リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

医療崩壊を起こさないためにわざと検査しない?

time 2020/03/16

医療崩壊を起こさないためにわざと検査しない?

新型コロナウイルス感染症は、皆が自分にもかかわる危機として考え、身の危険を感じているから、PCR検査がものすごい速度で健康保険適用になりました。

しかし、脳脊髄液減少症は、RI検査などが健康保険適用になるまでに、一部の気づいた患者たちが騒がれだしてから16年ぐらいたって、やっと検査と治療が健康保険適用になりました。

なんという差でしょう。

皆が、自分と関係があると考えて危機感を持つか持つか、否かで、検査に健康保険が適用になるまでの時間がこんなにも時間に差がでるものでしょうか?

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脳脊髄液減少症ではとっくの昔から医療崩壊

脳脊髄液減少症については、もうすでに16年前から医療崩壊していると私は思っています。

そうでなければ、具合が悪い、症状が悪化した時に、検査で半年近く待たされることなんてなかったと思います。

私は死にこそしなかったからまだ耐えられましたが、髄液漏れ再発時、本当に、具合が悪い時に医師にすぐ診てもらえない、すぐ検査してもらえない、治療が必要な時にすぐ治療してもらえないということがどれほど地獄か、体で知っています。

だから、「医療崩壊」の言葉の意味が、身をもってわかります。

認知度の低すぎる脳脊髄液減少症

ほとんどの人が、「自分には関係がない」と思っている脳脊髄液減少症。

脳脊髄液減少症は、認知度が低いだけで、実は誰にでもなりうる身近な疾患なのに、そのことを医師すらわかっていない現実。

不登校とされている子供たちの中にも、更年期障害とされている年齢の人たちの中にも、うつ病やパニック障害と診断されている若者や働き盛りの人たちの中にも、認知症と間違われている物忘れの高齢者の中にも、症状から慢性疲労症候群や、線維筋痛症と診断されている人たちの中にも、実は脳脊髄液減少症が原因でそのような症状が結果的に出ている人たちが、絶対にいるはずです。

患者本人も医師もまったく、そのことに気づけないまま。

恐ろしいことです。

昨夜、ニュース番組のMr.サンデーで、専門家と木村さんが、今回の新型コロナウイルスの検査を、積極的にやってもなかったから医療崩壊が起こらなかった、みたいな意見で「共感しあって」いましたが、その考えは間違っていると私は思っています。

その考えで行くと、脳脊髄液減少症についても、すでに少ない医師に、「自分は脳脊髄液減少症では?」と気づいた患者たちが殺到しているのに、

いままで症状の原因がわからなくて、その医師が患者の症状からおもいつくままに「診断」された「病名」をつけられてきた患者たちが、何かの拍子に情報に触れて「脳脊髄液減少症と自分の症状の類似点」に気づいてしまったらどうなるか?

今まで、精神科の病気とか、心の病とか、難病とかと誤解されていた人たちが、脳脊髄液減少症の検査をどんどん受けようと、ただでさえ少ない専門医に殺到したらよけい脳脊髄液減少症の医療現場が医療崩壊し、混乱してしまう。だから、脳脊髄液減少症の検査をしないで、他の病名つけさせてほうっておくほうが、その病名をつけられることで、患者も納得して、自宅待機してくれるなら、その方が脳脊髄液減少症の検査や治療をしている病院に、患者が殺到しなくてすんで、医療崩壊しないからいいんだ。という考え方になると思います。

これは、おかしいと私は思います。

 

 

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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