2020/07/04
朝、つくづく、朝の家事ってディアルタスクだなって思っています。
ディアルタスクとは、同時に二つ以上のことをやる、2重課題ってことです。
認知症予防や認知症の人の進行防止のため、足踏みしながら、足し算をするとか、3の倍数で拍手をするとか、しりとりするとかの方法はよく聞きます。
私は、脳脊髄液減少症で、脳機能が弱った人や、髄液漏れでの発達障害の人と同様の、集中力注意力の低下で二つ以上のことが同時にできにくい、かたづけられない、などの症状がある人にも有効な脳のリハビリ方法だと思っています。
しかし、あえてそれらのことをやらなくても、リハビリは日常生活の中でもできると思っています。
たとえば、今朝の私は、家族の朝食を作りながら、お弁当を作り、洗濯機を回しながら、自分も食べる。ということを同時にやらなければなりません。
具体的には、お湯を沸かし、緑茶を入れ、牛乳にインスタントコーヒーと手作り黒糖シロップを入れてでカフェオレを作り、卵焼きを焼き、ソーセージを焼き、野菜を刻んで味噌汁をつくり、ごはんをよそい、
お弁当を作るために、お弁当箱にごはんを詰め、お弁当のおかずに冷凍食品をレンジで温めたり、別のおかずを作ったりしてお弁当を完成させ、
その間に立ち食い同様で、自分でも水分補給をし、ごはんを食べ、洗濯機を回し、と2つどころかそれ以上のことを同時にやらざるをえません。
幸か不幸か、患者として、病院に保護されたり、家庭でも親など誰かに大事に保護され、ゆっくりと寝て、出されたものを食べられるような環境には全くなかった私です。
でもそのことで、日々、むりやり厳しいリハビリである、「ディアルタスク」をやらされ続けたことで、かなり脳のリハビリになったとは思っています。
安静だけでは、こうした日々のリハビリはなかったと思うと、つらい最中も動かざるを得なかったことが、私がなかなか治らない原因になっているかも?と不幸なことだと思っていましたが、もしかしたら、逆にそれが脳トレになっていてよかったのかも?幸運だったのかも?と思ったりしています。
それにしても、人生、同じことでも考え方と、見方によっては、幸福にも不幸にも感じられるものですね。