リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

疲労と自律神経

time 2016/11/10

11月5日放送の、 HNK チョイス 病気になったとき 疲労 を見た感想の続きです。

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疲労と自律神経

番組によると、

疲労に関係しているのは、脳の中の自律神経の中枢で、
この自律神経の中枢が、心臓の動き、呼吸、体温などを調整するための指令を出しています。

自律神経の中枢の細胞は、日中のストレスや運動などで発生する活性酸素によって傷ついていく。
この細胞の傷が疲れの原因。

傷が増えると疲労感を感じさせる疲労因子FFというたんぱく質が増加。
すると、脳内では「疲れた!」というアラームを出し、体に休息を求める。

この細胞の傷を回復させるのが、疲労回復因子FRというたんぱく質。
このFRは睡眠中にもっとも増加する。

しかし、睡眠が十分にとれない状態では、疲労回復因子FRは増加せず、細胞の傷は修復されない。
それによって、疲れが取れない。

ということです。

番組で紹介された過労での睡眠障害の男性は疲労専門外来の医師に、相談し、診断書を書いてもらって

1か月の自宅療養で、

・規則正しい生活で、体内時計を整える。

・最低7時間は睡眠をとる。という生活指導をされ、

・朝まで眠れるよう、睡眠薬を処方され、

1週間、睡眠時間を確保できただけでも、心も体も軽くなり、1か月後職場復帰できたそうです。

脳脊髄液減少症で起こる疲労と「過労」との違い

脳脊髄液減少症での疲労は、こんなに簡単にはいきません。

まず、患者本人が、自分に起こっている疲労感という症状が脳脊髄液減少症ではないか?と気づけるだけの
情報を持ち合わせていないと気づけません。

疲労専門外来に行っても、そこで、その医師に、脳脊髄液減少症と疲労との関係の知識がなければ、
いくら、

・「過労による睡眠障害」の診断書を書いてもらい、職場を1か月休んで自宅療養しても、

・生活指導を受けて、体内時計を整えることや、一日7時間の睡眠をとるよう心がけても、

・睡眠薬で睡眠を確保しようとしても、

脳脊髄液が漏れたままの体であれば、何をどうしても、疲労感は抜けないでしょう。

それどころか、体の痛みや、痺れ、目のぼやけなど、ありとあらゆる症状が出てきて、
その症状ごとに、診療科をめぐりはじめ、さらに迷路にはまっていき、ますます脳脊髄液減少症が原因での疲労感や症状だと気づけなくなる危険性が高まるでしょう。

脳脊髄液減少症は自律神経失調を引き起こす

今回の番組では、疲労感と自律神経について、は説明がされても、脳脊髄液減少症によって自律神経が失調し、それによって疲労感が起こるということについては、触れられませんでした。

触れられないのは当たり前でしょう。
そのことに気付いているのは、 脳脊髄液減少症の当事者で、まさに「ザ・自律神経失調症」というような症状を経験し、睡眠障害を経験し、脳脊髄液減少症の治療を受け続けて、それらの症状が薄皮を剥ぐように改善いていった患者たちと、そういう患者を数多く診ている脳脊髄液減少症治療の専門医たちだけでしょうから。

・脳脊髄液の減少によって、脳の自律神経の中枢が障害されること

・それによって、自律神経失調の症状が出ること。

・それによって体内時計が狂うこと。

・それによって、人の生活リズム、睡眠リズムなども狂うこと。

・それによって、睡眠障害にもなりえること。

・脳脊髄液減少症が放置されるとこれらの多彩な症状により心身の不調が起こり、 それがまたさらに苦痛を生み、心身の不調をさらにひどくするという悪循環になること。

これらのことは、私自身が経験した事実ですが、このことが、きちんと研究され、論文にまとめられ、発表され、医学界や社会に受け入れられる日は、まだ先の話でしょう。

さらに、脳脊髄液の量が何らかの方法で、正確に測れる未来になれば、脳脊髄液量と自律神経との関係性がさらに明らかになることでしょう。

私の予言

・脳脊髄液の漏れを止め、脳脊髄液の減少を食い止め、 脳脊髄液の量が正常になれば、脳が再び正常に機能しはじめ、 脳の自律神経の中枢も正常に機能し始めることが、はっきりと証明される時代がくるでしょう。

脳脊髄液減少症が原因での、自律神経の障害による、 不眠や、睡眠障害、激しい疲労や、自律神経失調や、起立性調節障害や、パニック障害のような 心身の症状は、 脳脊髄液の減少を食い止め、髄液量を正常にする治療で、
健康な体を取り戻すことも可能だということが、 未来には、はっきりと証明され、普及するでしょう。

そして、疲労専門医はもちろん、多くの医師たち、注目しはじめることでしょう。

福祉関係者も、教育関係者も、自分たちと無関係ではないことに気付きはじめるでしょう。

いろいろな分野の人たちが、脳脊髄液減少症の早期発見と治療の重要性に気づきはじめることでしょう。

そして、やがて、健康番組や健康雑誌でさかんに脳脊髄液減少症が取り上げられはじめるでしょう。

今はまだ、脳脊髄液減少症が多くの人の体調や精神状態、感情、そして人生に関係する重大なものであるという認識は医学界にも社会にもどこにもありません。

しかし、やがて、脳脊髄液減少症の重大性に多くの人たちが気づく時代が必ずきます。

これは私の予言です。

これを書いた日付を記しておきます。

今日は2016年11月10日(木)です。

何十年後かに、もし、この予言が実現した時、私が生きていて、ここがもし残っていたら、
ここを自分で読み返してみたいと思います。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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