リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

2020年2月16 日朝日新聞記事を読んで

time 2020/02/16

2020年2月16 日朝日新聞記事を読んで

2020年2月16日の朝日新聞を読んでいたら「マスク品薄 できる工夫は」と題した鈴木智之さんが書いた記事がありましたので、それについてと私の読んだ感想を書きます。

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朝日新聞 2020年2月16日の記事内容

マスクの品薄が続き、国はメーカーに増産を依頼した。不足が心配されるマスクを再利用したり、自作したりできるのだろうか。不足が心配されるマスクを再利用したり、自作したりできるのだろうか。

全国マスク工業会の高橋紳哉専務理事は「(繊維を折らずに絡ませた)不織布でつくられたマスクは基本的に使い捨てが前提で、洗った場合は100%の効果はない」と話す。

関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は、使い捨て用マスクの再利用は危険だと指摘する。使用済みマスクの表面には、ウィルスを含んだ飛沫(せきやくしゃみのしぶき)がついている可能性がある。「裏表で再利用したり、洗ったりすると、飛沫に触れて感染するかもしれない。」と話す。
自作はどうか。新型コロナウィルスと直接関係ないが、警視庁災害対策課が2017年紹介した簡易マスクがネット上で注目されている。
記者も作ってみた。

まず、キッチンペーパーを机に広げ、1辺から約1センチ離れたところで辺と並行に山折りする。続いてさらに1センチ先を谷折りに。これを続け、キッチンペーパーが蛇腹の帯のようになったら、両端に輪ゴムをつけホチキス止め。数分で完成した。

手作りについて勝田さんは「緊急避難的に使うべきで推奨はしない。キッチンペーパーでつくる場合は3枚ぐらい重ねて、できるだけ顔に密着するようにしてほしい。」と話す。

 

私の疑問と反論

簡単に私の疑問と意見をはじめに簡単にまとめて言うとマスク工業会では 不織布マスクの再利用の実験を実際にしたことがあるのか?

再利用マスクは新品より性能が落ちるというが、それなら洗ってもいくらかは効果は残っているのか?
なぜ、不織布は使い捨てが基本なのか?

ウィルスを含んだ飛沫がつく可能性があるのは、マスクだけではなく衣類につく可能性もあるのではないか?マスクだけではなく、衣服を脱ぐ時にも手に飛沫がつく可能性があるのではないか?
マスクの外側を洗わずにそのまま内側にして再び使う人などあまりいないと思うが。

なぜ、衣類は外出から帰っても洗って再利用可能で、マスクは洗って再利用できないのか?

簡易紙マスクはたしかに簡単にできるが、見た目も使用感も耐久性も悪く、紙一枚だとこころもとなく、3枚だとホチキスで輪ゴムを止められないため現実的ではないと思うが?

私が専門家から聞きたいのは、今ないものを「使い捨てにするのがベスト」という「理想論」ではなく「ないものを今、身の回りにあるもので代用し、ベストを尽くすための方法」だということ。

ということ。

先の全国マスク工業会の方に私は言いたいです。本来「使い捨てマスクが使い捨て」なのは私も知っています。では、なぜ、繊維を折らずに絡ませた不織布は、繊維を織り上げた布と比べて、再利用に適さないのか、その辺のところを聞かせてほしかったです。

たとえば、これは私が考えた不安の一例ですが、「繊維を折った布は、洗濯すると汚れが落ちて清潔になるが、繊維を折っていないで絡ませただけの不織布は、汚れをキャッチしてしまい落ちにくいから不衛生である。」とか、きちんと実験してその結果を知らせてほしいです。

次に、全国マスク工業会の方に言いたいことは、「不織布でつくられたマスクを洗って使うと100%の効果がない。」というのは実験してためして言っているのですか?想像で言っておられるのですか?

エビデンスがあっておしゃっているのなら、では、1回洗濯すると、どれくらい性能が落ちるのですか?2回洗濯したらさらにどれくらい性能が落ちるのですか?3回洗ったら?4回洗ったら?10回洗ったら?性能はいつか0%になるのですか?

家電や家具の耐久性などの実験をメーカーはやっていますが、使い捨てマスクは使い捨てが前提でどんどん買ってもらいたいでしょうから、洗って再利用する実験などやっていないとのことですが、災害時に備えて、勇気をもって、利益に反することかもしれませんが、この機会に実験してみてもらえませんか?

もし、実験を一度もしていないとしたら、なぜ、洗った場合は100%の効果はない、などと言えるのですか?

不織布マスクを洗ったら100%の効果がないとしたら、逆に考えると、洗っても何パーセントなら効果が残っているのですか?90%ですか?80%ですか?それとも20%なんですか?

