2020/07/04

ネットニュースを見ていたら、毎日新聞のニュースが目につきました。
先日も最近の乳児揺さぶられ症候群の事件のニュースをテレビで聞きましたので、今日は“揺さぶられ症候群”について私の考えを書いてみたいと思います。
まずは少し前の毎日新聞の記事を引用します。
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乳児殺害公判:揺さぶり死問われた父親に無罪判決
毎日新聞 2018/11/20 20:01
大阪府吹田市の自宅で2016年、生後1カ月半の次男の頭を揺さぶり死亡させたとして、傷害致死罪に問われた作業員、楢崎淳二被告(32)の裁判員裁判で、大阪地裁は20日、無罪(求刑・懲役6年)を言い渡した。頭を揺さぶられて傷害を負う「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」が死亡の原因かが争点で、大寄淳裁判長は「揺さぶる暴行を加えたとは認定できない」と判断した。
検察側は、傷害は事故によるものではないとし、暴行できたのは容体が急変する直前に一緒にいた被告だけだと主張。弁護側は「他の家族が誤って落とした可能性もある」と無罪を主張していた。
公判では複数の医師が証言したが、けがの原因や暴行の有無について見解が分かれた。判決は「落下が原因の可能性があり、傷害を負った時期も断定できない」と結論付けた。
楢崎被告は16年10月3日、自宅で次男の頭を揺さぶって急性硬膜下血腫などの傷害を負わせて死亡させたとして起訴された。
SBSを巡る事件は後を絶たないが、家庭内で起きるため事実認定が難しいとされる。広島地裁でも14年、生後5カ月の長男を揺さぶってけがをさせたとして傷害罪に問われた父親の無罪が確定。大学教授や弁護士らが、虐待を疑われた保護者を支援するプロジェクトも始まっている。
大阪地検の畝本毅・次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応する」とのコメントを出した。【戸上文恵】
私は交通事故で激しく頭を前後に揺さぶられたのだから、現在の私は脳脊髄液減少症の原因となった疾患名は“成人揺さぶられ症候群”とでもいうべきではないか?と思いました。
私は着替えも食事も疲れて満足にできなかった時代や、全身が音や光、風、水が触れても痛い、といった、「慢性疲労症候群&線維筋痛症」と病名をつけられてもおかしくないような症状がありました。
その大元の原因が髄液漏れだったのですから、その髄液漏れの原因が、交通事故での激しい衝撃を人体に受けた末のことなのですから、私の脳脊髄液減少症はつまりは“成人揺さぶられ症候群”ともいえるのではないかと気づきました。
そう考えてくると、逆に考えれば、言葉が発せないような乳幼児が、親に虐待で揺さぶられた場合、“やわらかい脳が頭蓋骨にぶつかって損傷し、命は助かっても、言語障害、歩行障害、学習障害など後遺症が残った場合、「髄液漏れ」が隠されている場合もあるのではないでしょうか?
そんなことを考えていた矢先、昨日、千葉県八街市で、息子が母親を肩を持って揺さぶって殺したという、恐ろしい事件のニュースを目にしました。
「肩を揺さぶったら翌朝死んだ」九十九里母親遺棄事件
Yahoo!ニュース フジテレビ
11/27(火) 0:31配信
「肩を揺さぶったら翌朝死んだ」九十九里母親遺棄事件
千葉県の九十九里浜周辺に、母親の遺体を遺棄した疑いで逮捕された長男が、「母親と口論になり、肩を揺さぶったら、翌朝に死んでいた」と供述していることがわかった。
「順番にばらばらに捨てた」遺体切断容疑の男2018年11月26日 19時02分
YOMIURI オンライン
発表では、男は9月26~27日頃、千葉県八街(やちまた)市の自宅で母親(当時75歳)の遺体を刃物のようなもので切断し、同県大網白里市などに遺棄した疑い。
事件をテレビや新聞やネットニュースで読んで、「え?肩をつかんで揺さぶったら、翌朝死んでいた?」と驚きました。
供述が本当か嘘かわかりませんが、もし、本当なら、どんな力でどんな風に揺さぶったのか?それでどれほど首が前後に振られたのか?
首に怪我を負ったのか?
それとも・・・・、成人揺さぶられ症候群ともいえる、むち打ち症状態で、結果的にひどい髄液漏れでも起こして、呼吸中枢が機能しなくなったのか?自律神経が滅茶苦茶になって、心臓が止まってしまったり、呼吸ができなくなったのか?
首が座らない乳幼児にだけ、揺さぶられ症候群が起こるわけではないのではないか?たとえ成人であっても自動車での衝突事故のような激しい衝撃が加わり、むち打ち症状態ので首が前後に振られることも、それは成人の揺さぶられ症候群と、言えるのではないか?
ということは、脳脊髄液減少症は、交通事故での衝撃で首を激しく前後に振られたことで発症したなら、転倒や転落での衝撃ではなく、自動車事故での首のむちうちも含む、衝撃による首の激しい揺さぶられにによって発症した脳脊髄液減少症は「成人に揺さぶられ症候群」と言ってもいいのではないか?と思いました。
ただ、生まれたての脳もやわらかく、首も座らない乳児や、幼児の脳や体にダメージを与える揺さぶられの衝撃の大きさと、大人の体や脳にダメージを与える人体に与える揺さぶりの衝撃の大きさが、成人の方がはるかに大きいという違うだけで・・・。
ちがうかな?
人体が衝撃を受けて、すぐ何か症状がでたり、亡くなったりすれば、症状の原因、死因が結びつくけれど、
もし、人体が激しい衝撃をうけて、すぐには症状がでなくて、じわじわと、だるい、眠い、しんどい、微熱、眠れない、痛み、頭痛、感染症にかかりやすい、手足に力が入らない、立っていられない、座っていられない、などというわけのわからないいろいろな症状が出てきたら、症状ごとに、内科に行ったり、神経内科に行ったり、頭痛外来に行ったり、して、症状の原因が、まさかあの衝撃を受けたこと、だと気づける人はすくないでしょうね。
成人の揺さぶられ症候群、つまりは、衝撃によって、脳脊髄液が漏れ、それが普通の医師では想像もつかない原因だから、患者の訴える症状を診ても、「髄液漏れ」が思い浮かばない医師が大半なんでしょうね。
相当数の隠れ、成人揺さぶられ症候群の患者が、いる気がします。
ちなみに、「成人揺さぶられ症候群」とは、私が勝手に思いつきで最近作った言葉です。念のため。
そんな病名現在の正式の医学の教科書には書かれていないはずだから。