リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

脳脊髄液減少症と口腔ケア

time 2016/11/14

11日8日 は 「イイ、ハ」のごろ合わせで、いい歯の日でした。

その日、NHK あさイチで 長持ちの極意 について放送がありました。

脳脊髄液減少症になると、口の中の環境が悪くなるのを経験していたので、歯を長持ちさせるための内容がとても参考になったので、ここにまとめてみたいと思います。

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歯を長持ちさせるために

・フッ素入りの歯磨き剤を使う

・歯磨き剤を歯にまんべんなく塗る。(フッ素を歯に均一に届けるため。歯磨き剤を塗ることで、口腔内の粘膜全体にフッ素が届けられ、粘膜から少しずつフッ素が歯に届けられ、歯全体を二時間ほど守るため)

・毛先を歯と歯茎の間に対して45度に当て、力を入れずに同じところを往復20回以上磨く。

・一度泡を吐き出す。

・15ml(大さじ1はい)の少ない水で5秒間、一回だけ口をすすぐ。(フッ素を残すため)

少ない水で1回だけ口をすすぐのはフッ素を口の中に残すため。

歯を長持ちさせるためのフッ素の濃度は0.05ppmだが、唾液中のフッ素濃度はゆすぎ5回だとその値を下回り、
ゆすぎ3回だとぎりぎりクリアし、ゆすぎ1回だと0.05ppmを大きく上回って十分なフッ素が口の中に残っていた。

そのため、ゆすぎ1回がおすすめとのこと。
(しかし私は、ゆすぎ1回では歯磨き粉が口に残って、たぶん気持ち悪くて耐えられないから、フッ素の効果を期待するなら、
歯磨き後に、フッ素入りの洗口液を使うと思う。)

フッ素の働き

・歯から溶け出したカルシウムやリンなどの成分が歯に戻るのを助けて歯を強くする。

・歯垢が作る虫歯菌の働きを弱める。

フッ素入り歯磨き剤の適量

・3~5歳  グリンピース1個ぐらいの大きさ。

・6~14歳 グリンピース2個

・15歳以上 グリンピース3個ぐらい

・3歳未満は歯科医にご相談くださいとのことでした。

歯磨きの回数

・朝、昼、夜、寝る前の4回

就寝中は唾液が少なくなり虫歯菌が繁殖しやすいため、特に寝る前の歯磨きが重要だそうです。
寝る前にフッ素入り歯磨きで歯磨きすると、フッ素が粘膜に留まる時間が長くなるのでいいそうです。

以上が、NHKあさイチでやっていた、歯を歯が持ちさせるための内容でした。

番組を見て感じたことと私の実践

この内容は、歯を長持ちさせると言っても、虫歯の予防に重点が置かれているように感じ、歯周病予防の観点についてはあまり触れなかったようにも感じました。

最近は、寝る前に、お気に入りの乳酸菌のタブレット(DHC オーラルクリアSS‐K12)をなめています。

タブレットをなめてから寝た翌日の朝は、口臭がしないのを、自分以外の家族の口の匂いを朝かいで確認で、確認しています。

タブレットをなめると、確かに翌朝匂いがしなくなるのは、寝ている最中の口の中の悪玉菌が抑えられている証拠ではないか?と感じました。

それ以前は、家族がいつも自家製ヨーグルトで作ったドリンクを飲んだまま、歯を磨かないで寝るので、それでは、乳酸菌が口の中に残るというより、ヨーグルトを市販の乳酸菌飲料で割って飲むため、糖分が歯に残ってしまい、そのまま寝たら虫歯の危険があると思い、代わりのものを探していました。

口臭ケア専用のタブレットを見つけて以来、それを買って試しています。

脳脊髄液減少症と口腔ケア

脳脊髄液減少症の口腔ケアの重要性に気づいている患者や医師はごくごく稀だと思います。

脳脊髄液減少症では、全身の痛みとか、だるさとか、物忘れとか、頭痛とか、そういう症状が目立つため、患者も口の中の症状はあっても、気づかないか、他の強くつらい症状に気をとられて二の次になり、受診時、医師にはなかなか話さないでしょう。