そのへんをきちんと答えられず、もし「洗うと効果がどれくらい落ちるか?の実験もしていないのに、そんなことをおしゃっているのでは?」と、私はその意見自体に疑問を感じます。

次に ウィルスが含まれた飛沫がついているのは、何もマスクだけではないはず。マスクにつくなら、衣類にだって、帽子にだってバックにだってついているはず。

ですから私は外出、特に病院から帰ると、洗えるものはすべて洗うし、洗えないものはアルコール消毒します。通院時に使った靴もアルコールを吹き付けましたし、入院時に使ったキャリーバックの外側、やローラー部分も。電車の座席や病院の待合室の椅子に触れた衣類も、全部脱いで洗ってしまいますけど、そんなことやる人はあまりいないかもしれません。

飛沫に触れて感染するかもしれない、と言ったら、家に帰ったら、ジャンパーやコートの外側にも触れられませんから何ひとつ脱げません。上着のボタンにも触れられません。マスクに限らず、人は外出から帰ったら、外側に衣類に触れなければ脱ぐことができません。

マスクをはずす時、飛沫に触れる可能性は、使い捨てにマスクを外す時も、洗うためにマスクを外す時も、どちらも同じ気がします。

なるべくマスクの外側に触れず、流しにおいて外側にアルコールを吹き付けてから石鹸で洗って水流で流し、その後、抗菌洗剤で洗濯機で大量の水で洗ってもウィルス対策としてはダメなのでしょうか?

洗濯機の30分近い洗いと水量で洗うことになんら効果がないとしたら、手洗いなんて水量的にも時間的にも10分も手を洗ってませんから、「手洗いが一番のウィルス対策」という専門家の意見にも私は矛盾を感じてしまいます。

もし手に飛沫やウィルスがついても、アルコール消毒したり、石鹸で洗いながせばいいというのなら、衣類もマスクも同じではないですか?

マスクを使い捨てにするのが必須なら、一般人も防護服のようなものを、衣類の上に着こんで通勤し、毎日使い捨てなければならないのではありませんか?

マスクも衣類も同じように飛沫を浴びているかもしれなくても、マスクは口元だから毎日使い捨てにし、衣類は膨大な量だし、ジャンバーやコートは毎日洗えないし使い捨て衣類は一般にはないから、衣類は使い捨てにできないから洗濯して洗って再利用が可なのですか?(私は基本毎日衣類を全部洗ってます。特に病院に行った後は上着もすべて)

マスクを使い捨てにする方がいいのは、それは誰しもわかっているし知っていること。でもそれが経済的にも品数的にもできなかったり、特に品薄の今、家族分毎日数を用意できない人がいる時、「では、どうしたらいいか?」を私たちは今、知りたいのです。(専門家としては、無難なことしか言えないし、マスク業界も売り上げにかかわるから、たとえ洗濯に耐えうる素材であったとしても、「洗って使えます。」なんて絶対に今後も言わないでしょう。)

使い捨てマスクがない時代もあった

NHKの大河ドラマで今「麒麟が来る」をやっていて私は毎回見ているのですが、たしか初回に堺正章さん演じる医師が出てきた時、「鍼灸」の針を、こどもにもやっているような子役のセリフがあったので、当時の「針」はどのように消毒していたのか?と考えていました。そして、もし、あの時代の流行り病時にはどうしていたのだろう?と思いをはせました。今、私が当時の人たちに「マスクを使いすてにしなさい。」とアドバイスしたところで、何の役にもたたないだろうと。

「マスクは使い捨てにしないとウィルスがついて危険ですよ」と言ったって、不織布の使い捨てマスクがない時代を生きる人たちには何の役にもたたないのではないですか?

そんなに何百年も昔でなくても、日本だって、昭和の時代、ガーゼマスクが主流で使いすてマスクなんてなかった時代があったはず。

そうしたくてもできない、物がない時代に生きた人たちにもしアドバイスする時のように、今の私たちにアドバイスがほしいのです。

大切なことは、「理想論」ではなく、「その人たちが生きるその時代、その時、すぐ簡単に手に入るもので、耐久性があって、繰り返し使えて、かつ、何もしないよりはマシなこと」を伝えるのがベストなのではないでしょうか?

その当時の人たちに今私が未来から何か伝えるとしたら、「使い捨てマスクや、使い捨て手袋を使いなさい。再利用は絶対にいけません。使いすてなければいけません。」なんて言ったってなんの役にもたちません。

もし、使い捨ての注射針も鍼灸針もなかった時代の今から何百年も前の人たちに、今、私が何かをアドバイスするとしたら、

「患者さんはなるべく元気な人から離して、隔離しつつ、元気な子供はなるべく患者に近づけず、患者に近づく時は、なるべく介護人は口を布で覆って頭の後ろでしばって、患者の咳の飛沫をなるべく吸い込まないようにして注意しながら患者の介護をし、介護の後はよく手を洗い、うがい、鼻うがいをしたほうがいいですよ。患者の使った物には熱湯をかけたりして消毒するといいですよ。」と、その当時の人が実現可能なことを言うことでしょう。

