2020/07/04
またも、高齢者ドライバーによる病院つっこみ事故が起こったようです。
sponsored link
高齢者ドライバーの事故に思う
昨年から、こうした高齢者ドライバーによる事故が報道され、死者が出た悲惨な事故も相次いで報道され、私は自分の経験と重ねて、とても心配しています。
高齢者ドライバーによる事故は、今までもたくさんあったのでしょうが、報道されなかっただけかもしれません。
事故が起こっても、ドライバーの「高齢」に焦点を当てた報道は、最近になって増えたように感じます。
今年から道路交通法の改正により、免許更新時の高齢者の認知症などの検査とその対応が今までより厳格化したようですが、私はそれだけでは「高齢者ドライバー」による事故は防ぎきれないと思っています。
それは、社会に「脳脊髄液減少症」の認識があまりに低く、どの年代でも脳脊髄液減少症が起こりうるにもかかわらず、診断と治療に至っている人はごくごく一部の人たちであると私は考えるからです。
企業でも、社会でも、健康診断やがん検診は盛んにおこなわれているし、人間ドックや脳ドックは普及していても、
こと、「脳脊髄液減少症」を早期発見するためのシステムは、社会にも医療にも整っていないと私は感じています。
つまり、どの年代でも、脳脊髄液減少症を見逃している可能性が高いと私は想像しています。
高齢者も例外ではなく、むしろ、高齢者ほど、「年のせい」「認知症」などとされ、見逃される可能性が、他の年代より高いと感じます。
高齢者ドライバーの事故を防ぐためには、脳脊髄液減少症の高齢者を決して見逃さず、早期発見早期治療で回復させられるものなら回復させることは必須だと私は考えます。
そうすることで、事故がふせげて、本人や他人の命も守れるだけでなく、
脳脊髄液減少症が原因での高齢者の認知症も防げるし、脳脊髄液減少症が原因での寝たきりも防げるし、医療費や介護費用の軽減につながると思います。
高齢者の脳脊髄液減少症は、こどもの脳脊髄液減少症はその子の親が現実を伝えることがありますし、成人の脳脊髄液減少症患者は、こうして自分でなんとか社会に伝えることができます。しかし、高齢者の場合は、その実態を本人や家族が伝える人も他の年代より少なく、その実態がわかりにくいのではないか?と私は考えています。
早く、医療関係者が、高齢者の脳脊髄液減少症の早期発見と早期治療の重要性について、気づいてほしいと思います。