リカ場 ~私の脳脊髄液減少症のリカバリー~

原因不明の症状が「脳脊髄液減少症」だった私が、世界中に伝えたいこと

嚥下困難時に“そばゼリー”

time 2017/07/30

嚥下困難時に“そばゼリー”

7月は、記憶障害で、たびたび失敗をしています。

たとえば、沖縄産の黒糖をシロップにしようとして、水に溶かして鍋で煮ていて、そのまま忘れて気づいたらカラメルになっていたとか、
そばをゆでたまま、引き上げるのを忘れて、IHで自動的に消えていたけれど、そのままお湯の中でそばがふやけていたりと、まだ髄液漏れているのでは?という物忘れのひどさです。

幸い、IHなので、ガスよりは安全なので助かっていますが、これが自動消火機能もないガスだったら、火事を出してしまいかねない危険を感じます。
それよりお気に入りの沖縄産黒糖を焦がしてしまったり、そばをお湯の中でふやけさせてしまったことも、とてももったいなくショックでした。
捨てるのもはばかられ、悩んだ時は、いつもゼリーで固めてしまう私。
この5月からゼラチン活動に励み、ゼラチンを使ったゼリーを積極的に作って食べてきた私。今回も、どちらの失敗もゼリーで固めてしまいました。

今回は、そのうちに「そばゼリー」について書きます。
以前「そば湯寒天」という記事を書いたことがあります。
生そばをゆでた時、鍋にドロドロぬるぬるの栄養たっぷりそば湯が残るので、もったいなくて、粉寒天を入れて固まったものに、黒蜜などをかけて食べたりしていたことを書きました。

昨年の記事:そば湯寒天
しかし、今回は、スーパーの生そばをゆでたので、そんなにそば粉がまぶしてなく、それほどドロドロのそば湯ができたわけではなく、単にそばを引き上げるのを忘れて、そのままお湯にそばが放置され、そばがやわらかくふやけてしまったのを、どうするか悩んでゼリーに固めた話です。昨年の今頃は、ゼラチンでなく、粉寒天にハマっていました。

まずは、お湯からそばだけをざるでよりわけました。そば湯はそのままコップにあけて飲みました。
めんつゆをお湯で割り、そこにゼラチンを溶かして、ゼラチン入りめんつゆを作りました。

そのゼラチン入りめんつゆの中に、やわらかくゆでてあったほうれん草を細かく切って入れました。

そのゼラチンとほうれん草入りめんつゆの中に、ふやけたそばを入れて、冷蔵庫で固めました。

固まったら切り分けて、刻みのりをかけてみました。

食べてみると、やわらかいふやけたそばが、ゼリーと相性もよく、つめたくおいしく飲み込みやすいそばゼリーになりました。
口の中では、めんつゆとそばの味がよくからまって、いい感じです。

そこで気づきました。私はたまたま脳脊髄液減少症の物忘れの症状で、そばをふやかしてしまったあげく苦し紛れにこれを作ったのだけど、これはもしかして、そばをすするとむせるような嚥下障害がある人、または脳脊髄液減少症で喉に食べ物が通りにくい感じがあって苦しい人には食べやすい「そば」になるかも?と。

スプーンですくってもぐもぐつるん、もぐもぐと、吸い込まずに食べられるし、すすらないからむせにくいし、それなりにそばの味はするし、脳梗塞後などで飲み込みに障害がある高齢者にもいいかも?と思いました。

夏場の食欲が落ちた時にも、つめたいゼリーで固めるとのど越しがよく食べやすいと思います。

失敗は成功のもと、とはよくいったものです。
脳脊髄液減少症の私は一見元気そうですが、片付けができなかったり、書類作成が自分でしにくかったり、複雑な工程の料理ができなくなったり、TPOに合わせた服装が苦手だったり、年齢相当のお付き合いができなかったり、あいさつを忘れたり、物忘れで失敗を繰り返したりと、脳の機能不全とはいえ、その結果の「自分の至らなさ」に落ち込むことも多いのです。

しかし、落ち込んでばかりもいられないので、失敗もプラスに変えて、楽しく生きることを心がけています。

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自己紹介

lily

脳脊髄液減少症のサバイバーです。私が生きているうちに「原因不明」「異常なし」「精神的なもの」とされたり、何かすでに別の病名がついている人たちの中に、脳脊髄液減少症が隠れている可能性について、広く社会に伝えたいと思っています。

「脳脊髄液減少症を知っていますか」

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