リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

医師も知らない脳脊髄液減少症当事者の思いと現実

本当に“オーバートレーニング症候群”ですか?

time 2018/08/10

本当に“オーバートレーニング症候群”ですか?

7月30日から始まった朝日新聞の「患者を生きる」の連載は、とても気になる内容でした。

それはスポーツの練習のし過ぎで起こるという“オーバートレーニング症候群”。

連載を5回まで読み進むうち、スポーツと脳脊髄液漏出症は切っても切れないものなのに、脳脊髄液漏出症の存在を無視して、いきいなり“オーバートレーニング症候群”の診断はないだろう!と思いました。

それに、スポーツで脳脊髄液漏出症が起こる症状と、“オーバートレーニング症候群”で人体に起こる症状が似ていることに、記事の中にでてくる“オーバートレーニング症候群”と診断した医師も、記事を書いた記者も気づいていないような感じがしたから。

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オーバートレーニング症候群と脳脊髄液漏出症

2018年8月3日の朝日新聞 患者を生きる 練習のしすぎ⑤情報編などの一連の連載記事によると、オーバートレーニング症候群の主な症状とは

・食欲の低下

・息切れ

・抑うつ

・息切れ

・動悸

・不眠

・不安

・抑うつ

・焦燥感

・慢性疲労

・立ちくらみ

・手足のしびれ

・微熱 などさまざまな症状が出てくる。

だそうです。これらの症状のすべては、脳脊髄液漏れでの脳脊髄液減少症でも起こりえます。

まして、スポーツをしている人なら、過度の練習や試合での人体への衝撃で、髄液漏れが起こりそれがじわじわとさまざまな症状を出していることだって考えられると思うのですが、記事にはそういった視点はまるで見当たりません。

おそらく、記事に出てくるスポーツ内科医の30代医師も、「脳脊髄液減少症の多彩な症状」について知らないのではないか?と感じました。

私が出会った中でも、スポーツ整形の整形外科医や神経内科医、脳外科医でさえ、脳脊髄液減少症の症状の深刻さをまるでわかっていませんでしたし、内科の医師も、髄液漏れで内科分野の症状が出ることもあまりご存知ない人が多かったからです。

スポーツ内科医とは初めて聞きましたが、脳脊髄液減少症がスポーツでも起こりうることをご存知なのでしょうか?

まず、他の病気がないか調べ、貧血やぜんそく、甲状腺の病気などが検査や診察で見つからないからといって、その患者がたまたま「スポーツに取り組んでいて、練習を過度にやっていた」と問診で情報を得たからといって、脳脊髄液漏出の有無も調べもせず、いきなりオーバートレーニング症候群だと診断するのはいかがなものかと感じました。

そもそも、「オーバートレーニン症候群」に明確な診断基準がないならなおさら、スポーツでの人体への衝撃による、髄液漏れの有無をすぐさま医師は調べるべきだと感じました。

髄液が漏れてもCK値は上がる!

2018年8月1日の朝日新聞・患者を生きる 練習のしすぎ③では「疲労が蓄積、治療は休養」の見出しで

 

運動により筋肉が壊れると上がる血中のクレアチンキナーゼ(CK)値が通常の倍以上だった。運動選手でも一日休めば200以下に下がるが、大会から10日ほど練習をしていなかったにもかかわらず、500を超えていた。

とありました。

この方の場合は、オーバートレーニング症候群なのかもしれませんが、奇しくも私も、髄液漏れが再発した時、筋肉が壊れると上がるCK値が通常より高い値が出ました。

ということは、CK値が高いからと言って、必ずしもオーバートレーニング症候群とは言い切れないと思うのです。
私はたまたま髄液漏れと診断がついていての再発だったから、そうとは思いませんが、もし私が運動選手で、髄液漏れを初発したなら、はたして内科医は、血液検査の数値だけで、オーバートレーニング症候群と髄液漏れをしっかり見わけられるのでしょうか?

疑問に感じました。

オーバートレーニング症候群を疑う前に、まずは、スポーツでの繰り返されたしりもちや、人体への繰り返された衝撃で、脳脊髄液漏れを引き起こしたのではないか?など、
ネットで検索する保護者の親も、気づかないのではないか?と記事を読んで感じました。

今回の記事のケースでは、大学2年の男性は

小さいころから運動が好きで、小学5年のころから幅跳びを専門にした。すぐに頭角を現し、中学2年の時、ジュニアオリンピックで優勝した。

とありましたが、
激しい激突や転倒を伴うラグビーや柔道での髄液漏れは知る人には知られていても、走り幅跳びでの髄液漏れもあることはあまり気づかれていないのではないか?と感じました。

なぜなら、この方の場合は、単なる「練習のし過ぎ」が原因での症状であったとしても、たとえば他の人で、小学生から大学生まで10年間も繰り返し繰り返し走り幅跳びで体にジャンプでの衝撃や、時にはしりもちをついているかもしれないので、、いくら砂地でのしりもちであったとしても、少しずつ少しずつ体に衝撃のダメージが重なり、ある日突然、漏れがひどくなるなどして、ある日突然症状が日常生活を脅かすようになる可能性もあるのではないか?と考えました。
ですから、脳脊髄液減少症を全く疑うことをしない医師が、いくら詳しく問診したとしても、患者の症状とこれまでの経緯を聞いたら、「髄液漏れ」と症状が結びつかないのですから、たとえ髄液漏れが原因での症状であっても、「オーバートレーニング症候群」と誤診してもおかしくないな、と感じました。

オーバートレーニング症候群で検索すると、海外のサイト記事もかなりでてくることから、海外でも「オーバートレーニング症候群」の病名をつけられた人たちの中に、実は、スポーツでの人体への衝撃が積み重なって「脳脊髄液漏れ」を発症している例が、あるのではないか?と思いました。

第一、海外で、オーバートレーニング症候群と脳脊髄液漏れの関連性に気づいている医師は、ほとんどいないのではないか?と思います。

世界中のスポーツにかかわる医師のすべては、スポーツでも起こりうる、脳脊髄液漏れで人体に起こりえる症状のすべてを詳しく学び、その関連性を常に頭におくべきです。

朝日新聞「患者を生きる」スポーツ

練習のしすぎ①体を軽くのはずが…

練習のしすぎ②記録落ち続け精神不安も

練習のしすぎ③疲労が蓄積 治療は休養 

練習のしすぎ④焦らず少しずつ復帰を

練習のしすぎ⑤情報編

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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