そのため、医師も、脳脊髄液減少症の患者の口の環境の悪化と、それにともなう病状悪化の危険性と、口腔ケアの重要性には、なかなか気づけないと思います。

脳脊髄液減少症で、痛み止めとか、全身痛のための張り薬とか、とにかく症状を薬でなんとかしようとする患者や家族も多いと思いますが、脳脊髄液減少症の症状回復のために大切なのは薬というより、日常生活での、自分でできるさまざまなケアの部分が大きいと、私は思います。

そのケアの一つが、口腔ケアでもあると思うのです。

実際、私は、薬に頼ってなんとか症状を紛らわせたりごまかしたりするよりも、私は、検査や治療を躊躇しない、「攻める闘病」と、自分なりの「自分ケア」によってここまで回復してきたと思っています。

私は脳脊髄液減少症で口の中の状態が悪化し、ひどい目に遭ったので、その体験から、口腔ケアの重要性を感じて今も実践しています。

私自身が感じた、脳精髄液減少症患者が「口腔ケアが重要になる理由」を書いてみたいと思います。

脳脊髄液減少症になると意識した口腔ケアが重要になるわけ

・手の脱力、疲れやすさ、立位がつらい症状で、自力での歯磨きが非常に困難になります。

・激しいだるさ、立位困難、座位困難で、普通の歯医者の待合室に座って待つとか、椅子に座って治療の順番を待つとか、そういう治療行為自体が体がしんどくて不可能になるうえ、自分で運転して歯医者に行くとか、そういった日常的な通院が非常に困難になり、脳脊髄液減少症の通院だけで家族の支援がいっぱいいっぱいの時、歯の治療は後回しになりがちになります。
それによって、治療が遅れますます歯が痛くなったり、口腔状況が悪くなったりもします。

・脳脊髄液減少症になると、なぜか非常に甘いものが食べたくなるため、頻繁に甘いものを食べる、そのため体重が増えたり、虫歯になりやすいです。

・脳脊髄液減少症になると、汗や涙、唾液がでにくくなり、口が渇く、そのため、頻繁に水分を摂るが、それでも口が張り付きそうに渇くことがある。口が渇く自浄作用が落ちるのか口臭がひどくなったりする。唾液がでにくいということは、口の中の自浄作用が落ちているという事で、口腔環境が悪化しやすく歯周病や口内炎にもなりやすいのです。

・風邪などの感染症にかかりやすく治りにくくなるためか、ホルモンの影響か、生理周期に伴って、生理前に口内炎も繰り返すようになります。

・症状で、喉が渇き、普通の水より、スポーツドリンクなどの糖分やミネラル、塩分が入った飲み物をとても体が欲する。そのため、一日を通して、スポーツドリンクを飲んでいた時期があり、歯に悪影響を及ぼし虫歯になりまた。

・脳脊髄液減少症の、唾液がでにくいうえ、喉が飲み込みにくい、むせやすい症状が出た経験があり、そのため、脳脊髄液減少症では、普通の人より、誤嚥性肺炎の危険を感じた。まして高齢者の脳脊髄液減少症患者は、若い脳脊髄液減少症患者より、嚥下力が劣っている分、なおさら誤嚥性肺炎の危険があると感じました。

脳脊髄液減少症になると、だるくて起きていられなくなり、手足の脱力もおき、
歯磨きすら疲れてしんどくなります。

まとめ

これらの私自身の実際の経験から、脳脊髄液減少症の闘病中は、口腔ケアも重要だと感じました。

これからは、医科だけでなく歯科の関係者も脳脊髄液減少症についてもっと知っていただき、
患者の闘病中の支援と回復のためにお力を貸していただきたいと思います。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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