2020/07/04
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最近よく見る“尿漏れパット”のテレビCM
今、「軽い尿漏れ」の尿漏れパットのCMテレビで流れました。
私が中学生のころは(かなり大昔)、「生理パット」のテレビCMすら見た覚えもないし、トイレや便器のCMもテレビで見た記憶がありません。第一そのころは生理用のものを「ナプキン」なんてオシャレな言い方もしていなかったような気がします。たしか「パット」と言っていました。
そういう時代でした。
もちろん、大人用紙おむつのCMなんか、私が子供のころなんてテレビで流れているのを見た覚えがありません。
それが、今、各社、競うように、大人用紙おむつ、尿漏れパットのテレビCMを流しています。
興味のある方は、どんなCMか、見てみてください。
このCMの中で言っている「専用の物以外の物を代用している。」という表現は、つまり「生理用のナプキン」を「尿漏れ用に代用している。」ということでしょうか?
何も、そんな遠回しに言わずとも、はっきり言えばいいのに、と思いました。
別に「生理用ナプキンを尿漏れ用に代用している。」ことは恥ずかしいことではないと思います。私も代用してましたし今も時々してます。代用品としては便利です。
ただ、血液と尿は質が違うし、一度に出る量も時間も血液はじわじわだし、尿漏れは急だから、水分の質が違うし、ナプキンが受け止めるも違うから、それぞれ専用のパットの方がいいですよ、的な説明をして、吸収剤の違いなどをきちんとアピールした方がいいと思うんです。
でも、この手のデリケートな問題の商品のCMは、遠回しの表現、やんわり表現が多くて、かえって、企業側が何が言いたいのかわかりにくいCMが多いと思います。
はっきりと、「尿漏れ用のパットは、生理用と違って、一度にたくさん尿が出てしまっても、受け止められます。」とか「薄い、少量の尿漏れ用もあります。」「一晩で何度も尿が出てしまう人用に、大量の尿を何回かまで受け止めらえる、大容量のパットや大人用紙おむつもあります。」とかもっと詳しく説明してほしいと思っています。
少子化で、子供用、赤ちゃん用の紙おむつの市場はどんどん小さくなっていくことでしょう。
紙おむつメーカーはだんだんと、主流を大人用紙おむつに、シフトしていくのも自然の流れでしょう。
であるならば、もっと「紙おむつ」や「尿取りパット」について、オープンに話せるような、「人間の生理現象」として、はっきりとした言葉で自由に語り合えるような、そんな社会になってほしいと思います。
そうすることで、利用者の声もどんどん企業に上がってきて、よりよい商品開発につながり、利益も上がってくることでしょう。
脊髄損傷などで若くして車いすになり、紙おむつを使っている車いすの方は、その使用感など紙おむつメーカーに伝えているかもしれず、それをメーカーも参考にしていることでしょう。
しかし、尿崩症状態になったり、切迫性尿失禁状態になったり、過活動膀胱状態になったり、さまざまな症状で、症状が固定しない脳脊髄液減少症患者の紙オムツの使用感などは、企業にはおそらく届いていないことでしょう。
だから、私がそのうち、いろいろ意見をここに書いて届けたいと思っています。
今は体調がすぐれず、すぐには「使用感のレビュー記事」は書けませんが、いつか必ず!。