リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状に潜む脳脊髄液減少症の早期発見と回復、症状理解による患者に優しい社会の実現のために、私ができること

“原因不明の痛みやだるさ”と歯科

time 2017/05/14

2017年5月11日の、読売新聞 医療ルネサンス No.6548 「病の影に眠りあり」連載の記事でとても気になる内容がありました。

東京の大学生の女性(19)が昨年、だるさや頭痛、体の痛みがひどくなり、通学できなくなり、医療機関で“線維筋痛症”や“慢性疲労症候群”と診断されたが回復せず、日中の眠気にも悩まされたため睡眠外来を受診したところ睡眠時無呼吸症候群とわかった。

診断した医師が、横浜市のげんかい歯科医院の元開歯科医師に紹介したところ、女性は顎が小さく下あごがズレていたたため、あごを広げる矯正治療をした。
すると2か月目には昼間の眠気やだるさが治まり、体の痛みまで消えて大学に通えるようになった。というものです。

記事の、

睡眠時無呼吸症候群の患者の中には、体の痛みを訴える人もいる。関連は不明だが、院長の元開富士雄さんは「歯のかみ合わせの悪さが首に負担を与え、様々な痛みを引き起こすのではないか」とみている。

の部分も私は気になりました。

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線維筋痛症・慢性疲労症候群と脳脊髄液減少症

記事を読んで、まず率直に私が感じたのは、原因不明の体の痛みやだるさや頭痛で日常生活がままならなくなった人に対して、

医師は線維筋痛症や、慢性疲労症候群と診断することはあっても、脳脊髄液減少症では?と疑うこともないんだな、ということ。

かつて私は、線維筋痛症とも慢性疲労症候群とも診断されかねない症状を、脳脊髄液減少症で経験しています。

そんな私にとって、この記事はやっぱりな、という思いでした。

「線維筋痛症や慢性疲労症候群と診断する医師は、患者の原因不明の体の痛みや日中の眠気、頭痛、だるさが、原因不明ではなく、かみ合わせが悪いことが原因での睡眠時無呼吸症によって引き起こされ、治療可能であることさえ見抜けず、安易に原因不明で治療法もないとされている線維筋痛症や慢性疲労症候群と診断してしまうのか?

線維筋痛症や慢性疲労症候群の診断とは、睡眠時無呼吸症で起こっている症状すら見逃すようなその程度のものなのか?」と改めて思ってしまいました。

脳脊髄液減少症の情報が少ない中で、患者も医師も脳脊髄液減少症だと気づけず、相当数の脳脊髄液減少症患者が見逃されたり誤診されたりしているのではないか?と思いました。

原因不明のさまざまな症状から、脳脊髄液減少症を見抜ける医師は、本当に少ないでしょう。

脳MRIなどを撮って、頭頂部などに血腫などがあれば、少し脳脊髄液減少症の知識がある医師なら、「脳が下がって血腫ができているかも?脳脊髄液が漏れているのかも?」と思いつくかもしれません。しかし、脳MRIでもめだった異常がみつからないと(あるいは、本当は脳脊髄液減少症の患者の脳画像を見慣れた医師なら見抜ける画像の中の異常も、勉強不足の医師には見抜けない。)ただ、頭痛、だるさ、全身の痛み、日中の眠気だけの症状からでは、脳脊髄液減少症を疑う医師はまだまだ少ないのが現状でしょう。

先に知識が普及していた線維筋痛症や慢性疲労症候群は、「検査では説明のつかない体の痛みや激しい疲労感で日常生活に困難が出ているような患者」に対して、すぐ思いつく病名ではあっても、

脳脊髄液減少症については、症状から思いつく医師もまだ少ない現状では、脳脊髄液減少症患者は相当数見逃されているのではないか?と思いました。

さらに歯科医も、「歯のかみ合わせの悪さが首に負担をかけ、さまざまな症状を引き起こす」ことには気づけても、また、「あごのかみ合わせと睡眠時無呼吸症との関連の知識」はあっても、脳脊髄液減少症の知識はほとんどない歯科医が多いのではないか?と感じます。

歯科と脳脊髄液減少症

首が激しく振られ首を痛めると、脳脊髄液が漏れ、脳脊髄液減少症になることがあります。脳脊髄液減少症になると首まわりの筋肉がガチガチに凝ったりします。しかし、単なるむち打ち、首こり、肩こりだと思われがちです。

首や背中、肩甲骨まわりの筋肉が左右アンバランスになると、かみ合わせがおかしくなってきます。するとそれが原因で睡眠時無呼吸症になる可能性だってあるだろうし、脳脊髄液減少症が直接の原因での睡眠障害も出てきます。

つまり、脳脊髄液減少症でも、かみ合わせがおかしくなるし、体の痛みや睡眠障害、だるさ、頭痛がでることを、歯科医の先生にも知っておいてもらわねば、脳脊髄液減少症の早期発見も難しいと思うのです。

しかも、脳脊髄液減少症の治療には、私は歯科医の先生の協力も必要だと思っています。

歯科医師も脳脊髄液減少症の治療や研究に加わることが、望ましいと私は考えています。

しかし、医師の間でもまだまだ理解の少ないと感じる脳脊髄液減少症が歯科医に知識が広がるのはまだまだ先のような気もします。

期待はしていますが、私が生きているうちは歯科医が脳脊髄液減少症を知り尽くしてくださったり、歯科大学で脳脊髄液減少症について教えられるようになるのは、ちょっと無理かも?と思ったりしています。

「病の影に眠りあり」、というより、「症状の影に脳脊髄液減少症あり」と広く認識されるのはいつのことになるのでしょうか?

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自己紹介

lily

健康オタクの脳脊髄液減少症のサバイバーです。「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

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