2020/07/04

先日、「悪天候時に悪化する症状に注意!」という記事を書きました。
その話の続きを書きます。
私は、昨日から、少しずつ体調が楽になりました。
私の場合、天候が回復すると、症状も軽く楽になります。(しかし、いわゆる“天気痛”とは思っていません。)
このことから、原因不明の症状を抱えていて、病名もなく苦しんでいて、その症状が、悪天候時に症状も悪化し、
天気がいいと症状が軽くなる人は、「脳脊髄液減少症」に要注意です。
「悪天候時、あるいは天気が崩れる数日前から悪化する症状」それは、なにも、頭痛や体の痛みだけではないのです。
その症状がだるさ、やしんどさ、呼吸の苦しさ、目の症状、耳の症状、めまい、手足の脱力症状、吐き気、のような一見内科分野のような症状、気力の低下、うつ、など、いろいろなのです。
症状は、身体症状、精神症状の種類によらず、とにかく、あなたを苦しめ、いつものように日常生活を送れない、あるいはいつもより、仕事や学校で快適に過ごせないような「症状」です。
症状の種類がどうとか、どれがあてはまって、どれがあてはまらないということではなくとにかく、あなたが、とてもつらいと感じる症状です。
そのご自分を苦しめている症状が、気圧や天候に関係しているかどうかまず調べてください。
もし、すでに、それらの症状に対して、医師によって何らかの病名がついていたとしても、もし、あなたも、その病名を付けた医師が、
脳脊髄液減少症についての知識があまりないと感じられるなら、まずはあなたが、天候と症状との関係性があるか、ないかの記録をつけて、考えてみてください。
私は、自分の経験から悪天候時に何らかの症状が悪化する人たち、天気がいい日は、症状が楽になる人たちの中に、脳脊髄液減少症の人が、見逃されてる可能性があると思っています。
これは私があくまで、自分の経験から考えた想像にすぎませんが、たとえ、すでに医師によって、「慢性疲労症候群」とか、「線維筋痛症」とか「起立性調節障害」とか、「冬季うつ病」とか「パニック障害」「軽度外傷性脳損傷」とか、「双極性障害」とか、「脳過敏症候群」とか、「片頭痛」とか、「周期性嘔吐症」とか、何らかのいろいろな病名がついている人であっても脳脊髄液減少症が原因でそのような症状が引き起こされている場合もあると思います。
実際に、私がそれらの病名と非常に似た症状を経験していますから。
ですからもし、そのような病名を付けた医師がたとえ「脳脊髄液減少症」の病名を知っていたとしても、
その医師が、脳脊髄液減少症の詳しい症状や特徴をご存じなく、多くの脳脊髄液減少症患者の診察経験もない医師であるなら、
脳脊髄液減少症を見逃している可能性もあると思います。
特に、以前から天候悪化時に関節が痛むとか、古傷が痛むとか、そういうことがある人で、過去に交通事故にあったような方は要注意です。
普通の天気での痛みなどは、医師の間でも、世間一般でも、よく知られています。
しかし、悪天候時になんらかの症状が悪化して、周囲や医師にそのことを相談したとしても、まさか脳脊髄液減少症が低気圧で悪化するという特徴を知る医師はまだまだ少ないでしょう。
不定愁訴を医師に訴えれ続ければ、女性の場合は、生理周期との兼ね合いでの不調、高齢者の人や、更年期の人の場合は、年齢的なもの、思春期の場合は、体が変化する時期特有の不調とされやすと思います。
まさか、不定愁訴の影に、脳脊髄液減少症が潜んでいるなんて考える医師は、あまりいないでしょう。
「そりゃ、天候が悪いと誰でも多少は具合は悪くなるよね。」と、言われがちであるため、「よくあること」として、軽視されることが
多いと思います。
これらは私自身の経験から感じてきたことです。
どんな病気や怪我であっても、早期発見と早期治療は大切であることは、誰にでもわかっていることですが脳脊髄液減少症の場合は、症状が、発症から早期であればあるほど、患者の訴える症状が軽症であればあるほど、皮肉なことに、患者はもちろん、医師にも、脳脊髄液減少症に気づくことは、非常に難しいと感じます。
脳脊髄液減少症の、早期発見と早期治療が遅れると、手足に力が入りにくく感じたり、
麻痺や、痙攣、
視覚、聴覚の異常、
味覚障害、
歩行障害
内分泌障害、
記憶障害、
高次脳機能障害、などが起こったり、体を長く起こしていると症状でつらくなり長く起きていられず、長く座っていられなくなり、
常に横にならざるをえず、寝たきり状態になるなど、深刻な状態に陥っていくことがあるのです。
不定愁訴のように見える症状からでは、脳脊髄液減少症の症状だとは、なかなか気づけないのです。
原因不明で、具合が悪いな~と思ったら、翌日雨とか、台風接近中だったと気づく人は、脳脊髄液減少症にご注意ください。