2020/07/04
本日、2月24日(金)ビビットでやっていた
正しい顎の引き方です。
「実はすごい!大人のラジオ体操」などの著書の
整形外科医の中村格子医師が説明していました。
先日、首都圏向けのNHKのひるまえほっと、でも、“ぎっくり首”について放送がありましたので、
本日のビビットも興味を持って見ました。
その内容と感想について書いてみたいと思います。
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正しく顎をひいて腰痛改善
正しく顎を引いた姿勢は、腰痛の予防と改善につながるそうです。
腰痛の予防と改善には、
背筋や腹筋などの筋力をつけることと、
骨盤の位置を正しくことが重要で、
そのためにも、正しく顎が引いての正しい姿勢が大切だそうです。
正しくあごを引く効果
・腰痛の予防&改善
・顔のしわやたるみの防止
・代謝があがる
きちんとあごが引けているとあごもシャープになる。
正しいあごの引き方
①まず椅子に座る。
②骨盤を前後にゆすり、骨盤をまっすぐに立つように座る。
③お尻から背中にかけて壁があるつもりで、お尻から背中までうしろの壁につける感じで座る。
④お尻と背中の後ろの延長線上の頭の後ろにも壁があるつもりで、 頭を後ろの壁につけるようにする。
⑤この状態で、鼻から息を吸って、ゆっくり口から息を吐きながら、ふぅ~とお腹に力を入れながら、頭が斜め後ろに引かれていくような感じであごを引く。
⑥あごをうしろに引くときに、おなかに力が入っているのを意識する。
⑦これを何度か繰り返す。
電車の中など、どこでもできることなので、時々、リセットのつもりでやるといい。
これをやるのが、少しきつかったら、猫背を治すように、時々両手を広げて、深呼吸をしながらやるといい。
正しくあごが引けると、6キロもある頭の重さが、ストンと体に乗っていく正しい姿勢が楽だ、ということがだんだんとつかめてくる。
いい姿勢が楽だとわかると、姿勢が徐々に調整されていく。
正しく顎を引くと、腰痛の予防と改善ができる。
あごを引くときの注意点
・あごを引くというと、頭を後ろに傾けてしまう人がいるが、
首肩こりの原因や、余計に腰痛がひどくなってしまう場合があるので注意する。
・あたまを後ろに引くときに、2重あごをつくるようにあごを引くのではなく、
2重あごにならないように、あごをセットバックする気持ちで引く。
私の感想
あごを引いた姿勢を体で覚えるには、やはり、うしろに何もないところでやるよりも、うしろに壁があるところでやった方がいいと感じました。
脳脊髄液減少症になると、なぜか自然に姿勢が悪くなります。
もともと姿勢が悪い人だったと思われがちですが、そうではなく、
私の体験では脳脊髄液液が減ると首が安定せず、首がすわらない乳児みたいになった体験があります。
ですから、首のまわりに髄液が足りないと、首の骨のまわりの脳脊髄液は、首の骨とその神経を外力から守るクッションのような、緩衝材のような役目の他に、重い頭を支える首の骨を外側から補強する役目もしているのではないか?と考えたりもしました。
もちろんこれは素人の私の体験からの想像にすぎません。
しかし、脳脊髄液減少症の治療後、だんだんと回復するにつれ、自然に姿勢が良くなり、猫背も改善してきたことから、脳脊髄液の減少と姿勢の悪化は何らかの関係性があると、私は考えています。
今後の調査研究を待ちたいと思いますが、まだまだ整形外科医の先生は、脳脊髄液減少症と姿勢の研究には取り組んでくださらないので、それが判明するのはあと少なくとも30年はかかるのではないか?と私は考えています。
その関係性があきらかになる日まで、私は生きていられるかわかりませんが、いつかきっと脳脊髄液減少症と姿勢の悪化の関係が解明される日がくると信じています。
とにかく、姿勢を意識して正しくすることは、たとえ脳脊髄液減少症が原因での猫背や姿勢の悪化でも、自分が意識することで、悪循環を絶てると思いました。
私もこうして文字を打つ時、うつむき加減にならないよう、また、あごを引いて、頭を背骨の真上に乗せるのを意識したいと番組を見て思いました。
正しい姿勢を心がけることも、脳脊髄液減少症の症状の改善には大切です。
からだがつらいからといって、寝てばかりいてはダメだと思います。
また、正しい姿勢にするためには、腹筋や背筋など全身の筋肉を鍛えることも重要で、
私の場合、だいぶ回復してからですが、全身運動や、筋トレも、自己リハビリに加えました。
とにかく、寝たきりでいると、全身の筋力がまちがいなく衰えます。
つらくても、とにかく、家に出られない状態でも、体と脳は使わないたちまち衰えます。
座ってでもいいから、たまに背筋を伸ばすとか、立つとか、歩くとか、
二階まで階段を上り下りするとか、動かない手、長く立っていられない体でも家事をできる範囲でこなすとか、
外にでられなくても、家でできる筋トレもリハビリもいくらでもあります。
あまり起きていられない時期は、寝たまま、足を上げ下げし足り、腰を上げ下げしたこともありました。
これだけでも、何もしないでじっと寝ているよりもかなり筋トレになりました。
自分でできる自分リハビリメニューを自分で作り出し実行することです。自分の体調や症状についてや、自分ができること、できないことは、自分が一番わかっているはずですから。
少なくとも私はそれで、ここまで回復してきました。
とにかく、脳脊髄液減少症サバイバーの私がお伝えできる、
脳脊髄液減少症を乗り越えるコツは、
自分で情報を集め、自分でいいと思うことは、自己決定で実行していくことです。
あくまで他人のせいにしない、自己責任で。
ちなみに余談ですが、テレビでいまやひっぱりだこの、
首や、姿勢に詳しい整形外科医のドクターであっても、私の症状に隠された脳脊髄液減少症は全く気づきませんでした。
脳脊髄液減少症患者に、他のめだつ症状が重なった場合、あるいは、脳脊髄液減少症の症状のひとつが特に目立ち(精神の症状など)、他の脳脊髄液減少症の典型症状(起立性頭痛など)がない場合、医師の目はそちらにばかりいくため、患者に潜んだ脳脊髄液減少症はさらに気づかれにくくなります。
それぐらい、脳脊髄液減少症に気づくことができる医師は少なく、脳脊髄液減少症は見逃されやすいってことです。
まだまだ医師まかせではなく、自分で情報を集めて自分の症状に潜む原因を、自分で推理し真犯人をあぶりだし、そこから医師を探していくような、「最初の自分の気づき」も大切だと思います。