専門家の人たちには、「理想論」ではなく、現在の一般人が実現可能な方法を教えていただきたいのです。

もっとも、専門家の人たちは、勤め先から支給されたマスクを、好きなだけ使い捨てできる環境にいた方々が多いでしょうから、私たち庶民の目線でのアドバイスなんて「実体験がないまま想像で話すしかないから」難しく、うかつなことも専門家として言えないから「理想論」で納めがちなのだと私は感じます。

 

たとえば、無人島に船で100人が流れ着いて、そこで、一人が未知の感染症になってしまった時、その一人を介護看護しつつ、まわりの人が生き延びるためには何をしたらいいか?という時に、マスクは使い捨てじゃなきゃダメ、とか、そんなこと言ったって役にたたないと私は思うのですよ。

その場にあるもので、ベストを尽くすにはどうしたらいいのか?を専門家は考え、勇気をもって実現可能で今できるベストな方法を発言していただきたいです。

キッチンペーパー3枚マスクは作ってみたらボツでした

警視庁災害対策課には申し訳ないですが、手作りについて、私は数日前にも書いたけれど、紙の蛇腹折りと輪ゴムの簡易マスクは私は使いません。

なぜなら、カッコ悪くて外出時に使えたものじゃありません。

しかも、輪ゴム1本だと耳が痛いですし、2本つなげても耳たぶがひっぱられて耳が折れてきます。

災害時にマスクがない時に、避難所などで使う分にはホコリなどは少しは遮断できていいかもしれません。

しかしそうでない時に日常的に使うには、洗って再利用はできないし、毎日作り続けるのも大変だし、カッコ悪くて外にはしていけず、現実にはとても使えないでしょう。

勝田先生のアドバイスのようにキッチンペーパーを3枚重ねて実際に私も作ってみましたが、実際にはよけい実現不可能でした。

なぜなら、キッチンペーパーを3枚重ねると、大きめな蛇腹(2センチ以上の幅)で紙を折ってホッチキスで止めようとすると、3枚×(8回ぐらい蛇腹折り)×(ゴムを挟むと折り返しすと2倍になる)で48枚のキッチンペーパー部分をホッチキスで止めることになり、やってみても、ホチキスの針がうまく3枚の紙を貫通ぜず、うまく紙をとじられませんでした。

ましてや、記者がやったように、1センチ幅の蛇腹に折ってホチキスで輪ゴムをとめようとすると、実際にやってみましたが紙が厚すぎてホチキスの針が通りませんでした。

つまり3枚のキッチンペーパーで輪ゴムで簡易マスクを作るのは実現不可能だってこと。何とか大き目蛇腹に折って作ってマスクとしてつけてみても、キッチンペーパー3枚だと息苦しいです。

いくら渡航医学の専門家でも、手芸や工作の専門家ではないはず。実際に作ってみたことがあるのでしょうか?
一度でも実際に作ってみれば、キッチンペーパー3枚での簡易マスクは、使えないと気づくはず。キッチンペーパーでつくるなら、紙1枚が息がしやすいと思いますしホチキスも止めやすいです。

たとえ、キッチンペーパー1枚と輪ゴム2個とホッチキスで簡単にできても、洗えないと毎日作り続けなければなりません。災害時の避難所で、毎日毎日大多数の人が、キッチンペーパーと輪ゴムとホッチキスを使い続けるだけの物資が潤沢にあるはずもなく、結局災害時はペーパーマスクも使いまわさざるをえないのが現状なのではないでしょうか?

たとえば、災害時の避難所などで、簡易マスクが欲しい時、キッチンペーパー一枚と輪ゴム2個の簡易マスクを作る時、毎日キッチンペーパーと輪ゴムの材料を調達し、毎日多数の人に材料を配り、毎日ホチキスを大人数で使いまわして作り続け、簡易マスクも使い捨てにせよ!とでもいうのでしょうか?

ホコリを吸い込むのを防ぐためだけにはそれでもいいかもしれませんが、集団の中での感染防御という意味では、ホチキスの使いまわしはどうなんでしょうか?非常に疑問を感じます。

紙のキッチンペーパーと輪ゴムでつくる簡易マスクはとにかく私はカッコ悪くて私は使えません。
いくら身近にあるもので簡単にできても、使う人が抵抗のあるもの、は普及しないし現実的でないと思っています。

かわりに、フェルトタイプのクッキングペーパーと、キッチンの三角コーナー用不織布で私が自分で考案した簡易マスクの方が、息はしやすいし、耐久性があるからまだ、マシだと思っています。

ただし、私考案の簡易マスクは、クッキングペーパーと不織布でもともと水切りしやすいように作られている分、息がしやすい分、飛沫もウィルスも筒抜けなのかも?

でも、不織布の間にクッキングペーパー一枚挟み、それを二つ折りにするので、合計3枚×2折りで6枚が口元に来るので、薄いけれど、紙3枚同様の効果はあるのかも?と思っています。

早く専門家が、想像だけでなく、実際に作ってみて、私の疑問と不安に答えて欲しいです。

 

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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