リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

総理!「先手、先手でやっていく」というのなら

time 2020/03/01

総理!「先手、先手でやっていく」というのなら

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私が総理に言いたいこと

2020年2月29日の総理大臣の会見を見て

昨日の夕方の総理の記者会見を見ました。なんか選挙前の演説みたいに私には感じました。

「先手、先手でやっていく」というのなら、全国一斉休校するよりももっと前に、もっと早く、やることあったでしょう?

なぜ、中国からの個人旅行者も含めての日本への入国を、せめて1月の上旬ぐらいには止めてくださらなかったの?

中国に気をつかったの?春節で、たくさんの人たちが日本に来て、日本にお金落としてくれるのは私もうれしいけれど、でも、危機が迫っていることを私は感じていたから、今回は、もう少し早く、危機感をもって、勇気を出して、国民を守るための決断をしてほしかった。

中国が、自ら、国民の団体旅行を禁止するまで、ずっと日本には旅行者が入り続けてきてた。

個人旅行者は今も日本に来ているそうですね。

もし、もう少し早く、海外からくる人たちを厳格に検査したり、入国拒否したり、していれば、

もう少し早く、国民へのイベントへの自粛、換気の悪い室内での大勢の人たちが集まる行為の自粛を総理が国民に呼びかけてくれていたら、

自体はもっと違っていたかもしれない。

そう思うのは私だけではないでしょう。

もし、もっと早く総理が危機感を持ってくれていたら

・イベントの自粛要請がもっと早くなされ、さっぽろ雪祭りが中止していたかもしれない。

そうすれば、外国からの旅行者もなく、もしかしたら、北海道の感染者はもっと少なくてすんだかもしれない。

・ライブハウスでも感染者の連鎖はでなかったかもしれない。

・もっと早く、ダイヤモンドプリンスの乗客乗員をきちんと全員CPR検査して、陽性者と陰性者をその時点でもいいから、しっかりわけて、陸にあげて施設に隔離して、その時点での陰性者も陽性者もきちんと2週間待機できていたら、あれほど、船内での感染は広がらなかったかもしれない。

・武漢からのチャーター機での帰国者に対し、人権を優先して、検査を拒んで家に帰ってしまった人や、2週間の施設待機を「やむを得ない理由」で拒んで自宅に帰ってしまった人たち10名以上もいたそうですね。

その人たちが、のちに、陽性となり、家族にも感染した事実を見ると、帰すのは甘い判断だったと思わざるをえません。

今ある、ありとあらゆる法律を駆使し、説得も繰り返して、なんとしても、本人の理解を得て検査に協力したり、陰性であっても、施設待機をしてもらえるよう、政府としてももっと尽力説得してほしかった。

武漢からチャーター機で帰国しながら、検査で陰性だからと、まだわからないことが多い未知のウイルス感染を甘く見た当事者と、政府が、その人のわがままを聞いて、家に帰してしまった。

危機感のないチャーター便帰国者と、危機感のない政府を、私は危機感を持ってテレビで見ていても、どうすることもできないのです。

いくら本人に、「やむをえない事情があったとしても」検査も受けずに家に即、帰ることや、2週間の施設待機を、「身内の不幸」や、「子供と一緒だから」という「やむを得ない」とは私には思えない理由で、家に帰してしまうことは、私は国民として納得できません。

チャーター便で公費で帰国させて救出してもらいながら、「やむを得ない理由」で2週間の施設待機さえ拒み、自宅に帰ってしまった人が、その帰宅方法が、公共交通機関でなかろうと、自家用車だろうと、帰すべきではなかったと私は思うのです。

専門家会議で、上の方にいるあのお方は、1月末のテレビ朝日のモーニングショーで、「(コロナウイルスは)しでに日本国内に入ってきていて、すでに市中感染は起こっているのだから、隔離しても無駄」「人権があるから症状がない人を施設に拘束するのは難しい」みたいなことをおっしゃっていましたから、この専門家のお考えでは、チャーター便の帰国者も、ダイヤモンドプリンスの乗客も、どうせもうすでに日本にウイルスが入ってきているのだから、「隔離せず、すぐ家に返していい」というお考えだったのでしょうか?

私は、すべての帰国者たちは、検査した上で、結果が、陽性か陰性かは問わず、一人ずつの個室で、最低2週間は、国の用意した施設で、大事をとって、しっかりと政府が面倒と責任を持って、経過を観察してその結果を国民に公表してほしかったと思っています。

第一、未知のウイルスが陰性のふりして、じわじわ人体の中で繁殖し、のちにやっと陽性になることなど、そんなこともあることなど、早い段階では誰も想像もできなかったのだから、早い段階では、「やりすぎ」ぐらいにやっていてもよかったのだと思います。

本当に危機感をもっていたのは、専門家でも、政治家でもない、国民の私たちだったかもしれません。

一般庶民の考えと、「専門家」とか「医師」とか「研究者」とか「政治家」という方々との、危機感の感じ方にこんなにも差が出ていることを感じたことは今までになく、私は今回、愕然としました。

施設待機をしないで帰る理由が「身内の不幸」だという人がいたということですが、もしその人の体にウイルスが潜んでいたら、もし、のちに陽性になってしまったとしたら、お葬式で親族にまで感染を広げてしまいかねないでしょう?

