2020/07/04
昨日(2017年8月20日)のフジテレビ「フルタチさん」で「衝動買いをする人の脳を、買い物以外で満たす方法」として「甘い物を食べるといい」という脳科学者の中野信子先生の解説を見ていました。
衝動買いをした瞬間には、快楽のドーパミンはピークになるそうです。
衝動買いを防ぐには、「安心感を満たすセロトニン」を買い物以外で出すことがポイントだそうです。
それを聞いて、気づいたことがあります。
私が、脳脊髄液減少症の症状が耐え難いほど苦しい時、猛烈に甘い物や糖質が食べたくなったことを思い出したからです。
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脳脊髄液減少症の脳はセロトニン不足?
私が、脳脊髄液減少症の症状が耐え難いほど苦しい時、なぜか猛烈にチョコレートが食べたくなりました。
なぜチョコレートが食べたくなるのかわからなかったのですが、それを食べると少し落ち着くのです。
チョコレートやスィーツを好み、むさぼるように食べていたために、体重が増えてしまいました。
その後、脳脊髄液減少症の症状が改善するにつれ、あの猛烈な甘い物食べたさの欲求は次第になくなっていきました。
あれはなんだったのか?もしかして脳がセロトニンを求めていたためではないか?と今思うのです。
もしかして、脳脊髄液減少症では脳がセロトニン不足になりやすく、それによって、さまざまな症状がでるのを、脳がセロトニンを何とか増やそうとして、本能的に自然に甘い物や糖質を取る食行動を私に起こさせたのではないか?ということに気づいたのです。
甘い物はセロトニンを出す
甘い物を食べると、脳からは安心感を満たす「セロトニン」が出るそうです。
衝動買いをしてしまう人が、買い物をしていた時に脳から出ていた「セロトニン」を甘い物を食べることでも「セロトニン」を出すことで、脳をだますのだそうです。
衝動買いの欲求を減らすために、「普段行かない店に行く」とか、「無理のないダイエットをする」とかは逆効果だそうです。普段行かない店に行くと、脳が刺激されてドーパミンが出てしまうのでよけいな物まで買ってしまう可能性があるし、無理なダイエットをするとストレスがたまりやすく、ダイエット中はセロトニンの分泌量が減るので、よけいに衝動買いを誘発する可能性があるそうです。
衝動買いを減らすには、とにかく甘いものを食べることが有効だそうです。
甘い物が苦手で、買い物が好きな人は、セロトニンを出す別の方法を試すことがおススメだそうです。
セロトニンを増やす方法
セロトニンを増やす方法は、甘い物を食べること以外にも
・半身浴をする。
・軽い運動をする。などがあるそうです。
脳科学でわかった衝動買いしやすい女性の特徴
女性はものがあるということに安心感を覚えるので、いろいろな物が部屋中にあふれている、部屋が汚い女性が衝動買いをしやすい。
物がないことに敏感の人は物を集めておかないと不安で、衝動買いもしやすいそうです。
私の番組を見た感想
甘い物を食べる、半身浴をする、規則正しいリズムの運動をする、ということは、私が今まで自主リハビリで取り組んできたことです。
それに加えて、セロトニンの原料となるトリプトファンを含む食べ物で特に牛乳・チーズなどの乳製品は毎日絶対欠かさず食べてきたのがよかったかもしれないと改めて気づきました。納豆も毎日ではありませんが食べてきました。
ゴミ屋敷になる人の脳で起こっていることは、その人の脳では十分なセロトニンが分泌されないために、物を集めることで安心感を覚えるセロトニンを脳が出そうとして、自然に物に囲まれた生活になってしまうのかも?と思いました。
私が、脳脊髄液減少症になってから、片付けができなくなって部屋が散らかって人様にお見せできないぐらいなのも、もしかしたら、片付け脳の前頭葉の機能低下以外に、セロトニンが出ていないために、物に囲まれていることに安心感を覚えるからかもしれないと気付きました。
ということは、脳のセロトニンの減少が、脳脊髄液減少症での「片づけられない」という症状にも関係しているかもしれず、脳のセロトニン不足を改善するような、SSRIなどのうつ病の薬で、脳脊髄液減少症での精神症状が和らぐ意味が、少しわかった気がしました。
脳脊髄液減少症になってから、私の人格が変わったように怒りっぽくなり、キレやすくなったのも、単に脳が下がって脳が全体的に不調になったからだと思っていましたが、具体的にはもしかして、脳内でセロトニンが減っていたためなのではないか?と気づきました。
ということは、これからの脳脊髄液減少症の治療では、ただブラッドパッチで髄液漏れを止めたり、点滴や自費の治療などで一時的な血液量や髄液量を増やし、髄液圧も一時的に底上げすることでそれをきっかけにいい髄液循環のサイクルを目指すような治療のほか、同時に、セロトニンを増やすような治療も併用すれば、もしかしてもっと早く症状が改善するのかもしれません。
セロトニンについて調べてみると、脳の調節機能だけでなく、生体内でも、腸の蠕動運動や血管収縮などにもかかわっているそうですから、もしかしたら、脳脊髄液減少症の下痢や便秘などの症状や、低血圧や高血圧など血圧がおかしくなる現象についても、原因は脳脊髄液減少症による自律神経の不調だけでなく、セロトニン不足も関係があるのかもしれません。
脳脊髄液減少症の患者の症状をいかにして改善するかの研究が進めば、脳の新たな解明にもつながるはずです。
多くの脳科学者、脳の専門医の皆様には、患者当事者の意見を参考に、脳脊髄液減少症に深い興味関心をもって、いただき、研究を早く進めていただきたいと思います。
脳科学者、脳脊髄液減少症研究者、脳脊髄液循環の専門家の先生方、どうぞよろしくお願いします。