に回転性のめまい
・1分めまいで治まるめまいが続発。
危険なめまい
・心臓・血管疾患が原因で起こるめまいは、心筋症・不整脈になっている可能性も考えられる。
・中枢神経疾患が原因で起こっているめまいは、脳梗塞・脳出血が考えられる。
・精神的要因が原因で起こっているめまいは、うつ病が考えられる。
めまいは病気のサインなので軽視はしてはいけない。
私の感想
めまい症で一週間入院、というところが、なんだかちょっとうらやましいとちらっと思ってしまったのが本音です。
なぜなら、脳脊髄液減少症では、めまいなんかでは、どんなに激しいめまいでも、入院なんかさせてくれるところは少なくとも私の近所にはありませんから。
それに、脳脊髄液減少症でも、いろいろなタイプのめまいが出現しますが、そのことが世間一般はもちろん、医師にもあまり知られていないのではないかと感じました。
私が実際に経験した脳脊髄液減少症でのめまいをまとめてみます。
脳脊髄液減少症で出るめまい
・ぐるぐるとした回転性のめまい。
・ふわふわとした浮動性のめまい。
・ぐらんぐらんする、地震のようなめまい。
・横揺れするようなめまい。
・目から入る情報と体の感覚が合わないようなめまい。
・荒れた海上の船上にいるような吐き気を伴うめまい。
まとめ
脳脊髄液減少症のめまいの場合、心臓・血管疾患が原因で起こるめまいともちがうし、脳梗塞・脳出血でもなく、精神的要因でもない、脳脊髄液の減少による中枢神経の異常によって起こっているのではないか?と私は考えています。
はやく、“めまい”からでも脳脊髄液減少症が早期発見される時代になってほしいし、脳脊髄液減少症だと診断されてからも、めまいが起こったら、他の疾患を疑うのは結構ですが、同時にすでに原因としてわかっている、脳脊髄液減少症の症状としての“めまい”としても早期に対応して診てくれる医師が増えてほしいと思います。