なぜ、そういう私にでもできる最悪のシナリオの想像力が働かないのでしょうか?

東日本大震災の津波の教訓は、「津波はこない」じゃなく「津波は来るかもしれない」と常に最悪のことを考えて、大げさなくらいに危機感を持って、行動することでしたよね。

「大丈夫、津波はこない」と言って、即避難せず、津波に命を奪われた人たちの教訓で、

大げさなくらいに危機感を持って、即避難して、「津波こなかった。よかったね。」と思うほうがよほどいいと、そう、皆で共有したはずではないですか?

その教訓は、地震とか、台風とか、自然災害には、繰り返してテレビで「早め早めの避難を!」と呼びかけ生かされてきたのに、今回のような新型コロナウイルス(COVID-19)対応においては、残念ながら生かされませんでしたよね。

ダイヤモンドプリンスで、2月5日から室内での待機がはじまって、ちょうど2週間だからと、2月19日から陰性患者を下船させ、公共交通機関で自宅まで帰ることを許した政府。

乗客に罪はありませんが、帰宅後、発熱などで発症し、その方々が、公共交通機関で自宅に戻っていたなんて、あまりにも政府に危機感がなさすぎます。

自宅に帰れば、「不用不急の外出は控えて」なんて言われても、生活がありますから、買い物にも出るでしょう。

それは、武漢からチャーター機で帰国して、検査や待機を拒否して、自宅に帰った人も同じでしょう。

食料の買い出しは、生きていく上で必須ですから。

検査もしていない、検査しても陰性だけど、いつまた陽性に転じるかもしれない人たちを、公共交通機関で家に帰し、自宅待機させるなんて、その人たちの命と、国民の命を守る立場の人たちのすることとは、私にはとうてい思えません。

今回の総理が、一斉休校を決断させた「専門家会議」のメンバーも、どんな経歴で何歳の人たちで、男性が何名で、女性が何名で、過去にどんな経歴で肩書をお持ちの方なのか、国民に広く情報公開してほしかったです。

そうでないと、専門家会議での「この1~2週間が急速な拡大に進むか収束するかの瀬戸際となる」という意見さえ、私は信頼することができません。

もうとうに、そんな時期は過ぎてしまっているように、私は思うのです。

いまさら、そんなことを言っている専門家会議の方々は、なんとのんきなのだろう、と思っています。

専門家会議では年のいったおじさん、おじいさんたちばかりがめだち、私には、女性の専門家が少ないことが気になりました。

いくらエリートで肩書がいろいろあるえらい人かもしれませんが、この新型コロナウイルス(COVID-19)のことがさかんに朝のワイドショーで取り上げられはじめた初期に、危機感を感じられない発言をしていた高齢男性がメンバーの上の方にいたことを知っただけで、私はもう失望しました。

あんな危機感のない人たちが集まる専門家会議なんて、いまさら「ここ1~2週間がやま」だなんて、私は信じられません。

第一、2月も下旬の専門家会議において、室内に専門家が集まった映像は、誰もマスクもしていなかった。

そんな人たちが、いくら、国民に危機を訴えたところで、一国民の私は、「遅いよ!」としか思いませんでした。

もっと早くイベント自粛を国民に訴えてくれていたら、

そうすれば、あの「さっぽろ雪まつり」も開催されなかったかもしれない。

そうすれば、海外からの旅行者が北海道に来なかったかもしれない。

そうすれば、新型コロナウイルス(COVID-19)を持った人と、北海道の人たちが濃厚接触する機会も防げたかもしれない。

なぜもっと早く、症状がある疑わしい人を、新型コロナウイルス(COVID-19)の検査をやってくれなかったの?

どうして、もっと早く、リーダーシップをとってくれなかったの?

もう、私は感染して死んでしまうかもしれないと、以前にもまして、覚悟して、日々終活に励むしかないと思っています。

私は、脳脊髄液減少症に若いうちから苦しめられ、「原因不明、気のせいだ、精神的な病だ。」と多くの医師に見逃されて、精神的にも肉体的にも経済的にも長い間、苦しみ続けてきました。

やっと専門医に助けられ、治療を続けてここまで回復したのに、ここで新型コロナウイルスになんて殺されてたまるか!と思い、日々頑張ってはいますが、今までを思うと、感染しやすいのはわかっているから、感染して死んでしまうかもしれません。

私でさえ、1月から何度も何度も「早く対策を!早く対策を!インバウンドよりなにより、他国への忖度よりなにより、自国民の生命の安全を優先して!帰国者に対しても危機感を持って、大げさすぎるぐらいに、常に最悪のことを考えて英断をして」と心から願ってきたのに、裏切られた思いで、今は怒りと失望でいっぱいです。

いまさら、「先手、先手でやっていく」と学校を休校にしたって、「何をいまさら先手なの?」と思うだけです。

「先手」ではなく、「後手」の間違いでしょう?

 

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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