リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

高齢者の睡眠障害と脳脊髄液減少症

time 2017/10/06

本日10月6日、NHK Eテレで、「人生レシピ」のセカンドライフの快眠法の再放送をまた見ました。
9月29日にも再放送されたので、私の知る限り、初回放送から3回以上放送されているはずです。

この番組は定年以降の仕事からリタイアした人むけの番組のように感じますが、この「睡眠に関する放送回」がこれだけアンコール放送が続くということは、それだけ高齢者の中に「睡眠」に悩む人が多いのだと思います。

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睡眠障害の医師も知らない?高齢者の脳脊髄液減少症

しかし、今までテレビで見てきた数々の睡眠の専門家と言われる医師も、誰一人として、「脳脊髄液減少症」が背景にあることなど、考えたこともないのでは?と私には思えました。

もし、私の想像が正しいのなら、高齢者が睡眠障害を訴えて、睡眠障害の専門医を受診したとしても、その背景にある脳脊髄液減少症という原因には、たどりつけないことでしょう。

年齢が高齢になればなるほど、すべての症状を「退職したせい」や「生活リズムの崩れ」や「単なる睡眠障害」のせいにされて、
ますます、脳脊髄液減少症は疑われなくなるでしょう。

高齢者の脳脊髄液減少症は、若い人の脳脊髄液減少症より、さらに見逃されやすく、本人も気づきにくいでしょう。

高齢になればなるほど、ネットを使って情報を集められる人も若い人たちよりは少なくなり、脳脊髄液減少症という原因で睡眠障害が起こることさえ情報を得らえず、脳脊髄液減少症に詳しい医師にはたどりつけないことでしょう。

若い時に、髄液漏れを起こしていながら、なんとか症状を抱えながら生き抜いてこれた人が高齢になって、ますます、加齢での普通の体調や筋力の低下なども加わって、持病が出たり、転倒したりしてそれがきっかけでもともとあった髄液漏れの症状がきつくなってくるなどが起こったとしても、
高齢、加齢によるもの、最近の目に見える病気や怪我の治療、ばかりに目を奪われて、その人の症状の背景に潜んでいる、脳脊髄液漏出症は放置され続けることでしょう。

脳脊髄液漏れが放置され脳脊髄液減少症の状態が続いた、高齢者は、若いころは体のしんどさや腰の痛みなどの身体症状が目立っていたとしても、高齢者になると、認知機能の障害なども出てきて、火のつけっぱなしや、運転操作の間違いなどで、火事や交通事故を起こしかねないでしょう。
お金を払うというルールさえわからなくなり、万引き犯と誤解され続けることも出てくるかもしれません。

高齢者といえども、脳脊髄液減少症の放置は、認知症のリスクや事故やケガや、事件へのつながりかねないリスク、誤解のリスク、により、高齢者の最後の人生のQOL(人生の質)の低下をきたしかねないでしょう。

脳脊髄液減少症の見逃しや放置や、早期に適切な医療的対応を逃すことは、患者の人生の質を落とし、患者を長く苦しめ、症状を悪化させ、本人のためにならないだけでなく、認知症などに発展したり、医療費などで国や家族の経済的、精神的、身体的負担も増すでしょう。

脳脊髄液減少症は、いろいろな不定愁訴を出しますから、高齢になればなるほど、くどくどといろいろな症状を言えば言うほど、医師にも「加齢のせい」とされかねないでしょう。

しかし、実は、高齢者の脳脊髄液減少症を早期発見早期治療すれば、本人も家族も国にとっても、医療費の無駄を防げ、事件や事故で本人や周囲を危険に巻き込むリスクを減らすことでしょう。

日本全体の医師に、脳脊髄液減少症の早期発見早期治療の知識が広がり、医療体制が整えば、
高齢者の寝たきりや、認知症のリスクも減らすでしょう。

そのことによって、健康寿命が延びるでしょう。

介護にかかるお金、医療費の削減もかなうでしょう。

たかが、高齢者の睡眠障害とあなどるなかれ。

睡眠障害にかかわる医師は、必ず頭の片隅に、脳脊髄液減少症の可能性も置いていただきたいです。

脳脊髄液減少症は見た目ではわかりません。
普通の検査では、患者の訴えを証明するような検査結果も得られません。

医師のあなたが脳脊髄液減少症の詳しい情報をお持ちでないなら、患者の睡眠障害などの症状の陰に潜む脳脊髄液減少症は見抜けません。

ましてや、頭痛もないような、患者の訴える不定愁訴からでなんか、絶対に脳脊髄液減少症は早期に気づけません。

中途半端に脳脊髄液減少症の症状についての知識があっても、いざという時、患者を早期に救えません。

脳脊髄液減少症は、たとえどんな症状からでも、医師の誰もが簡単に診断できるような、検査の開発が望まれます。

早く開発してください。

アミノインデックスのように、血液検査とか、外来でできる簡単な検査で、髄液漏れを、どんな医師でも迅速に見つけられるような検査方法を開発してください。

日本中、いえ、世界中の高齢者の中に、脳脊髄液減少症患者が潜んでいるはずです。

だって、子供よりも、若い人よりも、高齢者は長く生きている分、それだけ、過去に交通事故にあっていたり、転んだり、スポーツで衝撃を受けたりしている確率が高いはずですから。

しかも、子供より、若い人たちより、人生における「脳脊髄液減少症という概念を医師が持たない時代」を長く生きているはずですから。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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