2020/07/04

昨日(2020年2月29日)出かけた時、ふと横にいる家族のマスクを見たら、光のせいか、けば立ちが良く見えてしまいました。
明らかに新品マスクには見えず、さすがに恥ずかしくなりました。ゴムも伸びてきました。
ここ1か月間、一人数枚ほどの使い捨てマスクを、毎日、ブラジャー用ネットに入れて洗って一日に数回交換しながら使ってきたためか、さすがに使い捨てマスクもヨレヨレになりつつあります。
でも、普段は室内でマスクを見ているので、そんな毛羽立ちまでは気づきませんでした。
マスクをした顔が逆光で照らされてはじめて、使いまわしマスクのすごい毛羽立ちに気づきました。
こんなに毛羽だっていては、さすがに見た目的にも外につけていくには恥ずかしい。ではいよいよ捨てるか?
でも、ちょっと待てよ。捨てると次、いつマスクが手に入るかわからないし、どうにかならないか?と、考えました。
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毛羽だった不織布マスクの毛羽立ちを抑える方法
① アイロンを低温に温めておく。
② 毛羽立ったマスクを、表を上にして、マスクのプリーツを整えてアイロン台に置く。
③ 表側のみに、洗濯ノリスプレーをかけて、すぐ、コピー用紙など白い適度な厚みのある紙を載せて、低温のアイロンでマスクのプリーツをきれいに整えるようにしながら、プレスする。
これだけ。
この時、口に当たるマスクの裏側には洗濯ノリはスプレーせず、毛羽だちを抑えたいマスクの表側だけにスプレーするといいです。
なお、低温であっても決してマスクに直接アイロンを当ててはいけません。不織布が溶けてアイロンに張り付き危険です。必ず、当て布をするといいですが、私は、当て布ではなく、当て紙がベストだと思いました。
それは、布の毛羽立ちと、不織マスクの毛羽立ちが、洗濯ノリでくっついて、引きはがされるときに、また毛羽立つ恐れがあり、当て紙超しのアイロンの方が、不織布マスクがピタッときれいに毛羽立ちがマスクの繊維に戻って、マスクのプリーツもピシッとなるからです。
なお、この方法は、あくまで私が自分のためにやっていることですので、真似する方は自己責任でお願いします。
スプレー式洗濯のりをスプレーしてみると・・・
思いついたのが、家にあった洗濯のりスプレーをすること。
ためしに洗濯のりをスプレーして、当て布をしてアイロンの低温でプレスしてみると、あらま、毛羽立ちがペタンと不織布の方へ素直に戻ってくれました。
おまけに、ヨレヨレだったマスクのプリーツまでシャンとしました。
洗濯のりをマスクにスプレーすると、どうなるのか?息がしにくくなるのか?ゴミがつきやすくなるのか?息の水分でベタベタになるのか?それは、まだ使っていないのでわかりません。
注意点は、いくらマスクの不織布部分がまだ使えそうでも、だんだん耳ゴムが伸びてくることが難点です。アイロンでプレスするときも、いくら低温でも、ゴムに触れると溶けそうで怖いです。ちょっと注意が必要です。
ま、もともと使い捨てマスクなんですから、1か月何枚かを交代しながらも、洗濯何回も耐えただけでも、よしとしましょう。
でも、真似することはおススメしません。
我が家の経済的、物資的事情により、必要に迫られて、自分の身を守るための苦肉の策ですのでご了承ください。
マスクを洗い続けるとどうなったか?
今まで、もう20年前以上前から、不織布マスクを洗うことはやっていたのですが、当時は、いい加減に洗っていて、普通の洗濯物と一緒に洗っていたり、洗剤や柔軟剤に抗菌のものを使っていなかったりしていました。
ですから匂いが出たりして、洗って再生しても2回目使ったら捨てていました。
だから、何回も洗うとどうなるのか?まったく私もしりませんでした。今までやったことなかったから。
今回、こんな事情でマスク不足になり、しかたなく、洗い続けた結果、1か月たつと毛羽だってくることに気づいたのです。
もともと、使い捨てるように作られた不織布マスクですから、洗い続けるとどうなるか?おそらく、マスク工業会の人もやったことないなら答えられないでしょう。
約、1か月、数枚のマスクを洗い、使いまわしてきた結果、毛羽立ちの他にわかったことがあります。
それは、薄くなってくること。
どうやら、普通の水量の、お急ぎとはいえ、普通の洗濯コースで洗い続けると、不織布は糸が織られていないので、だんだんと水流によって、繊維が抜け落ちていくようで、不織布が薄くなってくることに気づきました。
洗濯すればするほど、不織布が薄くなっていくいうことは、新品時より、どんどん生地が薄くなっていくということであり、それだけ機能性はどんどん落ちていくということになるでしょう。これは、本日気づいたことで、私の中で、新しい発見でした。
不織布のマスクが「使い捨て用に作られている」という意味がわかって、いくらなんでも「使い捨てマスクの寿命」というものがあると、わかった気がしました。
それに、もうひとつの気づきがあります。それはゴムひもがだんだんと伸びてくること。
実際に不織布のマスクを何回か洗って実践した私の経験によれば、不織布についているゴムひもは、耐久性があまりないように思います。よって、先日書いた記事( 辻ちゃん“手作りマスク”に専門家は? )に使い捨てマスクのゴムの、手作りガーゼマスクへの再利用はおススメしないことを書き足したいと思います。
手作りガーゼマスクには、手芸用の、細いゴムひもを使うといいと思います。
まとめ
① 不織布マスクを洗い続けて、使っていると、表面が毛羽だってきて、見栄えが悪くなる。
② 毛羽立ちは、洗濯のりをスプレーして、当て布をしてアイロン弱で少しプレスすると直るけれど、
不織布マスクを洗い続けると、不織布がだんだんと薄くなって、機能性も落ちてくると思われ、再利用にも限界があるとわかった。
③ 不織布マスクを洗い続けて使い続けると、ゴム紐が伸びてくる。ゴム紐は繰り返し使うためのゴム紐が使われていないもよう。(当たり前だが)
④ 不織布マスクは、ある程度、繰り返しの洗濯には物理的には耐えうるように作られているようだが、長期間使い続けるような素材ではできていないと、改めて実感した。
以上、体験レポートでした。
2020年3月26日追記:
実は、あて布ではなく、あて紙をしてマスクに低温でアイロンかけてます。
紙は白くて丈夫な紙=コピー用紙を使ってます。
マスクに洗濯ノリをスプレーしてきましたが、うちにあった洗濯ノリは花王のキーピング。でもこの商品、もともとマスクになんかつけることを想定して作っていないせいか、匂いがちょっと私はダメでした。
で、ライオンの洗濯ノリスプレー「お洋服のスタイルガード」という商品に変えましたら、こちらは香りがよく、マスクにスプレーしても、つけている時のにおいが苦痛でなくつけていられます。おまけにこの「お洋服のスタイルガード」はしわとりだけでなく、消臭、除菌、防臭効果もあると書いてあったので、ちょっとこちらを使ってみます。
スプレーしてすぐ低温のアイロンでプリーツをプレスすると、余計な水分とノリをコピー用紙が吸い取ってくれました。当て布より、当て紙、コピー用紙の方が、毛羽立ちがピタッとマスク側に戻ってくれる感じで、以来ずっと、紙でやってます。
ただし、どんな時でもそうですが、アイロン使う時は、目を離さず終わったら必ずコンセント抜いて、火事にならないように注意しています。
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