リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状に潜む脳脊髄液減少症の早期発見と回復、症状理解による患者に優しい社会の実現のために、私ができること

「VR酔い」と脳脊髄液減少症

time 2016/09/16

「VR酔い」と脳脊髄液減少症

昨夜の番組 WBS
「VR酔い」について取り上げられていました。

2016年はVR元年とも呼ばれているそうで、
「VR」とは、バーチャルリアリティーのことです。

バーチャルリァリテイによる画像を見てゲームなどをしていると、
目から入ってくる情報と、
実際の体の感覚が一致せず、
乗り物酔いのような、

頭痛、吐き気、冷や汗,
症状が出てくることを
「VR酔い」というそうです。

私は「VR酔い」という言葉を知りませんでした。

調べてみると、
ひと昔前は、
「シュミレーター」などの画像で、乗りもの酔いの症状が出た人もいたことから、
シュミレーター病」ともいわれた時代もあったようです。

番組では、
茨城県つくば市にある産業技術総合研究所で
映像酔い、VR酔いを研究している
感覚知覚情報デザイン研究グループの
氏家弘裕工学博士の元で、
バーチャルリアリティ画像を見ながら、
どんな映像で気分が悪くなるのか実験が行われていました。

被験者(番組キャスター)は、
画像を見て、体調をボタンを押して知らせます。

0が症状なし
1が、(吐き気はないが、)わずかな症状
2が、(吐き気はないが)軽い症状
3が、軽い吐き気
4が、そこそこの(中程度の)吐き気

です。

体のほてり、吐き気、頭痛など、
乗り物酔いの症状と似ているというVR酔いはなぜ起こるのか?

有力な説は
「感覚不一致説」だそうです。

人間は、普段生活していて、動きを感じるとき、
さまざまな感覚情報によって自分が動いていると感じる。

映像酔いの場合は、
視覚だけが動かされている情報は
普段の感覚パターンと違う感覚となる。

体が動いていないのに、見ているものが激しく予測不能に動くと、
脳が混乱し、
不快感につながるそうです。

すべての人が酔うわけではなく、
6歳から12歳のこどもや女性の方が酔いやすいという研究結果も出ているそうです。

VRの新しい技術がしっかり普及していくために、
いかにVR酔いを抑えていくかがポイントだそうです。

東京都渋谷区のデジタルハーツという会社では、
発売前のゲームなどのVR酔いのチェックサービスを、
調査モニターが調査するサービスを8月から
開始したそうです。

30人ほどのモニターが、
16項目を4段階で評価して、
それをもとにVR酔いの度合いを数値化するそうです。

その16項目とは、
1.一般的な不快感がある。
2.疲労感がある。
3.頭痛がする。
4・目が疲れている。
5・目の焦点がぼやけている。
6・唾液が増えている。
7・発汗している。
8・吐き気がする。
9・集中できない。
10・頭が重い。
11・眼がかすむ
12・目を開けた状態でめまい感がある。
13・目を閉じた状態でめまい感がある。
14・自分や周囲が回転するようなめまいがある。
15・胃の存在感がある。
16・げっぷがでる。

というものです。

私は、脳脊髄液減少症のぐらぐらふわふわふわするVR酔いに似た気持ちわるさで、
6番以外、すべてを経験しています。

数値が20を超えると、多くの人が、VRゲームを続けたくなくなり、
10未満だと、合格ラインだそうです。

デジタルハーツは、
VR酔いを起こしやすかったゲームの開発者に対して、
改善点をアドバイスしているそうです。

この放送を見て、私は、かつての感覚を思い出しました。

脳脊髄液減少症になると、
乗り物酔いをしやすくなるし、

何も乗り物に乗っていなくても、
バーチャルリアリティのゲームをしていなくても、

今、ここの現実にいても、
それでも、VR酔いと同じことが起こっていたのだと、かつての自分の症状を思い出しました。

脳脊髄液減少症になると、
バーチャルリァリティ画像を見ているわけでもないのに、
まさに、
現実の世界にいながら、「VR酔い」を起こしている感じです。

つまり、
現実の世界での、目に入ってくる映像の感覚と、体の感覚がズレてしまい、
脳が混乱し、気持ちが悪くなる感じなのです。

健康な人間なら、そんなことが起こるはずがないのに、
脳脊髄液減少症になると、
そうなるのです。

家の中の移動でさえ、
体の感覚と、
目から入ってくる感覚がズレて、
それらの情報が脳で統合できない感じなのです。

そのため、床までの距離、
階段の感覚、
物に腕を伸ばした距離と実際の触覚の感覚がすべてズレ、

ふわふわした感覚や、
脚の感覚と
目で見た感覚があわず、
階段を踏み外すような、感覚になるのだと思います。

脳脊髄液減少症になると、
脳の中で、
目からの情報と、実際の体の感覚が、
バーチャルリアリティの世界でなく、
実際の現実の世界であっても、
ズレてしまうために、
不快感を生み出しているということを、
早く研究者の皆さまが研究し、証明していただきたいです。

めまいの専門家の先生、
VR酔いの研究者の先生、
脳脊髄液減少症の先生には、

一刻も早く、脳脊髄液減少症のめまいの原因として、
目から入る映像と、体が感じている感覚のズレで起こる脳の混乱という視点で研究して、

脳脊髄液減少症の患者の脳で
いったいどんな異常が起こっているのか、真実を突き止めていただきたいと
思います。

脳脊髄液減少症が放置され続けると、
運転や、スポーツなどの最中、もし、この酔い、脳の不快感が起これば、

健常者より、事故が起こりやすい危険があると私は思います。

VR酔いも乗り物酔いも、バーチャルリァリテイのゲームをしたり、乗り物に乗ったりして、
気持ちが悪くなるものでしょうから、
それらをやめれば治まるでしょう。

しかし、
脳脊髄液減少症になると、
VRゲームをしなくても、現実のこの世界で
それらの症状が起こってしまうのですから、逃げようがありません。

逃げようがない中で、
生活のために動かなければならないとしたら、

患者の苦痛はたとえようがなくつらく、

患者とその周囲へ及ぼす危険は、
健常者のそれとはくらべものにならないくらい大きいと私は思うのです。

人の脳は実に複雑で、精巧にできていて、
目から入る情報、
体の動きで、
自分の位置や方向を瞬時に計算しているのでしょう。

それが脳脊髄液減少症で脳が不調となり、
正常に機能しなくなるとしたら、
VR酔いと同様のことが起きても、
少しも不思議ではないでしょう。

見た目健康そうに見える患者であって、
患者本人の苦痛は、
たとえようもなくつらいこの症状について、
一刻も早く、
多くの医師や研究者に、早く理解していただきたいと
私は思います。

ちなみに私は、
ブラッドパッチ治療で髄液漏れを止め、
アートセレブ治療で人工髄液で髄液圧を上げる治療などを繰り返した結果、

現在では、
現実の世界で「VR酔い」みたいに気持ち悪くなることは、
一切なくなりました。

現実の世界で、
しっかりと
目から入った情報と
体の感覚が一致して、今はもう、現実の世界で気持ちわるくなることはありません。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。「原因不明」「異常なし」「気のせい」「精神的なもの」あるいはすでになんらかの病名がついている人たちの症状の影に、実は脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

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