2020/07/04

7月10日(月)日本テレビ「スッキリ」で、摂食障害について取り上げられていたので、私の考えを書きたいと思います。
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摂食障害とは
摂食障害の治療に取り組んでいる浜松医科大学病院の精神神経科の竹林 淳和医師によると、
摂食障害とは肥満恐怖ややせ願望のために、食事のコントロールができなくなってしまう病気。摂食障害は他の精神疾患に比べても非常に死亡率が高い病気で、一回罹患してしまうと7%の人が亡くなってしまうというデータもある
とのことです。
太ることへの恐怖や、やせたいと強く思う気もちからうまく食事がとれなくなってしまう精神疾患のひとつで、適切な治療を行わないと、栄養失調による合併症や自殺など死に至るケースもある。食事がとれなくなる拒食症と、食欲が止まらなくなる過食症も含まれ、その二つの症状をいったりきたり繰り返す人も多い。とのことです。
摂食障害の主な症状
骨粗しょう症、無月経、味覚障害、低血圧、免疫力の低下、皮膚の乾燥、むくみなど、とさまざま。
脳脊髄液減少症の私が拒食症専門医にお伝えしたいこと
私は脳が食欲や、自分に対する意識をコントロールしていると考えており、脳の異常で、判断異常や、考え方の変化、精神症状の異常や、それによる行動異常が起こることを脳脊髄液減少症で経験しています。
実際に、脳脊髄液減少症での感情コントロール障害や、行動異常に加え、脳脊髄液減少症での、食欲不振や、過食も経験しています。体の症状が苦しければ苦しいほど、なぜだか食べずにはいられないという状態も経験しています。
摂食障害の患者さんの治療にかかわっている先生には、脳と食行動異常の観点でも、研究を進めていただきたいと思います。
私が脳脊髄液減少症の発症当時、偶然、その時期ストレスがあったことで、すべての症状をストレスのせいにされてしまったように、摂食障害の症状が起こったからといって、すべてをダイエットのせいや、ストレスのせいにして精神科だけで治療すると、脳脊髄液減少症を見逃すと思います。
これからは精神科の先生だからこそ、脳脊髄液減少症の研究にどんどん参加され、他の診療科から精神科に回されてきやすい脳脊髄液減少症患者を、見逃さないようにしていただきたいと思います。
女性ならいつの年齢でもダイエットに取り組んでいる場合もあり、そんな時期に、もし、何気ない転倒や事故などで脳脊髄液が漏れ、ジワジワと食行動異常などが出てくる場合、すべて、ダイエットのせい、精神科の分野の病と診断してしまうと、治るものも治らないどころか脳脊髄液減少症の激しい吐き気や食欲不振、などの症状でますます食べられなくなって命の危険にさらされることもあると思います。
精神科の先生だからこそできる、脳脊髄液減少症患者の早期発見があると思います。
どうか脳脊髄液減少症について精神科の分野からも興味関心を持って研究してください。