リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

片付けられない!ADHD編

time 2017/08/28

2017年8月27日 TBS系 ゲンキの時間「片づけられない」を見た感想の続きです。

片づけられないのは「ADHD」が原因でも起こるそうです。

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ADHDとは

ADHDとは注意欠陥多動性障害のこと。

市ヶ谷ひもろぎクリニック精神科診療部長 の本郷誠司医師の説明では

AD=不注意  HD=多動性
ADHDとは 脳の働きに「偏り」があって、様々な特性として現れること。だそうです。

ADHDの特徴

・思い付きで衝動的に行動する。
・じっとしていることが苦手で落ち着きがない。
・気が散りやすく片付けが苦手

ADHDの当事者の女性の声

普段の生活で大変なこと

・アルバイトでの仕事で順序がわからない。注文ミスがあったり、周りの人と同じように、どう努力してもできない。

・本棚を片付けていたのに、机の方がちらかっているから机を片付けなきゃとか、机片づけてたら、床が散らかっているから床を片付けなきゃとなる。

いざ、かたづけをしたいと思っても、目に映るものが気になって、だれでもできそうな片付けも、次々と注意が映ってしまうため、一部屋分の片付けですら、半日かけても全く進んでいない時がある。

人が簡単にやっていることが私にはできない。自分がADHDだと気づいていなかった時は、そんな自分自身を「自分がだらしないからだ」とずっと自分を責め続けていたこともあった。ということです。

そこで、思い切って自分の状態をインターネットで検索したところ、一致したのがADHDだった。片づけられない原因が(ADHDだと)わかって「安心した」そうです。

病院からは薬が処方されたが、本郷医師によると「薬はあくまでも補助的なもの」だという。

本郷医師によると、「ADHDは泳げない子供と同じ。泳ぎが得意な子もいれば、泳ぎが苦手な子もいる。薬という浮輪で泳ぐのを助けてくれて、薬を飲みながら、色々なことをやっていって、今までできなかった事ができるようになると、薬は減らせるかもしれない。やめていけるかもしれない。」とのこと。

このADHDの20代の女性の方は、常にメモ帳を持ち歩き、大切なことはメモに色をつけたり図を書くなど工夫。無くしやすいものは場所を決めて置くなどで日々改善に向けて努力を続けているそうです。

ひとくちに、片づけられないと言っても、その原因や理由はさまざま。自分の個性に合わせた片づけ方を見つけましょう。

と番組では締めくくられていました。

杏林大学名誉教授 精神神経科の 古賀医師によると、

「ADHDは広い意味では病気だが、ある意味その人の個性。その個性が強すぎると誰かから指摘されたり自分でそう思ったら専門医に相談する。」ことがいいそうです。

ADHDの人の特徴としては、・感受性が豊か・行動的・好きなことには高い集中力を発揮し没頭する。などの長所もあり、有名な芸術家や医師、職人にも数多くADHDの人たちがいることがわかっているそうです。

私の感想

「片づけられないと言っても、その原因や理由はさまざま。自分の個性に合わせた片づけ方を見つけましょう。」と言われても、それが簡単には見つけられないから困るのです。
私はADHDの薬で、片付けできるようになるのかわかりませんが、なんどか地元の医師に脳脊髄液減少症のことでの「片づけられないこと」を相談してみたのですが、私の見た目があまりに普通に見えるせいか、あまり真剣にとらえてもらえず、専門医も紹介してもらえませんでした。
自分で、ADHDに詳しい地元医師を探して、一度相談してみたいと思います。

ちなみに、市販で売られている片付け本は、すべて、健常者のなんなる「片づけスキルがない人」向けの本ばかりです。

片付け脳がやられている人、片付け脳が機能低下した人向け、片付け法マニュアルは「本」には書かれていないのです。

私は自分のために、自分でそれを見つけるしかないのです。

実は、自分の片づけられない状態を「客観的」に見つめること少しだけわかってきたことがあるのですが、まだ片づけができたわけではないので、発表はできません。

その自分マニュアルで自分の家が片づけたできた時に、お伝えしたいと思います。

あと、脳を研究している方々や、脳脊髄液減少症の研究者の先生方には、脳脊髄液減少症でも、ADHDの人と非常によくにた、「空気を読めない」「相手の話をさえぎってまで自分の話を延々とし続けてしまう。」とか「片づけが苦手」とか「自分が興味のあること、好きなことには集中できるが、そうでないものは先送りしてなかなか取り組めない」という状態が現実に存在することをまずは知っていただきたいと思います。

それらは多くの患者は「症状として申告できていない、しない」と思いますから、医師もそういう症状状態に患者があることに、気づけないと思います。

それらのADHD様の症状が、「片づけられない。物事の優先順位を判断できないこと」で生活環境を悪化させたり、人とのコミュニケーションでのトラブルや、社会生活に支障を出すことで、患者自身の生活の質をかなり下げることを知っていただき、改善方法を考えていただきたいと思います。

そして、ADHD様症状が改善する可能性のある、脳脊髄液減少症の「片づけられない」状態の脳を研究すれば、もしかしたら、
先天的なADHDによって、「片づけられない」人の脳にもなにかいい改善策につながるような、新たな発見があるかもしれないと思います。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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