2020/07/04
福岡と大分に大雨特別警報が出ているようです。土砂災害などが心配です。みなさん大丈夫でしょうか?
線状降水帯とは、梅雨前線に、南風と北風がぶつかり、上昇気流が起き、次々と積乱雲が線状に発達し大雨を降らせるとのこと。
高気圧が張り出して停滞し、そこに、太平洋側の高気圧に沿って湿った空気が流れ込み、線状に積乱雲が発達し、大雨を降らせたのですが、これからも大量の湿った空気が、梅雨前線の南側に流れ込み続けるため、大雨に警戒が必要だそうです。
心配なことがあります。線状降水帯の下では、脳脊髄液減少症患者さんは症状が悪化する危険があると思うからです。
この線状降水帯付近、またはその下では、おそらく上昇気流が起き続け、積乱雲が発生し続けているのですからいわば、低気圧の状態がずっと続いているのだと思います。
普通の雨の人日とはまた違った、連続した低気圧の気象状態にあるようで、その気象状態に置かれた脳脊髄液減少症患者は、普段からの症状が恐ろしいほどに劇悪化するのです。私は2015年の関東での線状降水帯での症状悪化の経験者だから、そうはっきり言えます。
これは台風接近時や、竜巻接近時に匹敵する、症状の変化であり、劇悪化です。
この事実を、気象病を長年研究している医師の先生方や、“天気痛”の言葉を作った気象と症状に詳しい先生にもぜひ知っていただき、脳脊髄液減少症の研究にぜひ加わっていただきたいと思います。
単なる気象病ではない、一見普通の人にでも誰にでも起こる気象病のような症状の中に潜む脳脊髄液減少症の存在にもぜひ目を向けていただき、脳脊髄液減少症の治療法へ、気象病の専門医の立場からお力とお知恵を貸していただきたいと思います。
脳脊髄液減少症の、特異な気象状態での劇悪化は、その症状は見た目では想像もつかないぐらいものすごく深刻です。患者の苦しみは拷問か生き地獄のようなんです。医師の皆さまは決して軽視しないでいただきたいのです。
脳脊髄液減少症とすでにわかっていて、今、線状降水帯の下、またはその近くに住んでいて、症状がつらいみなさま、おつらいでしょうが、急いで病院に駆け込むより、安全な場所でじっとしていることです。
横になって、オーエスワンを飲んで、大雨が過ぎるまでどうか耐えてください。大雨が去って気象が落ち着いても、まだ体が辛すぎる場合は、理解ある医師がいるなら、点滴500mlを早めの速度でしてもらうと、症状が緩和する傾向がありますので医師に相談してみてください。
でも、早い速度での点滴は、多くの医師は危険視してしてもらえないことが多いし、「低髄液圧症候群に点滴が効くという文献は一件もない。」などと言われてしまう可能性もあると思いますが、中には脳脊髄液減少症の低気圧による劇悪化した症状緩和の方法を手探りながらも調べてくださる先生も探せばいると思います。
どうか、危険な場所には近づかないで、家の2階や、がけのある側と反対側の部屋へ移動するなどして、安全を確保してください。
無事を祈っています。