リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

名医の定義

time 2017/11/19

最近、「名医」の定義ってなんだろうと考えるのです。

テレビに出ている医師が名医とは限らないと私は思います。
それは、たまたまテレビ局側の取材や、出演依頼に応じることができた医師にすぎないだけ。

あるいは、視聴者受けする話を上手にしてくれて、テレビ局側に重宝されている医師というだけ。

いくらその道の専門家でも、テレビでうまく話ができない医師もいるし、そういう医師がテレビに出ると、私も見ていてイライラするからすぐ番組を切り替えて見てしまう。ということは、他の人もおそらく、そういう行動をしやすく視聴率も下がりやすいだろうと思うのです。

つまり、どんなに治療がうまくても、知識が豊富でも話がうまくない医師、視聴者受けしない医師は、テレビにはあまり出ないと思うのです。

それに、まじめに臨床に出て患者を診ている医師も、そうそうはテレビには出られないと思うから、テレビに出ている医師が名医だとは私はとうてい思えないのです。

それに個人でクリニックを経営している医師は、テレビに出ることで宣伝になったりするだろうから好んで出演依頼を受けるだろうし、
テレビによって有名になることや、自分の著書が紹介されて売れることを期待している医師も、出演依頼はどんどん受けるでしょうから、テレビによく出ている医師が名医だとも私は思えないのです。
第一、臨床で患者の対応に本当に毎日毎日追われている医師は、忙しくってそんなにテレビの出演依頼なんて受けられっこないと思っています。

たまたま私の受診していた総合病院のとある医師が、のちに「医師が選ぶ医師」ということでテレビで紹介されていたことがありました。
そのことが病院のホームページでも大々的に紹介されたりもしました。

が、実際に患者から見たら、こういっては失礼ですが、ただの定年過ぎの先生って感じでした。とある最新の治療法について尋ねてみましたが、なんとご存知ない様子であまり力にも相談にも乗ってくれませんでした。
がっかりしました。
のちに、テレビで紹介されているを見て、「医師が自分が病気になった時かかりたい医師、医師が選ぶ名医か?」と驚いた経験もあります。
確かに元大学病院の教授とかだと、下々の多くの医師たちが「いろいろと(そんたく)忖度して、あえてベストオブドクターとかに選んでいる」可能性もあると感じました。
さから、「医師が選ぶ名医」に選ばれた人が、必ずしも、患者から見たら医師として尊敬できるような知識と技術と人柄を兼ね備えた名医とは限らないのでは?」と考えたりもします。

名医ってなんでしょうか?

テレビで紹介されている医師や、出演回数の多い医師が、必ずしも自分にとっての名医ではないってことだと私は思っています。

テレビに出ている医師は、テレビ受けして、テレビ局に重宝がられている貴重な医師としての人材だ、ぐらいに、私は思っています。

誰かにとって名医でも、他の人にとっては名医ではないこともあるのだと思います。
名医とは固定された一人の人ではなく、患者ごとにいろいろなタイプの医師が当てはまるのだと思うのです。

名医とは自分で実際に、自分で行動を起こして医師に会いに行きながら、さらに自分で考えながら、自分の感覚と感性で人を選びだすものだと私は思います。

私にとって名医とは、患者と共に考え、患者を見放さず、患者の意見も否定せず、患者の意見も聞きながら、医師の考えものべる人です。
さらに、患者と医師が双方の意見交換がきちんとできて、お互い力を合わせながら考えながら、解決方法を手探りしながら、時に道に迷ったり間違ったりもしながらも、必死で回答を見つけ出そうと努力し続けることができる人のことを、「名医」だと私は思っています。

この私が考える「名医」の定義がクリアできていない医師は、教科書的な患者は治せても、画像も症状も教科書に載っていないような、特にこじらせた「脳脊髄液減少症」患者は残念ながら絶対に治せないと私は思っています。

脳脊髄液減少症は、言葉や文字で表現するのも難しい耐え難い症状が出ますから、それを逃さず聞き取り考える力が優れた医師でないと、解決策も全く思い浮かばないと思います。

脳脊髄液減少症患者を回復に導くような医師は、科学者や医学者的な経験や知識も大切だとは思いますが、そうしたことより、発明家的な発想や、普通の人が想像もしないような視点がある人が、脳脊髄液減少症の名医になる素質があると感じています。

つまり、名医とは、一人一人が自分で感じることであって、一般的に固定された定義などないのだと思います。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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