リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状に潜む脳脊髄液減少症の早期発見と回復、症状理解による患者に優しい社会の実現のために、私ができること

「精神病」の正体

8月18日の朝日新聞で、「精神病の正体」という本の新聞広告が目に留まりました。

そこには

「うつ病 統合失調症 発達障害 医師さえも翻弄させる精神病とは何なのか」
多様な症状と次々につけられていく病名が、「精神病」を正体不明にしている。
臨床経験50年のベテラン医師が「薬の単一化」「五感」「感受性」を手掛かりに、病の“正体”をついに暴く。

とあり、その言葉がとても気になり、私の心にひっかかりました。

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「精神病の正体」という本

この本は、幻冬舎メディアコンサルティングから1400円(税抜き)で出ているようです。
著者は 大塚明彦 氏

Amazonでこの本を知らべてみると、
千葉市で精神科クリニックを開業されている、臨床経験50年のベテラン医師のようです。

Amazonの商品説明の内容紹介にはこの本の(はじめに)からの抜粋として

このように書かれてありました。

私が考える精神病の正体とは、たとえるなら木に成長する前の“種”のようなものです。
種から幹や枝が伸びていき、その先に色とりどりの花や果実を実らせます。
複雑で多様に見える精神病も実は元をたどれば同じであり、さまざまな症状となって現れているにすぎないというものです。

この表層的な症状につけられた病名に振り回され、種=根本的な正体に迫ることができていないのが、精神医療の現状なのです。

正体が明らかになれば、精神科医が的確な診断を下し、適切な治療を行うことができるようになり、長く精神病に苦しんでいた人がその人らしい人生を取り戻せるようになるはずです。

これを読んで、本当にその通り!だと思いました。

精神医療だけでなく、体の病気についても、同じことがいえると私は思いました。

精神症状と不定愁訴の正体・脳脊髄液減少症

精神症状にしても、精神症状にしても、その患者が訴える「主訴」という「表層的な症状」だけに注目し、それに病名をつけ、それによって医師も患者も納得してしまいがちだと思うのです。

病名がついてしまったことで、症状の本当の原因を見逃してしまう危険もあると思うのです。

私は脳脊髄液減少症を見逃され続けた経験から、肝心の大元の原因をそのままにして、症状だけを薬で抑えたり治そうとしている医師がなんと多いことかと強く感じています。

それは、今でもあまり変わっていないと思っています。
脳脊髄液減少症=起立性頭痛などという、間違った常識がまかりとおっているからです。

脳脊髄液減少症は、精神症状にも異常をきたします。
それは、髄液漏れでそれらのさまざまな症状を経験し、ブラッドパッチ治療でかなり回復している私が言うのですから、間違いありません。
しかし、その事実を知らない医師が現在でもほとんどだと思います。

なんらかの病名が医師によってつけられると患者自身も、「やっと私の症状に名前がついた。」と安心してしまいがちです。

一般の医師には「気のせいだ」と帰されても、起立性調節障害とか、パニック障害とか、天気痛とか、慢性疲労症候群とか線維筋痛症とか、自律神経失調症とか、そういうなんらかの病名がつけば、「ああこの先生だけは私の苦しみ、症状を理解してくれた。」とほっとするからです。

しかし、その医師を受診すれば、その医師の得意とする病名がつけられることもあり、だからと言って、それが本当の原因を指し示す病名であり、患者を回復に導く病名だとは限らないと、私は思うのです。

そもそもその症状の大元の原因が別にある可能性を探ろうとしなかったり、直視しようとしない、医師、患者、患者の家族や保護者がなんと多いことか、と感じます。

そういうところで脳脊髄液減少症が見逃されている気がしてなりません。

そもそも私は、脳脊髄液減少症は、体にも精神状態にもいろいろな悪影響を出すために、さまざまな症状が出てくるので、それらの症状にひとつひとつ病名をつけられてしまったら、脳脊髄液減少症がそれらの病名にかき消されて、医師も患者自身もますます気づきにくくし、見逃されてしまう危険性が高まる、と考えていたからです。

しかも、私が経験した精神症状だけをとっても、脳脊髄液減少症をよくわかっていない精神科医が診たら、脳脊髄液減少症患者の訴える症状が、「うつ病、統合失調症、発達障害」とよく似ているために、それらと間違う危険性も高いと感じているからです。

身体症状をとってみても、原因不明で治療法もないとされているような線維筋痛症や、慢性疲労症候群、慢性疼痛という病名がつけられている人や、

片頭痛、慢性頭痛、緊張性頭痛、起立性調節障害、身体症状症、パニック障害などなど、体の病名、精神科の病名がすでにつけられて、そう医師に診断されている人たちの中にも、

実は脳脊髄液減少症が原因で、そのような症状が出ているのに、それを見逃されている人たちがいる、と思っています。

この本の著者の医師が、どんなに臨床経験50年もあり豊富だったとしても、もし、脳脊髄液減少症が原因での精神的不調を訴える患者の存在に気づいていないとしたら、

精神病の正体のひとつに、脳脊髄液減少症がある、ということにも、気づかれていないのかもしれないな、と思いました。

これを書いているのは2017年の9月2日ですが、今現在であっても、いったいどれだけの精神科医が、脳脊髄液減少症が原因で、人は精神も身体も不調になるということを知っているのでしょうか?

私は、精神科医が、自分の診察を受ける患者の中に、「脳脊髄液減少症の知識を豊富にすでに持っていて、脳脊髄液減少症が原因での精神不調、身体不調を訴える患者が来るかもしれない。」という視点を持っているケースは、ごくわずかではないか?と思っています。

精神科医も含め、絶対に脳脊髄液減少症が原因での不調を見逃さない、といった視点を、すべての医師が持って患者を診る時代は、今からはたして何年後に来るのでしょうか?30年後でしょうか?

あまりに早く気づきすぎた、医師と患者が、社会の無関心と、軽視の中で耐え続け、理解のない一部の医師たちからバッシングまで受け続ける時代は、あと何年続くのでしょうか?

脳脊髄液減少症に早く気づけば、「自殺」「症状が原因での事故死」などで命を落とさずに済むケースもあるはずだと自分の経験から思うので、

精神科医師に脳脊髄液減少症の認知度が低いのは、非常に残念に思います。

この先生、「心の病」の嘘と真実 精神科医が病気を治せない理由 というこんな本も出しています。
レビューに書いてある声が、興味深いです。

下の本「その痛みは「うつ病」かもしれません―ストレス神話をくつがえす新しい考え方」は、いまから10年前の2007年12月に草思社から最初に出版されたものが、昨年2016年2月に、幻冬舎から新装改訂版として改めて出版されたもののようです。

改訂前のこの本の「なかみ!検索」で一部が読めますが、とても興味深い内容でした。感想はまた別に書きたいと思います。

私はこの著者の先生にも患者さんたちにも、「患者さんのその痛み、うつ病と診断されているかもしれませんが、そのうつの症状も痛みも、引き起こしている大元の原因は脳脊髄液減少症が原因かもしれませんよ。」と言いたいです。

「治らない体の不調はこころが原因とされがちですが、体の不調も心の不調も脳脊髄液減少症が原因で起こることをご存知ですか?」とも言いたいです。

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lily

健康オタクの脳脊髄液減少症のサバイバーです。「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

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